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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY原油市場>
ユーロドルの大幅上昇がサポートとなり、89ドル台の高値を更新しています。NY原油11月限は前日比2.07ドル高の89.47で引けました。米連邦準備制度は米国経済強化のため、利下げを実施するだろうとの見方により投機買いも進みました。世界石油消費は暖房需要のため今後増加が見込まれており、冬を向かえるにあたり、一部ではOPEC増産が望まれています。


<NY貴金属市場>
本日は原油の続伸や、ユーロが対ドルで史上最高値を更新したことを受け、NY金は堅調に推移しました。銀やプラチナも連れ高となっています。原油高によるインフレ懸念もサポートとなりました。金12月は6.4ドル高の768.7、銀12月は5.3セント高の1380.3、プラチナ1月は9.4ドル高の1447.6で引けました。依然ドルの地合いは弱く、金のサポートとなっているものの、テクニカル的には目先の下落を示しているとの指摘もあります。


<シカゴ穀物市場>
大豆はNY原油の連日の高値更新に追随して大豆オイル主導で、軒並み高で始まり、その後も値を伸ばしました。大豆11月限は17.25セント高の991.5で引けました。週間輸出成約は77万トンと予想レンジの下限近くでしたが、大豆オイルの成約は2.64万トンと予想を大きく上回る好調ぶりでした。

コーンはドル安に加えて堅調な輸出成約とエネルギー価格の高騰を背景に値を伸ばし、10/2以来の高値を更新しました。コーン12月限は前日比9.25セント高の367.25で引けました。週間輸出成約は見通しを大きく上回る185.2万トン、累計出荷はUSDA年間見通しに達する43.1%となっています。米中西部の降雨により収穫は遅れていますが、輸出需要最低限のレベルは保たれています。


<NYコーヒー市場>
ブラジルコーヒー地帯で降雨観測があり、来週にかけてもさらに降雨予報が出ていることから、大きく下押される動きとなりました。コーヒー12月限は4.15セント安の125.40で引けました。ストップロスを巻き込んだファンド売りが活発に見られたようです。


<米市場総評>
バンクオブアメリカの巨額損失のニュースなど、住宅市場の悪化を避けるため、今月末の利下げの期待が広がる中、米債券市場は続伸、為替市場ではドルは全面安となり、米株式市場は軟調ながらも下値は限定的でした。ドル安より商品市場全般は堅調で、NY原油、金、シカゴ穀物市場は上昇しましたが、ブラジルでの降雨見通しよりNYコーヒーは大きく下落しました。
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<国内石油市場>
国内石油市場は総じて反発です。原油は、NY原油が下落したものの、前日の下げに対する買い戻しの動きから反発しました。製品も前日の急落に対する反動から反発して上伸しました。前日比は、ガソリンが540~700円高。灯油が450~710円高。原油が20円安~440円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み反発です。金はNY堅調を引き継いで小反発で始まりました。その後はドル建て現物相場の急伸を背景に一時は軒並み20円を越える上昇となりましたが、後場に入って上げ一服となりました。銀もNY高や金堅調を背景に反発しました。引けの前日比は、金が14~20円高、金ミニが17~19円高、銀が1.0~8.5円高です。

白金系貴金属(PGM)は、軒並み急反発です。白金はNY高から高寄りし、現物相場の上伸に期近が追随し、3ケタ高になったことに支援され一段高です。期近10、12月限は3ケタ高を維持しましたが、先限は前引け値より、やや上げ幅を縮小して陽線引けしました。10、12月限が一代高値を更新です。パラジウムは期先中心に反発し、期先2本が1400円台を回復しました。後場は小動きで終始。引けの前日比は、白金が68~124円高、パラジウムが7~15円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、まちまちです。Non大豆は先限を除いて続落するも、一般大豆の期近と期中は反発しました。前場は、シカゴ夜間取引が反発したことから、前日の急落相場に対する売込み警戒から買い戻しが優勢となって軒並み急反発しましたが、後場になって夜間取引が伸び悩むと利食い売りなどが優勢となって大きく値を削る展開となりました。前日比は、Non-GMO大豆が840円安~70円高、一般大豆は170円安~410円高です。

東京コーンは総じて反発です。為替が1ドル=116円台半ばで小動きとなるなか、17日のシカゴ安で寄り付きは総じて軟調でしたが、シカゴの夜間取引が上伸したことで、その後はおおむね戻す展開となりました。結局、期近1月限を除く5限月がプラス引けしました。前日比は、400円安~400円高です。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ同水準の116円半ばで取引されています。週末の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を控え、引き続きアジア株を手掛かりとしたポジション調整の動きがみられました。中国の上海総合株指数が弱含んでいますが、インドのSENSEX指数<.BSESN> が前日よりも落ち着きを取り戻していることや、堅調な日経平均を受け午後の取引では主要通貨買い/円売りが進んでいます。
<NY原油市場>
トルコ議会の武力制圧承認のニュースで一時89ドルまで上昇しましたが、NY原油、ガソリン、灯油各在庫が増加したとエネルギー省が発表した事で7日連続上昇に歯止めをかけました。NY原油11月限は前日比0.21ドル安の87.40で引けました。トルコが1年以内に更に制圧軍を増やす計画もあり、今後の価格の上昇が消費者にとってどの様な影響を与えるのか懸念されています。


<NY貴金属市場>
ダウが軟調に推移するも、序盤堅調に推移したユーロドルの影響を受け、NY金は小幅ながら堅調に推移しました。依然としてドル安やインフレ懸念もサポートとなっているようです。銀やプラチナも連れ高となっています。また、南アフリカの鉱山での事故が材料視され、プラチナが買われました。金12月は0.3ドル高の762.3、銀12月は9.2セント高の1375.0、プラチナ1月は15.8ドル高の1438.2で引けました。


<シカゴ穀物市場>
大豆は前日に続いて軟調に始まり、一時はプラスサイドを試すも、先週にかけての上昇に対する買われ過ぎ感もあり上値重い動きとなりました。大豆11月限は3.25セント安の974.25で引けました。NY原油が一時高値を更新したことから、大豆オイルも23年来の高値を更新したものの、NY原油のその後の軟化によりシカゴ大豆も軟化しました。

コーンは先週からの急激な買われ過ぎや、収穫時期の需要低下が噂される事から軟調に推移しました。コーン12月限は前日比2.5セント安の358.0で引けました。来週にかけ、西部コーンベルトやアイオワ州での降雨が予想されている為、収穫作業に大幅な遅れが懸念されています。韓国は非遺伝子組換えコーン4.5万トンを購入し、フィリピンは年末前に20万トンのコーン入札を検討中です。USDAは日本へ10万5664トンの輸出成約を発表しました。


<NYコーヒー市場>
ブラジル降雨見通しより今週は大きく下げたものの、降雨による土壌水分の改善がどれだけなのか関心が集まる中、総じて堅調に推移しました。コーヒー12月限は1.40セント高の129.55で引けました。為替市場でのドル安もサポート要因となりました。


<米市場総評>
今週に入って米住宅市場の低迷がさらに悪化、長引くとの見方より米株式市場は上値の重い動きとなり、一方為替市場ではドルは下落、米債券市場は急上昇となりました。NY原油は一時89ドルまで到達するなど、連日の高値更新となり、90ドルにあと一歩に迫り、シカゴ穀物市場は調整の動きより軟調でした。
<国内石油市場>
国内石油市場は急反落です。原油は、NY原油の大幅続伸を受けて高寄りしたものの、その後は円高などにより利食い売りに押されて下げに転じました。製品は円高や前日の急伸に対するから安寄りして、一時引き締まりを見せましたが、円高や多少品が全面安となった流れを受けて値を崩しました。前場にはガソリンの先限、灯油の全限月、原油の5限月が一代高値を更新しました。前日比は、ガソリンが1680~1100円安。灯油が1150~350円安。原油が890~200円安です。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み急落です。金はNY安を引き継いで反落して始まりました。その後はインド株の急落を嫌気した円高やドル建て現物相場の大幅下落を背景に下げ幅を大幅に拡大しました。銀もNY安や金急落を背景に大幅続落となり、後場には先限を含む3本がストップ安まで売り込まれました。引けの前日比は、金が56~50円安、金ミニが62~48円安、銀が18.0~13.3円安です。

白金系貴金属(PGM)は、総じて大幅続落です。白金はNY小幅安、円高から売り先行で寄り付きました。前場は下げ渋ったものの、後場は一段安なりました。ドル建て現物相場の下落に加え、アジア株がほぼ全面安となったことや、テク二カル要因から下げ足を速めました。白金は期中からストップ安をつけ、終盤には期先もストップ安をつけました。当限は104円安。パラジウムも貴金属相場全体の下げで期先も1400円割れとなりました。引けの前日比は、白金が104~100円安、パラジウムが38~29円安です。


<国内穀物市場>
国内大豆は、軒並み急反落です。Non大豆は、値幅制限から外れている当限を除いてストップ1000円安に張り付き、制限値幅が拡大されている一般大豆の下げ幅が軒並み1000円を超えました。円高とシカゴ高に安寄りしましたが、場中にはさらに円高に振れたことから悲観人気に傾きました。前日比は、Non-GMO大豆が1550~1000円安、一般大豆は1490~1210円安です。

東京コーンも急反落です。為替が1ドル=116円台前半まで円高に振れるなか、16日のシカゴで期近の主要限月が下落したことに圧迫され、期近が崩れたことで全体の下げ幅が大きくなりました。前日比は、650~500円安です。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から下落の116円前半で取引されています。市場では、インドの証券当局が海外投資家の投資抑制につながる規制案を発表したことで、株安地合いが強まる可能性があるとの観測が浮上、インド株が意識されました。その後インド財務相が、資本流入規制策について、現時点では資本流入を抑制することが重要などとコメントし、これを受けて日経平均株価がやや戻され、ドル/円も小幅上昇しました。ただ、先行き不透明感から、もみあいが続いているようです。
<NY原油市場>
イラク北部のクルド兵襲撃の懸念と原油出荷の混乱を背景に本日も続伸しました。NY原油11月限は前日比1.48ドル高の87.61で引けました。OPECは暖房需要ハイシーズンに向けて11/1より50万バレル増の供給に合意しました。明日にでもトルコ議会でイラク北部侵略の承認が降りるとの見方もあり、先行きは不透明です。明日のエネルギー省レポートではNY原油在庫の増加見通しが出ているようです。


<NY貴金属市場>
NY金は原油の上昇に追随する形で上昇するも、為替市場でユーロドルが軟調に推移していることから上値も抑えられ、小幅ながらマイナスで取引を終了しています。利益確定の動きも見られたようです。銀やプラチナも連れ安となりました。依然としてドルの行方が最大の焦点となっており、G7での為替についての言及が注目されます。金12月は0.2ドル安の762.0、銀12月は19.7セント安の1365.8、プラチナ1月は1ドル安の1422.4で引けました。


<シカゴ穀物市場>
大豆はNY原油の上昇より高寄りが予想されていたものの、軟調に寄付き、その後は一段安となり、上値の重い展開となりました。大豆11月限は9.5セント安の977.5で引けました。中西部での降雨により収穫遅れの懸念も出ているものの、米株式市場が不安定なことよりファンド売りが出た模様です。

コーンはEUが米国からコーンを輸入するのはだいぶ先になる見通しや投機的な手仕舞い売りを背景に朝方から売りが活発になりました。コーン12月限は前日比1.5セント安の360.5で引けました。アイオワ州北西部とサウスダコタ州南東部のコーンで病原菌が確認されたニュースにより下値は限られました。


<NYコーヒー市場>
ブラジルでの降雨見通しを背景に、前日の急落に追随して軟調な動きとなりました。コーヒー12月限は1.90セント安の128.15で引けました。米グリーンコーヒー協会によると、9月度の在庫は前月比9800袋増の567万袋と伝えられました。


<米市場総評>
米住宅産業の不振が長引く懸念が広がり、米株式市場は続落し、為替市場ではキャリートレードの手仕舞いが広がり、円は主要通貨に対して堅調でした。イラク北部へのトルコ軍進出の懸念よりNY原油は連日の高値更新となり、ブラジルでの降雨見通しよりNYコーヒーは続落、シカゴ大豆は反落しました。
<国内石油市場>
東京石油市場は軒並み急伸しました。原油は、NY原油が大幅高となり、史上最高値を更新したことで、買い優勢で推移しました。製品も原油の急騰を受けて、売り方の買い戻しなどが進んで急伸しました。ガソリンの期先2本、灯油・原油の全限月が一代高値を更新しました。前日比は、ガソリンが790~1400円高。灯油が1280~1640円高。原油が940~1770円高です。


<国内貴金属市場>
金が2ケタ続伸、銀は反落も下げ幅縮小です。金は前場では円堅調やドル建て現物相場の下落に圧迫されて軒並み2ケタ反落となりましたが、後場にはドル建て現物相場の切り返しに追随して軒並み2ケタ高となり、全限月が一代高値を更新しました。銀はNY安を引き継いで反落しましたが、後場に下げ幅を縮小しました。引けの前日比は、金が20~25円高、金ミニが12~23円高、銀が3.6~0.1円安です。

白金系貴金属(PGM)は、白金が総じて小反落し、パラジウムは軒並み反落しました。白金はNY高となったものの、総じて小安く寄り付き、軟調に推移しました。当限を除き2けた安で前場を終えましたが、後場に入り、金がプラスサイドに反転したのにつられ、下げ幅を縮小し、当限は19円高で引けました。パラジウムは2けた安から抜け出せず終始しました。引けの前日比は、白金が19円安~19円高、パラジウムが31~18円安です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、Non大豆12月限の上昇幅が押さえられたものの、他の限月は拡大ストップ1500円高を含み、1000円を超える大幅続伸となりました。利食い売りで前場2節までは反落する限月が目立ちましたが、その後は押し目買い人気に傾き、全限が一代高値を更新して、さらに上値を伸ばしました。前日比は、東京Non-GMO大豆が10~1460円高、一般大豆は新甫10月限を除いて1290~1500円高でした。

東京コーンは続伸です。為替が1ドル=117円台前半でやや円高に振れるなか、週明けのシカゴが大幅続伸したことに支援されて始まりました。途中軟化する場面もありましたが、後場には再び大きく戻す展開となりました。新甫11月限を含めて全限月が一代高値を更新しました。前日比は、270~400円高。新甫11月限は発会値から270円高の3万1210円でした。


<外国為替市場>
ドル/円 116.75/80円   ユーロ/ドル 1.4167/69ドル

 ユーロ/円 165.43/48円

午後5時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から円高が進み116円後半で取引されています。日中から株安などを手掛かりに円は底堅い動きが続き、夕方の取引では日本の財務省幹部の発言をきっかけに海外勢の円買いが強まりました。ドル/円は日中の高値から1円超、ユーロ/円は2円超の急速な円高となりました。7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を今週末に控え、ポジション調整の円買い戻しが入りやすいとの声が複数出ているようです。
<国内石油市場>
東京石油市場は油種間でまちまちでした。原油は続伸し、製品は軒並み安です。原油価格は、ドル・円相場が円安に振れたことや、NY原油が続伸したことを受けて買いが先行しましたが、その後は売り圧力に押されました。製品も原油高と円安から上昇して寄り付きましたが、ガソリンが現物市場の軟化を受けて値を削ったことから、全般に利食い売りに押されました。ガソリン3月限、灯油・原油の全限月が一代高値を更新しました。前営業日比は、ガソリンが640~280円安。灯油が130~40円安。原油が130~330円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み続伸です。金はNY安となりましたが、円安や場中のドル建て現物相場の上昇を背景に一段高となり先限ベースで84年10月以来の高値を更新しました。銀も金一段高などに追随して続伸し、先限ベースで6月20日以来の高値をつけました。引けの前営業日比は、金が37~44円高、金ミニが19~49円高、銀が5.6~9.1円高です。

白金系貴金属(PGM)は、軒並み続伸。白金はNY安となったもの、ドル建て現物相場の上昇や、円安、テク二カル要因から大幅高となりました。後場に入っても高値圏から崩れず、大幅高の状態が続き、終盤から引けにかけ一段高となりました。2月限はストップ高の100円高で引け、期中から期先にかけてもそれに近い状態で引けました。パラジウムは白金高に支援され、しっかりした展開でした。白金は全限月が一代高値を更新し、先限が上場来高値をつけました。引けの前営業日比は、白金が65~100円高、パラジウムが6~17円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、ストップ高を含む大幅続伸です。需給報告を受けたシカゴの修正が浅押しにとどまったことや、一般大豆10月限が急騰納会したことから踏み上げ相場となりました。また後場に夜間取引が反発して、さらに上値を伸ばす限月も目立ちました。両銘柄とも全限月が一代高値を更新しました。前営業日比は、東京Non-GMO大豆が値幅制限の外れている10月限2720円高を除いて590~1000円高、一般大豆は前日比2900円高で高納会した10月限を除きストップ1000円高でした。

東京コーンは大幅高です。為替が1ドル=117円台半ばまで円安に振れるなか、12日のシカゴが反発したことに支援されました。加えて、海上運賃の高騰を背景にして期近11月限が急伸納会となったことで、全体の上げ幅が拡大しました。値幅制限が500円の1月限と3月限が終日ストップ高に張り付きました。全限月が一代高値を更新するなか、納会した期近と先限がそれぞれ上場来の高値を更新しました。期近11月限は1620円の3万5160円で納会しました。前営業日比は、期近11月限を除き、500~780円高です。


<外国為替市場>
午後5時過ぎのドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点より小幅上昇の117円後半で取引されています。EBSデータによると、一時117.83円を付け、約2カ月ぶりドル高/円安水準となりました。午前中は輸出企業によるドル売りなどで上値の重い展開でしたが、夕方にかけて、アジア株全般に堅調だったことが好感され、主要通貨買い/円売りとなっています。
<シカゴ穀物市場>
大豆はUSDAレポートでは米産大豆の推定収量は25.98億ブッシェルと事前予想の26.48億ブッシェルを下回ったことから、高寄りで始まったものの、その後は上値続かず、後半にかけては軟調に推移しました。大豆11月限は4.75セント安の976.75で引けました。期末在庫が予想を下回る一方、世界大豆の期末が上方修正され、小麦が急落したことなども圧迫要因となりました。

コーンは推定収量が予想を下回り、中国での生産減少より需給引締めとの見方より強気に推移しました。コーン12月限は前日比7.25セント高の351.0で引けました。週間輸出成約は見通しを遥かに上回る231万9千トンでした。USDAは供給を下方修正し、飼料用コーンを1億5千万ブッシェル、エタノール用コーンを1億ブッシェルとしました。世界期末在庫は前年、前月を上回る1億1036万トンとなっています。


<NYコーヒー市場>
11月オプションの納会を前に、一時は140セントを越える動きもあったものの、同水準では抵抗にぶつかりました。コーヒー12月限は1.05セント高の139.30で引けました。ブラジルでは来週も乾燥見通しが出ており、事態は次第に深刻化しています。


<NY原油市場>
トルコ軍がクルド民族反政府組織のイラク北部侵略を制圧する懸念や予想外の在庫減少で、市場は一時84.05ドルまで上昇しました。NY原油11月限は前日比0.61ドル高の83.69で引けました。原油在庫は3週間振りの減少で3億2010万バレルとなっています。OPECの増産見通しによりマーケットは沈静化するとの意見もありますが、テクニカル面では強気との見方もあり、目先は不透明です。


<NY貴金属市場>
本日は堅調に推移した株式市場や、高値を更新した原油がサポートとなったものの、ドルが比較的堅調に推移したことから利益確定の動きが見られ、NY金は軟調に推移しました。銀やプラチナも週末のポジション調整に絡む利益確定の動きから、マイナスで取引を終了しています。金12月は2.9ドル安の753.8、銀12月は8.2セント安の1390.3、プラチナ1月は6.2ドル安の1414.2で引けました。


<米市場総評>
米小売売上高は0.6%と事前予想を上回ったことなどから、米株式市場は前日の急反発の動きとなり、為替市場ではドルはユーロ、円に対して上昇しました。NY原油はトルコのイラク北部への進出懸念より当限ベースでは史上高値を更新。USDAレポートよりオレンジジュースが急伸、シカゴコーンは反発、小麦は急反落となりました。
<国内石油市場>
東京石油市場は原油・灯油が続伸し、ガソリンは小幅まちまちでした。原油は、NY原油が大幅続伸したことから買いが先行しました。ただ、高寄り後は利食い売りに押されて上げ幅を削りました。製品は原油高や前日の強地合いから高寄りしたものの、ガソリンは現物安などが圧迫材料となり上げ幅を大きく削りました。灯油は利食い売りに押される場面もありましたが、その後持ち直して大幅高で引けました。ガソリンの期先2本、灯油の5限月、原油の全限月が一代高値を更新しました。また、原油当限が期近ベースでの上場来高値を更新しました。前日比は、ガソリンが80円安~170円高。灯油が520~730円高。原油が280~560円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み続伸です。金はNY高を引き継いで全限が一代高値を更新して寄り付きましたが、その後は場中のドル建て現物相場の下落などに圧迫されて上げ幅を削りました。銀もNY高を引き継いで続伸しましたが、金の上げ幅縮小などに圧迫されました。引けの前日比は、金が3~13円高、金ミニが4~23円高、銀が2.5~5.6円高です。

白金系貴金属(PGM)は、続伸です。白金はNY急伸を受けて買い優勢で始まり、当限・先限ベースでの上場来高値を更新しました。ただその後は金の上げ一服を背景に利食い売りなどが出て上げ幅を縮小し、一部限月がマイナスサイドに転じる場面も見られました。パラジウムもNY高を受けて高寄りしましたが、序盤の買いが一巡すると上げ幅を縮小しました。引けの前日比は、白金が11~49円高、パラジウムが10~19円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、期近主導で軒並み続伸しました。前場は夜間取引が反落したことから、期先が反落する場面もありましたが、夜間取引の下落一服が確認されると、後場は利食い売り一巡から期近主導でじり高となり、結局軒並み続伸して引けました。前日比は、東京Non-GMO大豆が150~900円高、一般大豆は180~1060円高です。

東京コーンはまちまちの展開です。為替が1ドル=117円台前半で小動きとなるなか、11日のシカゴが反落したことが圧迫要因となりましたが、期近は海上運賃がさらに高騰していることに支援されて、期近2限月が一代高値を更新しました。期近11月限は期近ベースでの過去最高値の更新が続いています。前日比は、290円安~770円高です。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円高の117円前半で取引されています。前日の米株安を受けて日経平均株価を含むアジア株が軟調展開となったことを受けて、株安で投資家がリスク回避姿勢を強めれば、売り込まれた円に買い戻しが強まる可能性があるとの見方から、円が底堅い動きとなりました。
<NY石油市場>
週間在庫レポートでの予想外の在庫減少のレポートや、ドル安がサポート要因となり、NY原油11月限は今月になって初めて83ドルを越え、前日比1.75ドル高の83.05で引けました。世界40%の石油生産をするOPECは、エネルギー価格の高騰で世界経済が低迷するのを懸念し石油生産を促進しています。


<NY貴金属市場>
為替市場でのユーロ高ドル安の動きを受け、NY金は堅調に推移しました。テクニカルによる買いと、長期的な投資目的の買いがあったようです。また、原油高やインフレ懸念もサポートとなりました。銀やプラチナもそれぞれ大幅続伸となっています。金12月は10.7ドル高の756.7、銀12月は31.7セント高の1398.5、プラチナ1月は22.4ドル高の1420.4で引けました。


<シカゴ穀物市場>
大豆は明日のUSDAレポートにて収穫面積の下方修正の見通し、為替市場でのドル安、NY原油の急伸に追随した大豆オイルの上昇がサポートとなり、続伸しました。大豆11月限は13.25セント高の981.5で引けました。仕向先不明の13万トンの輸出成約はキャンセルされたと伝えられましたが、あまり材料視されませんでした。

コーンは堅調な大豆市場とNY原油、金属、ドル安の影響を受け、寄り付き後は一時上昇しましたが、明日発表のUSDAレポートを前に期末在庫のポジション調整や収穫の進行が圧力となり軟調に推移しました。コーン12月限は前日比3.5セント安の343.75で引けました。イスラエルは米コーン10万トンとコーン製品4万トンを購入する一方、USDAは10万3632トンの米コーンを日本へ売却したと伝えました。 


<NYコーヒー市場>
ブラジルでの長引く乾燥懸念より投機買いが膨らみ、大幅上昇となりました。同国では今週末には少量の降雨が予想されていますが、依然として十分な量ではないようです。コーヒー12月限は4.85セント高の138.25で引けました。明日は11月オプションの最終取引日で140を意識した動きとなりそうです。 


<米市場総評>
米貿易収支は-576億ドルと事前予想よりも良かったことから、米株式市場は朝方は上昇、しかし午後にかけてはナスダック主導で軟調な動きとなり、為替市場でも全般的にクロス円が上昇しながらも、ドルを買い戻す動きも見られました。明日のUSDAレポートを前にシカゴ大豆は上昇、小麦はストップ高となる一方、コーンは下落、NYコーヒーはブラジルの乾燥懸念より急上昇となりました。 
<国内石油市場>
東京石油市場は大幅続伸です。原油は、NY原油の大幅高を背景に買いが先行して、その後は円相場の弱含みなどから一段高となりました。製品も原油高や前日の強地合いを引き継ぎ大幅高となりました。ガソリン先限、灯油と原油の5限月が一代高値を更新しました。前日比は、ガソリンが150~1150円高。灯油が1150~1530円高。原油が670~930円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、大幅続伸です。シカゴ大豆が10日、大幅続伸して戻り売り地合いを脱したため買い気を強めました。夜間取引が伸び悩んで、前引けにかけて上値を削る場面もありましたが、後場は売り手控えられてこの日の高値で陽線引けする限月が目立ちました。両銘柄合わせて期先7限月が一代高値更新しました。前日比は、東京Non-GMO大豆が710~1370円高、一般大豆は990~1500円高です。

東京コーンは大幅続伸です。為替が1ドル=117円台前半で小動きとなるなか、10日のシカゴが続伸したことや、海上運賃が急伸して過去最高値を更新していることで、期近から噴き上げる展開となりました。値幅制限が外れている期近11月限は4ケタ高となり、一代高値を更新するとともに期近ベースでの上場来高値を更新しました。また、1月限と3月限がストップ高で引けました。前日比は、500~1080円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み続伸です。金の前場はドル建て現物相場の上げ一服に圧迫されて反落しましたが、後場には円軟調やドル建て現物相場のジリ高に支援されてプラスサイドに切り返し、全限が一代高値を更新しました。銀も金次第の動きとなり、前場はまちまちも後場には軒並み上昇しました。引けの前日比は、金が12~14円高、金ミニが9~17円高、銀が1.9~4.6円高です。

白金系貴金属(PGM)は、続伸です。白金はNY高を受けて買い優勢で始まると、後場の金上昇などに支援されて一段高となり、当限・先限ベースでの上場来高値を更新しました。パラジウムもNY高を受けて続伸しました。引けの前日比は、白金が47~62円高、パラジウムが25~38円高です。


<外国為替市場> 17時時点
ドル/円 117.23/28円   ユーロ/ドル 1.4195/00ドル

 ユーロ/円 166.43/48円

午後5時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ変わらずの117円前半で取引されています。米国の利下げ観測後退や米株の上昇が金融市場での信用収縮問題の一巡感につながり、円が売られやすい流れが続いています。円売りはクロス円で先行しており、ユーロ/円は一時166.54円まで上昇し、2カ月半ぶり円安水準を更新しました。
<国内石油市場>
東京石油市場は急反発しました。原油は、ドル・円相場が小動きとなる中、NY原油が急反発したことで買い優勢で推移しました。製品も原油高を背景に買いが先行して、後場に入ると一段高となりました。前日比は、ガソリンが1030~1880円高。灯油が1140~1760円高。原油が560~1090円高でした。


<国内穀物市場>
東京大豆は、一般大豆の10月当限を除いて、ストップ高を含み軒並み急反発しました。9日のシカゴ大豆が急反発したことを受けて軒並み高寄りして、その後利食い売りに上値を削る場面もありましたが、夜間取引で先週後半の戻り高値更新をうかがう上値指向が続いたことから、大引けにかけ一段高となりました。前日比は、東京Non-GMO大豆が800~1000円高、一般大豆は変わらず~1000円高でした。

東京コーンは大幅続伸です。為替が1ドル=117円台前半で小動きとなるなか、9日のシカゴが上伸したことや、前日の騰勢を引き継いで期近から大幅高となりました。1月限が拡大ストップ高で引け、期先は高寄り後に上げ幅を削る場面も見られましたが、後場は再び盛り返しました。前日比は、310~750円高でした。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み反発。金はNY高を引き継いで軒並み急反発で寄り付き、全限が一代高値を更新しました。後場には場中のドル建て現物相場の上昇にも支援されて上値を伸ばし、先限ベースで85年4月以来の高値をつけました。銀もNY高や金の急伸に追随して全限が500円の大台を回復するなど、軒並み2ケタ反発となりました。引けの前日比は、金が39~44円高、金ミニが32~53円高、銀が12.6~13.4円高です。

白金系貴金属(PGM)は、反発です。白金は円相場が小動きとなるなか、NY高を受けて買い優勢で始まりました。その後は株価の上げ一服に上値を抑えられましたが、金や原油の堅調に支援されて後場で上値を伸ばし、先限ベースで7月24日以来の高値を付けました。パラジウムもNY高を受けて反発しました。引けの前日比は、白金が60~78円高、パラジウムが11~19円高です。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円安の117円前半で取引されています。日中は主要通貨がともにもみあいとなりましたが、前日に発表された9月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて米国の利下げ観測が後退したことで、 市場では投資家のリスク回避姿勢が改善し、円キャリートレードが再び活発化するとの見方が出てきています。
<NY原油市場>
為替市場でのユーロの上昇がサポートとなり、NY原油は80ドルの大台を回復しました。原油11月限は1.24ドル高の80.26で引けました。米景気の先行きについて見方は分かれているものの、旺盛な需要が見込まれています。今週後半にかけての気温低下の見通しもサポートとなりました。


<NY貴金属市場>
FOMC議事録を前にドル売りが先行したことや、原油高を受けNY金は反発上昇しました。現物市場での買いもサポートとなったようです。銀やプラチナも堅調に推移しました。金12月は4.4ドル高の743.1、銀12月は22.3セント高の1358.3、プラチナ1月は6.4ドル高の1379.6で引けました。依然としてドルの地合いは弱く、金の戻し局面での買い意欲は強いようです。


<シカゴ穀物市場>
大豆は前日は先週末に観測された少量の降雨ニュースより大きく下押されたものの、依然として乾燥懸念は払拭されておらず、本日は急反発の動きとなりました。大豆11月限は24.75セント高の950.25で引けました。マレーシアのパームオイルの急上昇もサポートとなりました。

コーンはテクニカル的な売られ過ぎ感より高寄りで始まり、その後も買い戻しが進み堅調に推移しました。コーン12月限は前日比2.75セント高の342.5で引けました。台湾は中国産飼料の輸入制限を一時中断しましたが、中国側は今期輸出の供給は限定するとしています。週間輸出検証は見通し内の4220万ブッシェルでした。


<NYコーヒー市場>
依然としてブラジルでの乾燥懸念が続いているものの、最近のラリー続かず、後半にかけてはストップロスを次々に巻き込んで大幅下落となりました。コーヒー12月限は5.00セント安の133.75で引けました。テクニカル的に140セントが強力な抵抗と見られ、これを突破できなかったことから、投機売りが広がった模様です。


<米市場総評>
FOMC議事録では米景気後退への懸念という文字はなく、これがはやされ米株式市場は急伸、為替市場ではドルは軟調でした。前日とは一転して、商品市場全般は堅調な動きとなり、NY原油、金、シカゴ大豆の上昇が目立つ一方、NYコーヒーはこれまでのラリーが続かず、急反落となりました。
<国内石油市場>
東京石油市場は軒並み急落しまし。原油は、ドル・円相場が円安に振れたものの、NY原油が急落したことを受けて大幅安となりました。製品も原油安を受けて急落しました。いずれも前場では、場中の円高進行や夜間取引の軟化から一段安となりましたが、後場に入ると売り一巡感から安値圏でのもみ合いとなりました。前営業日比は、ガソリンが1510~1380円安。灯油が1770~1160円安。原油が1070~720円安でした。



<国内穀物市場>
東京大豆は、軒並み安でした。シカゴが続落して10月に入っての安値を更新したことを受けて、両銘柄とも3限月ずつストップ安を売られる軒並み急落寄り付きとなりました。その後は、夜間取引高や円安一服などで、Non大豆を中心に下げ幅を縮小しましたが、後場には利食い売りなどにまた上値を削る限月が目立ちました。前営業日比は、東京Non-GMO大豆が740~340円安、一般大豆は1170~460円安でした。

東京コーンは大幅続伸でした。為替が1ドル=117円台前半まで円安に振れたものの、国内連休中のシカゴは軟調で、この日の夜間取引も小幅高にとどまっているため急伸する材料はなかったものの、売り方大手の商社のまとまった買い戻しがはやされて大幅高となりました。大引けでは1月限、3月限、5月限がストップ高まで急伸しました。前営業日比は、610~980円高でした。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み反落しました。金は円安などを背景に総じて小幅続伸で寄り付きましたが、その後は場中のドル建て現物相場の下落や円安一服を背景にマイナスサイドに転落しました。銀も金軟調に追随して反落し、一時は全限が500円の大台を割り込みました。引けの前営業日比は、金が6~4円安、金ミニが10~4円安、銀が6.7~3.4円安でした。

白金系貴金属(PGM)は、反落。白金はNY安と円安を受けてまちまちで始まりました。その後は円安一服に加え、金軟調につられて地合いを緩め、軒並みマイナスサイドに転じました。パラジウムはNY安を受けて序盤から売り優勢となりました。引けの前営業日比は、白金が20~7円安、パラジウムが33~22円安でした。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円高の117円前半で取引されています。予想を上回る9月米雇用統計を受けてドルは前日海外市場で2カ月ぶり円安水準をつけましたたが、連休明けの東京市場では輸出企業など実需筋の円買いに押され、ドル/円、クロス円ともに上値の重い展開となりました。
<NY原油市場>
為替市場でのドル高、米中西部、北東部にかけての平年を大きく上回る温暖天候などを受けて、大幅下落となりました。NY原油11月限は2.20ドル安の79.02で引けました。昨年閉鎖されたナイジェリアのシェル石油基地が操業を再開しそうな見通し、ハリケーンシーズンの終わりが近いことなども圧迫要因となりました。


<NY貴金属市場>
本日は祝日でマーケットへの参加者が少ない状況を狙った、利益確定の動きや、ドルが買われたことを背景に、NY金は軟調に推移しました。銀やプラチナも連れ安となっています。また、原油の下落もネガティブ材料となったようです。金12月は8.5ドル安の738.7、銀12月は13.0セント安の1336.0、プラチナ1月は14.6セント安の1373.2で引けました。


<シカゴ穀物市場>
大豆は先週末にブラジルにて乾燥した一部の地域で降雨が観測されたことを受け、軒並み安で始まり、軟調に推移しました。大豆11月限は15.0セント安の925.5で引けました。先週末の取組明細レポートでのファンドが大量に買い越していること、NY原油が急落したことなども圧迫材料となりました。

コーンは寄り付きは投機家の手仕舞い売りに押され、9/7以来の安値をつけたものの、その後は下げ渋り、コーン12月限は2.5セント安の339.75で引けました。小麦と大豆の下落や、弱気なエネルギー、金属市場も兼ね合って圧迫しました。中国でコーンの生産見通しに変動がない事や、今週のUSDA穀物生産レポートで弱気見通しが出ていますが、本日は全般的に様子見ムードだったようです。 


<NYコーヒー市場>
電子取引では139.90まで上昇したものの、140セントを大台を超えられず、その後は堅調ながらも上値重い商状となりました。コーヒー12月限は1.75セント高の138.75で引けました。ブラジルコーヒー地帯では、向こう10日間は乾燥との見通しが出ており、天候相場はさらに続きそうです。


<米市場総評>
コロンバスデーによりマーケットは薄商いが目立ち、米株式市場は反落、為替市場では先週末より一転してドルは堅調な動きとなりました。米債券市場は休場。商品市場ではドル高を受けてNY原油、金、穀物市場などの下落が目立ち、ブラジルでの乾燥見通しよりNYコーヒーは堅調でした。
<NY原油市場>
前日の急伸に対する調整の動きが広がり、軟調に推移しました。米雇用統計が予想より若干良かったことも上値を重くしたようです。原油11月限は0.22ドル安の81.22で引けました。来週の在庫レポートでは原油在庫の増加も見込まれており、短期的には上値重いとの見方が出ています。


<NY貴金属市場>
米雇用統計の好結果によるドル高を受け、NY金は下落するも、その後の中銀によるユーロ買いを背景に反発し上下の動きをしながら、プラスで取引を終えました。銀はやや軟調、プラチナは金に連れ高となりました。雇用統計が良かったことから、インフレ懸念も金のサポートになっているようです。金12月は3.4ドル高の747.20、銀12月は1.0セント安の1349.0、プラチナ1月は9.4ドル高の1387.8で引けました。


<シカゴ穀物市場>
大豆は今週は全般的にブラジルでの乾燥懸念がサポートとなり、堅調な動きとなりましたが、本日は週末を前にポジション調整の動きが進み、急反落となりました。大豆11月限は13.75セント安の940.5で引けました。小麦の下落も圧迫要因となりました。ブラジルでは来週後半に降雨の可能性があるとも伝えられています。

コーンは来週金曜に発表予定のUSDAレポートでは弱気見通しが出ているものの、今週全般の下げ基調に対する調整より小動きとなりました。コーン12月限は前日比変わらずの342.25で引けました。韓国が米国産コーン14.7万トン買付けたとのニュースもサポートとなりました。


<NYコーヒー市場>
ブラジルでは来週後半にかけては少量の見通しが出ているものの、依然として乾燥状態を緩和するには不十分との見方より、投機、ファンド買いが活発に見られて上昇しました。コーヒー12月限は1.80セント高の137.0で引けました。目先は138~140を試しそうです。 


<米市場総評>
9月度の米就業者数は11.0万人増、8月は前回の4千人減より8.9万人増と大幅に改定されたことを受けて、米株式市場は上昇、これに伴い為替市場ではクロス円が上昇、特にカナダドル、豪ドルの上昇も目立ちました。利下げ見通しの後退より米債券市場は急落。ブラジル乾燥懸念よりNYコーヒーは上昇。
<国内石油市場>
東京石油市場は大幅高で引けました。原油は、ドル・円相場が小動きとなったものの、NY原油が急反発して81ドル台まで急反発したことから大幅高となりました。製品も原油高や現物市場の堅調を背景に大幅上昇しましたが、原油・製品ともに3連休を控えての手じまい売りから後場に入り上げ幅を削りました。前日比は、ガソリンが850~1230円高。灯油が1090~1390円高。原油が1010~1350円高。


<国内穀物市場>
東京大豆は、一般大豆は続伸も、Non大豆は期近続伸・期先小反落とまちまちでした。前引けに一般大豆の12月限が一段高を買われ、逆ザヤ高思惑から、一時はNon大豆も含めて軒並み大幅続伸となりました。しかし、その後は週末玉整理に上値を削り、Non大豆は期先が小反落して引けました。前日比は、東京Non-GMO大豆が100円安~430円高、一般大豆は60~880円高となりました。

東京コーンは総じて続伸しました。為替が1ドル=116円台半ばまで小動きとなるなか、4日のシカゴが続落したことで軟調に始まりましたが、期近11月限が急伸したことに全体が支えられて、1月限を除きプラスサイドで引けました。期近11月限は後場に3万円台を再び回復して、3万0290円まで上値を伸ばしました。前日比は、20円安~600円高となりました。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み反発しました。円相場が小動きとなる中、NY高を引き継いで2商品とも反発しましたが、寄り付き後は3連休を前にした手じまい売りなどに圧迫されて伸び悩みました。引けの前日比は、金が35~40円高、金ミニが37~39円高、銀が1.3~9.4円高でした。

白金系貴金属(PGM)は、軒並み上昇。白金はNY高を受けて買い優勢で始まりました。その後は連休前の利食い売りに押される場面も見られましたが、金や原油の堅調に支援されて後場で地合いを引き締めました。パラジウムはNY高を受けて続伸し、先限ベースで8月9日以来の高値1406円を付けました。引けの前日比は、白金が36~85円高、パラジウムが43~55円高となりました。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ同水準の116円半ばで取引されています。午後に入ってからも9月米雇用統計の発表待ちで取り引きそのものが薄かったようですが、午後3時前からクロス円を中心としたポジション調整が入り、ドル/円にも波及したとみられています。
<NY原油市場>
前日の在庫レポートではガソリンや留出油在庫の減少が伝えられ、投機買いが目立ち大幅上昇となりました。原油11月限は1.50 セント高の81.44で引けました。明日の雇用統計統計が好調であれば、さらなる上昇を見込む向きもあります。


<NY貴金属市場>
為替市場でのドル安ユーロ高を受け、NY金は堅調に推移しました。原油が堅調に推移したこともサポートとなり、銀やプラチナも連れ高となりました。ファンド筋による買いも上昇の背景にあるようです。金12月は8.1ドル高の743.8、銀12月は3.0セント高の1350.0、プラチナ1月は9.5ドル高の1378.4で引けました。また、明日は雇用統計を控え、ドルの行方が注目されます。


<シカゴ穀物市場>
大豆は前日に続いてブラジルでの乾燥懸念がサポートとなり、堅調な動きとなりました。大豆11月限は3.25セント高の954.25で引けました。小麦の急反落より上値は限られました。週間輸出成約は66.6万トンの予想範囲内でした。NY原油の急伸より大豆オイルも堅調でした。

コーンは週間輸出成約は115万トンの好調だったことから、堅調に始まったものの、その後は小麦の急落に追随して軟化しました。コーン12月限は2.25セント安の342.25で引けました。来週のUSDAレポートを控え、推定収量の上方修正の見通しが引続き上値を重くしました。


<NYコーヒー市場>
ロンドン高を受けて一時は137セント台と10ヶ月ぶりの高値となったものの、その後は利益確定売りなどに押されて軟化しました。コーヒー12月限は0.65セント安の135.20で引けました。134セント以下では投機買いによるサポートも見られました。


<米市場総評>
明日の米雇用統計の発表を前に様子見ムードが広がる中、米株式市場は小動きとなり、一方為替市場では弱気の米経済指標よりドルは軟調でした。ブラジルでの乾燥懸念よりオレンジジュースが急伸、またシカゴ大豆も続伸しましたが、NYコーヒーは高値警戒より軟調でした。
<国内石油市場>
東京石油市場は製品が総じて続伸し、原油は総じて軟調でした。原油は、NY原油の続落と円安という強弱材料が交錯する中、期先中心に軟調な動きでした。製品や原油安から安寄りしたものの、昨日上伸した流れを引き継いで切り返しましたが、後場に入ると上値重く推移しました。前日比は、ガソリンが100円安~570円高。灯油が80~410円高。原油が270円安~20円高でした。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み下落しました。金はNY安を背景に軟調に始まったあと、場中のドル建て現物相場の下落に圧迫されて後場に下げ幅を拡大しました。銀はNY堅調を背景に前場はまちまちとなりましたが、金下落などを嫌気した売り物に圧迫されて軒並みマイナスサイドに転落し、全限が500円の大台を割り込みました。引けの前日比は、金が21~16円安、金ミニが25~12円安、銀が4.8~0.2円安でした。

白金系貴金属(PGM)は白金が総じて反落し、パラジウムは反発しました。白金はNY高や円安を受けて買い優勢で始まりましたが、その後は金軟調につられて地合いを緩め、後場に入ると、軒並みマイナスサイドに転じました。ただ終盤にかけて下げ一服となり、期先2本がプラスサイドで引けました。パラジウムはNY高を受けて反発しました。引けの前日比は、白金が32円安~14円高、パラジウムが27~47円高でした。


<国内穀物市場>
東京大豆は、軒並み反発しました。シカゴの反発と円急落を受けて、期近主導で軒並み反発して寄り付きました。その後は一時上げ幅を削るも、シカゴ夜間取引が前日上値抵抗を試す堅調な相場付きに、後場は期先からじり高となって陽線引けする限月が目立ちました。前日比は、東京Non-GMO大豆が440~990円高、一般大豆は120~1140円高でした。

東京コーンは反発しました。為替が1ドル=116円台半ばまで円安に振れるなか、3日のシカゴが反落したものの、前日の夜間取引とほぼ同水準で引けて、この日の夜間取引が上伸していることで、堅調な展開となりました。買い越しファンドの大量の投げが出ましたがそれを吸収する形で、売り方の利食いの買い戻しが入りました。前日比は、100~630円高でした。


<外国為替市場> 3時時点
ドル/円 116.45/50円   ユーロ/ドル 1.4085/90ドル
 ユーロ/円 164.07/11円

午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円安の116円半ばで取引されています。一部でBOEの利下げに圧力が強まっていると報じられたのをきっかけに、英ポンド/円が下落するなど、午後に入ってからはクロス円を中心に円買いの地合いになりました。今日の欧州中銀(ECB)理事会や9月米雇用統計発表を控え、ポジション調整が取り引きの中心となっているようです。
<NY石油市場>
最近の売られ過ぎ感より底堅い動きとなったものの、原油在庫が110万バレル増と伝えられ、再び80ドルの大台を割込む動きとなりました。原油11月限は0.11ドル安の79.94で引けました。季節的に下げ易く、短期的には調整入りとの見方もあり、来月のOPEC増産も控えており、当面上値は限られそうです。


<NY貴金属市場>
米住宅市場への楽観的な見方から、ドルの利下げの可能性が減少したことを背景にドルが買われ、ユーロが軟調に推移したことからNY金は軟調に推移しました。銀はプラス、プラチナは昨日の大きな戻しの場面では買い意欲が強く、依然として堅調に推移しています。また金のファンダメンタル自体は強いので調整は短期的なものになるとの見方です。金12月は0.6ドル安の735.7、銀12月は2.0ドル高の1347.0、プラチナ1月は13.9ドル高の1368.9で引けました。


<シカゴ穀物市場>
大豆は前日の急落に追随して朝方は軟調でしたが、その後小麦が底堅い動きとなり、大豆もプラスに転じました。大豆11月限は7.25セント高の951.0で引けました。ブラジルでは来週にかけても高温乾燥の見通しが出ており、作付けに支障が出そうなことがサポートとなりました。

コーンは大豆、小麦高にも関わらず、前日のストップ安に追随して終始上値の重い動きとなりました。コーン12月限は4.25セント安の344.5で引けました。中西部では降雨が観測され、収穫遅れの懸念もありますが、再び温暖乾燥になるとの見通しより天候面では大きな不安はなさそうです。 


<NYコーヒー市場>
コーヒー樹木の開花時期に入っているブラジルでの乾燥懸念が続いており、9ヶ月ぶりの高値を探る動きとなりました。コーヒー12月限は1.55セント高の135.85で引けました。同国のコーヒー産地では向こう10日間は乾燥するとの見通しです。


<米市場総評>
サービス業ISM指数は予想よりもやや良かったものの、今週初めの急上昇に対する調整より米株式市場は軟調に推移、一方為替市場ではドルは続伸、これを受けてNY金は小幅続落となりました。NY原油は在庫増加レポートより引続き上値重く、前日急落したシカゴ穀物市場は小麦の反発に伴い、底堅い動きとなりました。
<国内石油市場>
国内石油市場は軒並み反発しました。原油は、ドル・円相場が円安に振れたことや、NY原油が夜間取引で強含みとなったことから上昇しました。製品は円安と原油高から高寄りすると、その後は前日までの急落の反動で買い戻しが進んで大幅高となりました。前日比は、ガソリンが700~890円高。灯油が940~1080円高。原油が110~350円高でした。


<国内貴金属市場>
金はは総じて反発し、銀ままちまちでした。金はNY安を引き継いで2ケタ続落で始まりましたが、その後は場中のドル建て現物相場の上昇などに支援されて軒並みプラスサイドに切り返しました。銀もNY安を背景に売り先行しましたが、期先2本がプラスサイドに転じてまちまちとなりました。引けの前日比は、金が変わらず~4円高、金ミニが17円安~10円高、銀が2.9円安~3.1円高でした。

白金系貴金属(PGM)は白金が反発し、パラジウムは反落しました。白金はNY急落を受けて売り優勢で始まり、軟調となりました。しかし、後場に入ると、株高などを背景に地合いを引き締め、軒並みプラスサイドを回復しました。パラジウムはNY安を受けて売り優勢で始まったのちに、他の貴金属の反発につられて一部限月がプラスサイドに転じる場面も見られました。引けの前日比は、白金が29~39円高、パラジウムが23~1円安でした。


<国内穀物市場>
東京大豆は、一般大豆の10月当限を除いてストップ安に売られました。2日のシカゴ大豆が一時ストップ安(50セント)まで売られる急落となり、その後の夜間取引でも下値を探ったことからストップ安に張り付きました。値幅制限から外れている一般大豆10月限は1300円安で寄り付きましたが、その後は810円安まで戻して陽線引けしています。前日比は、東京Non-GMO大豆が軒並み1000円安、一般大豆は1000~810円安でした。

東京コーンは大幅続落しました。為替が1ドル=115円台後半とやや円安に振れているものの、2日のシカゴが軒並みストップ安の急落となったことで、値幅制限が外れている期近11月限を除き寄り付きから終日ストップ安に張り付く展開となりました。前日比は、800~500円安でした。


<外国為替市場>   15時時点
ドル/円 115.79/84円   ユーロ/ドル 1.4156/61ドル
 ユーロ/円 163.95/03円

午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円安の115円後半で取引されています。午前の取引では前日に大きく調整したクロス円が反発しましたが、午後に入って値動きは一巡し、主要通貨はもみあいとなりました。
<NY原油市場>
ドルが対ユーロで上昇し、NY金などの商品市場全般の下落も影響して、NY原油は3日続落となりました。一時79ドルを割込んだものの、下値では投機買いに支えられ、原油11月限は0.19ドル安の80.05で引けました。明日の在庫レポートでは原油は60万バレル減少の見通しです。


<NY貴金属市場>
為替市場でドルが買われ、ユーロが軟調に推移していることから、NY金は大幅急落しました。銀や白金も大幅に下落しています。ストップロスや、ファンドによる売りが入ったことも下落の背景にあるようです。また、自動車メーカーのマツダが白金の使用量を大幅に削減できる技術を開発した、とのニュースも白金の下落要因になりました。金12月は17.8ドル安の736.3、銀12月は40.5セント安の1345.0、白金1月は46.2ドル安の1355.0で引けました。


<シカゴ穀物市場>
大豆はNY金や原油の急落、ドル高を受け軒並み安で始まった後もストップロスの売りが発動し、一時はストップ安をつけるなど大幅下落となりました。大豆11月限は47.75セント安の943.75で引けました。収穫が始まり、ハーベストプレッシャーが本格化していることも圧迫要因となりました。

コーンは来週発表予定のUSDAレポートでの推定収量の上方修正の見通し、商業筋による大量の現物絡みの売り、他の商品市場の急落などの影響を受けて、値幅制限いっぱいのストップ安に張付きました。コーン12月限は20.0セント安の348.75で引けました。収穫は31%が終了しており、平年の20%を上回っています。


<NYコーヒー市場>
前日の急伸も追随乏しく、135セント付近では抵抗にぶつかり、軟調な動きとなりました。コーヒー12月限は0.55セント安の134.30で引けました。商品市場全般の下落も圧迫要因となった模様です。一方ブラジルでは今週もまとまった降雨の見通しがなく、乾燥懸念が続いています。


<米市場総評>
米住宅販売のさらなる不振が伝えられるも、マーケットの反応は限定的で、米株式市場はまちまち、為替市場ではドルは続伸し、米債券市場も堅調でした。商品市場ではドル高を引き金に急落する市場が目立ち、NY金、シカゴ穀物市場は大幅下落となりましたが、NY原油の下げ幅は限定的でした。
<国内石油市場>
東京石油市場は大幅続落しました。原油は、ドル・円相場が円安に振れたものの、NY原油が大幅続落したことを受けて売り優勢で推移しました。製品は原油安から売りが先行して、その後は円相場の強含みや手じまい売りから一段安となりました。前日比は、ガソリンが1630~1420円安。灯油が1510~550円安。原油が830~680円安となりました。



<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み反落しました。金はNY高と円安を背景に軒並み一代高値を更新して寄り付きましたが、その後はドル建て現物相場の下落に圧迫されて全限月がマイナスサイドに転落して下げ幅を拡大しました。銀も本日の高値で寄り付いた後、ほぼ一本調子で下落し一時は先限を含む5本が500円台を割り込みました。引けの前日比は、金が25~22円安、金ミニが28~6円安、銀が14.1~9.7円安でした。

白金系貴金属(PGM)は白金が急反落し、パラジウムは軒並み上昇しました。白金はNY高と円安を受けて買い優勢で始まり、先限ベースで7月25日以来の高値5099円を付けましたが、その後は金の上げ一服に加え、円高に転じたことを受けて地合いを緩めると、ストップロス・オーダーを巻き込んで急落し、後場で期中以降がストップ安を付けました。パラジウムはNY高を引き継いで軒並み上昇し、約1カ月半ぶりの高値を付けました。引けの前日比は、白金が103~91円安、パラジウムが20~31円高でした。


<国内穀物市場>
東京大豆は、軒並み高でした。Non大豆、一般大豆ともに、期近は前日までの連続ストップ安に対する反動からストップ高を含む急反発となりましたが、期先は夜間取引安や円安一服に伸び悩みました。一般大豆の期先2本が一代高値を更新しました。前日比は、東京Non-GMO大豆が380~1500円高、一般大豆は320~2010円高でした。

東京とうもろこしは大幅続落しました。シカゴの続落にも為替が1ドル=115円台後半まで円安に振れたことで、寄り付きはまちまちとなりましたが、そのあとシカゴの夜間取引の下落や為替の円高傾向で、下げ幅を拡大する展開となりました。とくに後場で一段安となりましたが、大引けでは利食いの買い戻しで、下げ幅をやや縮小しました。前日比は、670~340円安でした。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点からドル安/円高が進み115円前半で取引されています。クロス円を中心に利益確定売りの流れが強まり、ドル/円にも波及しているとみられています。特に、ユーロ/円がきょうの取り引きで1円超下落しました。短期筋の利益確定に加え、4日の欧州中央銀行(ECB)理事会や10月の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を前にユーロ高へのけん制発言が増えてきたことなどが手掛かりとなりました。
<米石油市場>
原油価格に対する石油製品価格差(利益マージン)が11ヶ月ぶりの低水準にあり、本日もこの動きが広がり、製品安が進む中、原油も大きく下押され、80ドルの大台を一時割込みました。原油11月限は1.42ドル安の80.24で引けました。石油製品への需要が減退しているとの指摘がある一方、ドル安によるインフレヘッジとしての需要がサポート視されています。


<NY貴金属市場>
NY金は、米経済低迷の懸念を背景に更なる利下げが必要になるとの見方から、堅調に推移しました。株式市場が200ポイント近く上昇したことや、インフレ懸念もサポートとなったようです。銀は小幅安、プラチナは金に連れ高となっています。目先もドルが下落するとの見方もあり、金の大きなサポートとなっているようです。金12月は4.1ドル高の754.1、銀12月は6.5セント安の1385.5、プラチナ1月は3.0ドル高の1401.2で引けました。


<シカゴ穀物市場>
大豆はブラジルでの乾燥懸念がサポートとなり、堅調な動きとなったものの、上値続かず、後半は伸び悩みました。大豆11月限は0.25セント高の991.5で引けました。週間輸出検証は1115万ブッシェルと予想範囲内でした。先週末の急落がテクニカル的に弱いとの見方はありますが、上昇を続ける小麦がサポートとなっています。

コーンは小麦の上昇に追随して朝方は上値を探ったものの、後半にかけては軟化しました。コーン12月限は4.25セント安の368.75で引けました。週間輸出検証は4299万ブッシェルと予想レンジを上回り、輸出面では好調なものの、供給も当面は十分との見方が上値を重くした模様です。


<NYコーヒー市場>
ブラジルでの乾燥懸念がはやされ、ロンドン市場で急伸し、これに追随してNYコーヒーも急上昇となりました。コーヒー12月限は6.20セント高の134.85で引けました。先週末のブラジルでは予想されていたほどの降雨観測がなく、月初のファンド買いや活発な投機買いが目立ちました。
<国内石油市場>
東京石油市場は急反落しました。原油は、NY原油が急反落したことに円高が加わり、売り優勢となり大幅安となりました。製品も原油安や円高が圧迫材料となって、期先中心に急落しました。東京原油9月限は、前日比30円高の5万3160円で納会しました。前営業日比は、ガソリンが1090~130円安。灯油が1440~670円安。原油は納会した当限を除いて1020~790円安でした。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み続伸しました。金は先週末のNY高を引き継いで続伸して始まった後、場中のドル建て現物相場の上昇に支援されて上値を伸ばし、全限が一代高値を更新すると同時に先限ベースで1985年4月以来の高値を更新しました。銀もNY高や金上値追いに追随して軒並み続伸し、先限ベースで7月25日以来の高値をつけました。引けの前営業日比は、金が25~29円高、金ミニが11~31円高、銀が7.2~9.9円高でした。

白金系貴金属(PGM)は白金が続伸、パラジウムはまちまち。白金はNY高を受けて買い優勢で始まり、先限ベースで7月26日以来の高値5091円を付けました。その後は金の上げ一服が上値を抑えましたが、円高一服が下支え要因となり、堅調に推移しました。パラジウムはNY高を受けて高寄りしましたが、上値が重く、まちまちとなりました。引けの前営業日比は、白金が61~87円高、パラジウムが9円安~17円高でした。


<国内穀物市場>
東京大豆は、両銘柄とも期近がストップ安を含む大幅続落となる一方、期中以降は一般大豆の期中が小反発するなど、期近に比べ下げ渋りました。期近は逆ザヤ高に対する修正安が続きましたが、期中以降は下値警戒からやれやれ買いなどに下げ渋りました。大引けの前営業日比は、東京Non-GMO大豆が1000~330円安、一般大豆は2100円安~190円高でした。

東京とうもろこしは大幅安でした。為替が1ドル=114円台後半まで円高に振れたうえ、28日のシカゴが急反落となったことに圧迫されました。値幅制限が500円となっている1月限と3月限は終日ストップ安に張り付きましたが、値幅制限が800円となっている期先はそれ以上の下げ幅となりました。前営業日比は、760~500円安でした。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前週末前日NY市場の午後5時時点からドル高/円安が進み、115円前半で取引されています。日経平均株価がマイナス圏に下落したのを受け、円はいったん買われましたが、再びプラスになると逆に円売りが進みました。午後は、日銀短観の発表を終え、手掛かり難から株価連動相場の展開でした。今週の欧州中銀(ECB)関連イベントや9月米雇用統計を前に、神経質な値動きとなっています。



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