商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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昨今のサブプライム問題の深刻化に伴い、10月のFOMCでの利下げがほぼ確実視され、これがはやされ米株式市場は急反発となり、米債券市場は軟調、為替市場ではドルは総じて堅調な動きとなりました。テクニカル要因も加わりNY原油は急落、シカゴ穀物市場では大豆は降雨観測により下落、一方小麦は欧州での悪天候より史上高値を更新しました。
<米為替市場> NY株式市場が安定してきており、ダウの上昇に連動してクロス円が上昇しました。ドル円はチャート上の窓埋めを完了し一気に値を伸ばし、現在118.95で推移しています。ユーロドルは調整が続いており軟調に推移し、現在1.3790付近で推移しています。株式市場の安定によりキャリートレード再開との声もありますが、FOMC政策金利を明日に控えマーケットがどう反応するか注目です。 <NY原油> 米国経済の低迷を背景に、石油製品全般の需要が低下するとの懸念から、終日軟調に推移し、7ヶ月ぶりの大幅下落となりました。NY原油9月限終値は前日比3.59ドル安の71.89ドルとなりました。米製油所の稼働率上昇による供給の増加も圧迫要因となりました。また、北海ブレント原油も3.67ドル安の71.08ドルで引けました。 <NY貴金属> 本日は株式市場が安定しており、ドルが反発し堅調に推移していることや原油が下落していることからNY金は軟調に推移しました。銀も連れ安となっています。プラチナはドル反発の影響を受けつつも堅調に推移しました。金12月は1.1ドル安の683.3、銀9月は12.5セント安の1303.3、プラチナ10月は1.0ドル高の1299.0で引けました。 <シカゴ大豆> 週末乾燥した中西部での降雨を受けて天候プレミアムが減少し、2桁台の下落となりました。大豆11月限終値は前日比11.0セント安の850.0となりました。予想以上に降雨があるなど、気候要因が依然として主な変動要因となるなか、原油安による大豆オイルの下落も圧迫要因となりました。テクニカル的にも弱気との見方がある一方、一部の天気予報では乾燥見通しもあり、安引けながらも本日の高値圏での引けです。 <シカゴコーン> 週末に産地で観測された降雨により大豆同様に軒並み安で始まったものの、その後は小麦の高値更新の影響もあり、底堅い動きとなりました。コーン9月限は0.75セント安の325.75で引けました。週間輸出検証は2450万ブッシェルと事前予想レンジを大きく下回ったことが圧迫要因となりました。 <NYコーヒー> 前週末の上昇に対して生産者筋の売りに押されて、全般的には軟調でしたが、引けにかけては投機買いにサポートとされ強含みました。コーヒー9月限は0.75セント高の118.40で引けました。テクニカル的に120セント付近が次の抵抗となりそうです。 PR ![]() ![]() |
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