商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<米為替市場>
S&P社がサブプライムローン債券を格下げする可能性を示唆し、米住宅市場に対しての不安感が意識された事に加え、米小売大手が相次いで業績見通しを引き下げた事がドル売りに貢献しました。また、昼過ぎに行われたバーナンキFRB議長の講演内容が、早期再利上げの可能性減少と受け止められる内容だった為、講演後もドルは売られることとなりました。円は、近い将来に利上げが行われる可能性が出てきたこともあり、キャリートレードの巻き戻しによってドル、ユーロ双方に対して買われました。最終的にドル円は121.70円台、ユーロ円は167.40円近辺、ユーロドルは1.3740台で本日の取引を終了しております。 <NY原油> NY石油市場は、ここ最近の買い材料になっていたナイジェリア武装グループによるイギリス人少女(3歳)誘拐事件に幕が下り、安値水準で終えた前日、本日も序盤からその流れの中で下向いていたものの、その後先週末のカリフォルニア州・テキサス州同様に、インディアナ州でも精製所のメンテナンスが実施されるとのことから投機筋を中心に買いが集まり上昇基調を辿り、結局本日は高値水準で取引を終了しております。7月限は62セント安の72.19ドルで引けました。 <貴金属> COMEX貴金属市場は、前日を高値水準で終え迎えた本日は、前日の勢いが引き続き、序盤から上向く中で、ドル安の影響から買いが集まり上昇基調を辿ると、結局本日は高値水準で取引を終了しております。金7月限は、2ドル高の662.50ドルで引けました。 <シカゴ大豆> シカゴ大豆市場は、この所の上昇トレンドが引き続き、上昇して始まった本日は、アメリカ中西部での乾燥予報を受けて投機筋からの買いが集中し上昇基調を辿り、テクニカル要因からの買いも行われる中、結局本日も高値水準で取引を終了しております。7月限は19セント高の889セントで引けました。 <シカゴコーン> シカゴコーン市場は、前日を安値水準で取引を終え迎えた本日は、アメリカ中西部での乾燥懸念が高まり上向くと、その後大豆市場の高騰影響を受け上昇基調を辿ると、ファンド筋からの買い、更にショートカバーが行われ上げ幅を拡大し、結局本日は高値水準で取引を終了しております。7月限は、5.50セント高の338セントで引けました。 <NYコーヒー> NYコーヒー市場は、特に目立った材料が少ない中、前日に天候の影響はさほど受けないと伝えられながらも、作物のコンディションは良好ではない現状から、買いが集まり上昇基調を辿ると、結局本日は高値水準で取引を終了しております。7月限は、1.45セント高の108.50セントで引けました。 PR
活発な企業活動や好決算見通しを背景に米株式市場は続伸となり、為替市場では主なニュースがなくドルは小動きとなる中、NY金はテクニカル要因主導で続伸、NY原油は高値警戒感などより反落しました。米中西部での目先の良好な天候見通しよりシカゴ穀物市場はまちまち、南部の高温気候よりNYコットンは急上昇しました。
<米為替市場> 明日のバーナンキ議長の証言を前に様子見ムードが広がる中、ドルは小動きとなりました。ドル円は123台前半、ユーロドルは1.36台前半を推移しました。一方、日銀の金利据置きの見通しよりキャリートレードも活発に行われ、特に豪ドル、英ポンド、カナダドルの対円での上昇が目立ちました。 <NY原油> BPの3大製油所など、米製油所が予期せぬ操業停止となる中今後の需要低迷の懸念などより終日軟調に推移し、7日ぶりに下落しました。NY原油8月限は0.62ドル安の72.19ドルで引けました。一方、北海ブレント原油の終値は0.34ドル高の75.96ドルとなり、一時は76.34ドルに達し前年8月以来最高値を付けました。政府による次回の供給レポートは11日発表の予定です。 <NY貴金属> 為替市場でのユーロが堅調だったことや、先週末にかけての上昇に対する追随買いがサポートとなり、NY金は続伸しました。金8月8.1ドル高の662.9、銀9月は7.3セント高の1283.0、プラチナ10月は6.4ドル高の1320.0で引けました。金は662ドル付近でストップロスの買いが広がった模様です。 <シカゴ大豆> 今日と明日、乾燥した米中西部に出ている降雨予報から午前中軟調に推移したものの、午後にかけてはテクニカル要因に支えられた買いが膨らみ、大幅に反発しました。一代高値を付けた大豆8月限は6.25セント高の875.5で引けました。なお、本日発表された週間輸出検証は予想を大きく下回る469万ブッシェルとなりました。 <シカゴコーン> 安寄りで始まり堅調な動きでしたが、今週米中西部に降雨予報と熱波も落ち着く見通しから安引けました。コーン9月限は2.25セント安の339.25で引けました。来週の高気温の緩和予報と西部アイオワ州、東部インディアナ、オハイオ各州での適量の雨量が受粉を促進させるなどのニュースも圧迫要因となりました。週間輸出検証は見通しを大幅に下回る2236万ブッシェルとなっています。 <シカゴ小麦> 冬小麦の収穫に適した良好な天候見通しなどより軟調な動きとなりました。小麦9月限は10.5セント安の595.5で引けました。週間輸出検証は986万ブッシェルと事前予想レンジを下回ったことも圧迫要因となり、投機売りやファンド売りが目立ちました。
米雇用統計はほぼ予想通りの好調ぶりで、米株式市場は上昇、為替市場ではキャリートレードが活発に行われ、円は主要通貨に対して下落、長期金利の上昇により米債券市場は続落しました。全米での天候不安によりシカゴ穀物は上昇、NYコットンは3年来の高値をつけ、NY原油は旺盛な石油需要を背景に10ヶ月ぶりの高値となりました。
<米為替市場> 日本の投資家による世界の好利回り資産への投資が活発となり、円は主要通貨16種類全てに対して下落する動きとなりました。ドル円は123台前半、ユーロ円は168台に到達しました。カナダの雇用統計が好調だったことからカナダドルの上昇も目立ちました。 <NY原油> 武装組織のイギリス人幼女誘拐による緊迫の高まりや、OPECが石油の供給を制限して市場を引き締めていることから堅調に推移しました。NY原油8月限は1.00ドル高の72.81ドルで引けました。ナイジェリアとイラクにおける攻撃が輸出量を減少させた一方で、米国の原油供給量は315万バレル増となったほか、先週の在庫高は1998年5月以来最高を記録しました。 <NY貴金属> ロンドン市場の流れを受けて軟調に始まったものの、その後はユーロが堅調な動きとなり、NY金も反発しました。金4月は4.2ドル高の654.8、銀9月は17.7ドル高の1275.7、プラチナ10月は7.3ドル高の1311.1で引けました。NY原油が10ヶ月ぶりの高値となったことも金のサポートとなりました。 <シカゴ大豆> 週間輸出成約は32.8万トンと事前予想を上回り、また米中西部での天候面での不透明感もサポートとなり、堅調な動きとなりました。大豆8月限は9.25セント高の869.25で引けました。一部では生育は良好との見方もあるものの、全米各地で不安定な天候が続いることが、天候プレミアムの増加となっている模様です。 <シカゴコーン> 輸出関連の動きとエタノールの需要がサポートとなり堅調に推移しました。コーン9月限は前日比9.0セント高の341.5で引けました。民間による2007-08米コーンの推定収量はUSDA見通しを上回りましたが、天候面での不透明感がはやされました。週間米輸出成約は見通しを大幅に上回る195万3700トンとなっています。 <シカゴ小麦> 約10億ブッシェルという民間による冬小麦の推定収量や、週間輸出成約が53万トンと好調だったこと、産地での不安定な天候などがサポートとなり、引けにかけて上昇しました。小麦9限は6.0セント高の610.0で引けました。日本は米国産小麦を6万トン買付けました。 <NYコーヒー> 薄商いとなる中、強気材料乏しく、110セントを割込む動きとなりました。コーヒー9月限は0.65セント安の109.75で引けました。ブラジルの天候は良好で、収穫も56%が終了していると伝えられています。
独立記念日後の米国市場は明日の米雇用統計を前にドルは堅調、サービス業ISM指数の増加より米債券市場は急落する中、米株式市場はまちまちとなりました。全米での高温乾燥懸念よりシカゴ穀物市場は堅調、特に南部でのかんばつの懸念からコットン、小麦の上昇が目立ちました。アフリカ西部で情勢不安よりココアは4年ぶりの高値をつけました。
<米為替市場> ECBが予想通り金利据置きを発表し、当面の利上げもなさそうとのコメントが発表されたことから、ユーロは軟調、英中央銀行は0.25%の利上げを発表しましたが、織込み済みとの見方より英ポンドも軟調でした。ドル円は122台後半、ユーロドルは1.36をはさんだ動きとなりました。明日の米雇用統計を前に調整の動きも進んだ模様です。 <NY原油> 大幅レンジで推移した本日、午前中は一時71.70ドルを下回ったものの、緊迫したナイジェリア情勢を受け、製油所の操業停止などの懸念から反発し10ヶ月ぶりの高値を付けました。NY8月限は0.40ドル高の71.81ドルで引けました。在庫も3.5億バレルと高水準なものの、需要超過の状態や、英国の駐在員の娘がナイジェリアの武装勢力に誘拐されたこともサポートとなりました。 <NY貴金属> 為替市場でのドル高や、生産者筋の売りに押されて、NY金は650ドルを一時割込みました。金8月は4.8ドル安の650.6、銀9月は10.5セント安の1258.0、一方プラチナ10月は9.6ドル高の1303.8で引けました。NY金は今年4月に700ドル突破できなかったことから、その後の調整が続いています。 <シカゴ大豆> 次の新規材料に向けて市場には買いシグナルが出ており、火曜日の利益確定による下落からやや上げ戻しました。大豆8月限は4.25セント高の860.0で引けました。買いの勢いが乏しかったものの、新穀物の供給が制限されるとの見方より底堅い動きでした。独立記念日の祝日明けにより、薄商いとなりました。 <シカゴコーン> 米中西部と東部コーンベルトでの降雨予報で立会い半ばに下押されましたが、ミネソタ州中西部の乾燥地域とネブラスカ州で熱帯気候後に雨量が予想されず、作物への悪影響が懸念されている事から高引けました。コーン9月限は4.0セント高の332.5で引けました。東部コーンベルトでは一部乾燥気流が停滞しています。近日の下落を受け、米コーンの上向きな需要があるとみられています。 <シカゴ小麦> 多量の雨による作物の質と量へダメージを与えるという不安や世界的な需給ひっ迫感、イラクの10万トンの小麦買付けのニュースや、エジプトが11.5万トンの米国産小麦を入札したとのニュースがはやされ大幅高となりました。小麦9月限は21.0セント高の604.0で引けました。 < NYコーヒー> ブラジルでの天候面での不安が当面ないとの見通しより軟調な動きとなりました。コーヒー9月限は0.70セント安の110.40で引けました。テクニカル的には110セントを割込むと107付近が次のサポートと見られています。 明日の独立記念日を前に、全般的にポジションの動きが見られ為替市場ではドルは反発、米債券市場は下落しました。米中西部での降雨見通しよりシカゴコーンは8ヶ月ぶりの安値となり、シカゴ大豆も同様に安引けました。NY原油はガソリン主導で堅調な動きでした |
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