サブプライムローン問題を抱えたカントリーワイドファイナンシャル社の決算報告が予想以上に悪く、米住宅産業の悪化が他の業界へも波及するとの見方が広がり、米株式市場は急落、為替市場ではドルは大幅下落となる中、商品市場ではドル安がサポートとなり、堅調な動きが目立ちました。質への逃避より米債券市場は上昇、米中西部や南部の乾燥懸念よりシカゴ穀物市場、NYコットンも上昇しました。
<米為替市場>
本日はカナダの経済指標が予想を大きく上回るサプライズとなり対ドルで1.0340付近までカナダドルが買われました。ユーロも堅調に推移し、1.3852を付けるなど最高値の更新を続けています。このドル安によりドル円もじわりと下落し、現在は120.40付近を推移しています。今回のカナダの好結果により年内2回の利上げを織り込み始めるなど、もう一段の上昇が期待されています。
<NY原油>
米製油所が燃料を増産する可能性や、OPECが増産に意欲的であるとの見方から、原油は3日目の続落。NY原油9月限は1.35ドル安の73.54ドルで引けました。また、ガソリンの大幅下落にも連れ安となりました。世界の石油供給の40%を占めるOPEC内では、原油の在庫は豊富で、最近の高値は地政学的な理由に拠るとの見方が支配的です。
<NY貴金属>
NY株式市場の下落が目立ちましたが、為替市場でのユーロの上昇がサポートとなりNY金は堅調な動きとなりました。銀も連れ高になりました。金8月は3.3ドル高の684.8、銀9月は11.3セント高の1344.3、プラチナ10月は8.3ドル安の1333.6で引けました。また、ドル安と金のロングポジションの増加により金に対し安心感が出ているようです。
<シカゴ大豆>
昨日引け後に発表された作況レポートでは61%が優良と、前週の62%より低下し、これを受けて小幅ながらも反発する動きとなりました。大豆8月限は4.0セント高の820.25で引けました。米中西部では降雨観測があったものの、広範囲ではなかったことから、一部では土壌水分の不足も懸念されているようです。
<シカゴコーン>
穀物の良好見通しに対し7/22時点で悪化している作況を受け、朝方は買戻しと投機家による新規買いで上昇しましたが、順調に進んだ受粉を背景に売りが広がり上値は限られました。コーン9月限は1.5セント高の311.5で引けました。今週以降の降雨と温暖な天候見通しにより、8月の天候をよそに豊作の予想が出ています。
<NYコーヒー>
為替市場でのドル安が進行したことより、国際商品としてのコーヒーも大幅上昇の動きとなりました。コーヒー9月限は3.40セント高の115.75で引けました。アルゼンチンからの寒波がブラジルにも向かっているとの予報が出ており、産地への被害があるかどうか注目されています。
商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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