商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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サブプライムローン問題や、バーナンキ証言などより米株式市 ドルは全面安となり、米債券市場は反発しました。米中西部での乾燥見通しよりシカゴ穀物市場は反発、NY原油は11ヶ月来の高値を探り、NY貴金属市場も大きく上昇しました。
<米為替市場> 朝方に注目されていた米消費者物価指数はわずかながら予想を上回りドルが買われるも、議会証言での07-08年のGDP見通しが共に下方修正されたことを受け全面ドル売りへと移行しました。現在、ドル円は121.80、ユーロドルは1.38付近での取引です。その他、ニュージーランドドルや豪ドル、ポンドもドルに対して堅調に推移し、目先はドルが売られやすい状況が続きそうです。 <NY原油> 予想に反してガソリン在庫が大幅減少と伝えられ、NY原油も 堅調に推移しました。原油8月限は0.97ドル高の74.99ドルで引けました。ガソリンの輸入は36%減で、3月16日以来の低水準となる一方、供給は224万バレル減となりました。北海ブレント原油9月限の終値は1.27ドル高の76.80ドルです。 <NY貴金属> 為替市場でのドル安が引き金となり金と銀が上昇しました。株式市場が軟調に推移しましたが、原油や他の商品の上昇もサポートとなった様です。プラチナは先週の高値付近のレジスタンスをブレイクし上昇が目立ちました。金8月は7.8ドル高の673.7、銀9月は27.2セント高の1329.0、プラチナ10月は14.6ドル高の1337.2で引けました。 <シカゴ大豆> テクニカル要因により、最近の弱気な天気予報より一転して乾燥見通しが出たことから、反発して寄付きより上昇。午後にかけてもじり高に推移し、大豆8月限は17.5セント高の851.25で引けました。過去数日で90セント下げるなど、売られ過ぎ感もサポートとなった模様です。 <シカゴコーン> 大豆の上昇に追随してコーンも反発しました。コーン9月限は前日比4.5セント高の327.0で引けました。向こう6-10日間予報によると米西部を中心に平年より温暖乾燥が強まるとの見通しです。一方ではアイオワ、イリノイ各州での良好な気候で受粉も順調に進んでいる模様です。 <シカゴ小麦> 向こう数週間の産地での高温乾燥見通しによる品質低下の懸念、シリアが40万トンもの小麦輸出の契約を破棄したとのニュースなどより前日までの続落から一変し大幅高に推移し、小麦9月限は前日比22.25セント高の623.5で引けました。モロッコが25万トンの米国産小麦と9万トンのデュラム小麦を入札するか注目されています。またインドとイラクの入札についても期待されています。 <NYコーヒー> ブラジルでの向こう数週間の天候が乾燥気味と伝えられ、新シーズンの開花への悪影響が懸念され、NYコーヒーは続伸しました。コーヒー9月限は1.35セント高の113.80で引けました。また為替市場でのドル安もサポート要因となりました。 PR ![]() ![]() |
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