商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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一部の好決算、アルコアの買収の噂などより米株式市場は急上昇となり、一方米債券市場はリスク志向の高まりより続落、為替市場では円は主要通貨に対して売られました。強気のUSDAレポートを受けシカゴ大豆は急伸、リーンホッグは中国輸入増加の思惑より一部ストップ高に張り付きました。
<米為替市場> 昨日は日銀が政策金利を0.50%に据え置く事を決定。利上げを主張したのは9人中1人だけだったため、市場の反応は限定的でした。逆に、やや失望感もあり、依然として円売り圧力の強いマーケットが継続され、ドル円は122.50円付近での取引。ただ、米国サブプライム問題は依然として問題視されており、利下げ観測もあることからドルの上値も抑えられています。一方ユーロは、欧州時間に相次いだユーロ高を容認する発言を背景に、ユーロ/ドルで$1.3798、ユーロ/円で168.84円と共に史上最高値を更新する上昇となりました。堅調なユーロ/円が、他のクロス円通貨のサポートとして機能しそうです。 <NY原油> BPが中西部最大の製油機の操業再開を伝えると午前中は下落するものの、午後にかけては戻しました。NY原油8月限は0.07ドル安の72.50ドルで引けました。翌月の生産減少の予測を背景に北海ブレントオイルは続伸し11ヶ月ぶりの高値となる1.01ドル高の76.45ドルを付けました。 <NY貴金属> 為替市場でのユーロが高値を更新したことがサポートされ、テクニカル要因も加わり、NY金は上伸しました。金8月は6.2ドル高の668.3、銀9月は20.5セント高の1318.0、プラチナ10月は14.6ドル高の1330.7で引けました。NY原油が73ドル台に上昇したこと、南アでの労使問題などもはやされました。 <シカゴ大豆> 西部コーンベルトにおける悪天候要因や強気の需給報告を受けて堅調に推移しました。大豆8月限は18.5セント高の914.5で引けました。アイオワやミネソタでは来週乾燥した高温の天気が予報されています。週間輸出検証は18.4万トンと予想レンジ内でした。世界大豆の期末在庫は5187万トンと前回発表の5400万トンより下方修正されました。 <シカゴコーン> 弱気なUSDAニュースにも関わらず、堅調な大豆、小麦市場と西部コーンベルトでの天候懸念がサポートとなり上昇しました。コーン9月限は前日比8.5セント高の351.5で引けました。週間米輸出成約は見通し幅を上回る150.1万トンとなっています。米農務省は仕向先未定のコーン12万トンの成約を発表しました。 <シカゴ小麦> 順調な輸出成約と期待レンジを下回る期末在庫などより堅調な動きとなったものの、テクニカル的な買われ過ぎ感、春小麦の推定収量が予想を上回るなど、後半にかけては伸び悩みました。小麦9月限は0.5セント安の621.5で引けました。世界小麦の推定収量は6.12億トンと先月発表よりやや上方修正されました。 <NYコーヒー> 朝方は一時上値を探ったものの、その後は明日の8月オプション納会を前にポジション調整の動きが広がり、軟化しました。コーヒー9月限は0.45セント安の111.40で引けました。ブラジルでは低温気候が観測されていますが、コーヒー産地での霜の懸念はないと予想されています。 PR ![]() ![]() |
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