商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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これまでのサブプライム問題や、予想を下回る米耐久財受注、新築住宅を受けて米株式市場は急落、為替市場ではキャリートレードの解消より円高が進み、米債券市場は質への逃避より大幅高となりました。米株安に連動して、NY金は大幅続落となり、NY原油は1年ぶりの高値を探るも、高値を維持できず安引けました。
<米為替市場> 本日はNY株式市場が急落しており、リスク回避の為のキャリートレード解消の動きが目立ちました。更に、朝方に発表された米耐久財受注や新築住宅販売件数が予想を下回りドル売りを後押し。ドル円は118.51まで下落し現在118.80、その他の通貨に対しても円が軒並み買われる展開となりました。ユーロドルは1.3740と小動きとなっています。米サブプライム問題が世界に波及していることからリスク回避の動きが当面続きそうです。 <NY原油> 立会い前半堅調に推移し、一時は77.24ドルの高値を付けたものの、原油の価格は上げ過ぎとの見方が広がると11ヶ月ぶりの高値から反落、引けにかけては大幅に下落しました。NY原油9月限は1.08ドル安の74.80ドルで引けました。原油の在庫高は昨年の同時期よりも高いにもかかわらず、価格は通常を10~15ドル上回っているとの声もあり、さらに修正を期待する見方もあります。 <NY貴金属> NY株式市場が400ドル以上下落したことを受け、NY金は急落しました。銀やプラチナも連れ安となっています。米経済の後退の懸念により、インフレに対するヘッジとしての金やその他貴金属の需要が減ったのも要因の一つのようです。中心限月の金12月は11.4ドル安の675.1、銀9月は20セント安の1295.0、プラチナ10月は2.8ドル安の1328.1で引けました。 <シカゴ大豆> 来週にかけて米中西部の特に北東部に出されている、高温で 乾燥した天気予報と強気の小麦市場がサポートとなり、堅調に推移しました。大豆8月限は6.5セント高の821.5で引けました。午後にかけては、小麦に追随して利益確定売りが進み、一時マイナス圏へと転じましたが、引けにかけては大きく回復しました。 <シカゴコーン> 前半は一時株式市場の急落を受けてのファンド売りに押されたものの、その後は来週にかけての産地での高温乾燥見通しがサポートとなり、上昇しました。コーン9月限は6.0セント高の317.5で引けました。週間輸出成約は79.3万トンと予想レンジを下回りました。 <NYこーひー> 今週前半は115セント台に上昇したものの、同水準を維持できず、本日は投機売りやストップロスの売りが発動し、大きく下押されました。コーヒー9月限は2.80セント安の111.40で引けました。ブラジルの気温は今週末にかけて平年を下回る見通しですが、霜の可能性はなさそうと伝えられています。 ![]() ![]() |
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