商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
東京石油市場は原油・灯油が続伸し、ガソリンは小幅まちまちでした。原油は、NY原油が大幅続伸したことから買いが先行しました。ただ、高寄り後は利食い売りに押されて上げ幅を削りました。製品は原油高や前日の強地合いから高寄りしたものの、ガソリンは現物安などが圧迫材料となり上げ幅を大きく削りました。灯油は利食い売りに押される場面もありましたが、その後持ち直して大幅高で引けました。ガソリンの期先2本、灯油の5限月、原油の全限月が一代高値を更新しました。また、原油当限が期近ベースでの上場来高値を更新しました。前日比は、ガソリンが80円安~170円高。灯油が520~730円高。原油が280~560円高です。 <国内貴金属市場> 金・銀は軒並み続伸です。金はNY高を引き継いで全限が一代高値を更新して寄り付きましたが、その後は場中のドル建て現物相場の下落などに圧迫されて上げ幅を削りました。銀もNY高を引き継いで続伸しましたが、金の上げ幅縮小などに圧迫されました。引けの前日比は、金が3~13円高、金ミニが4~23円高、銀が2.5~5.6円高です。 白金系貴金属(PGM)は、続伸です。白金はNY急伸を受けて買い優勢で始まり、当限・先限ベースでの上場来高値を更新しました。ただその後は金の上げ一服を背景に利食い売りなどが出て上げ幅を縮小し、一部限月がマイナスサイドに転じる場面も見られました。パラジウムもNY高を受けて高寄りしましたが、序盤の買いが一巡すると上げ幅を縮小しました。引けの前日比は、白金が11~49円高、パラジウムが10~19円高です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、期近主導で軒並み続伸しました。前場は夜間取引が反落したことから、期先が反落する場面もありましたが、夜間取引の下落一服が確認されると、後場は利食い売り一巡から期近主導でじり高となり、結局軒並み続伸して引けました。前日比は、東京Non-GMO大豆が150~900円高、一般大豆は180~1060円高です。 東京コーンはまちまちの展開です。為替が1ドル=117円台前半で小動きとなるなか、11日のシカゴが反落したことが圧迫要因となりましたが、期近は海上運賃がさらに高騰していることに支援されて、期近2限月が一代高値を更新しました。期近11月限は期近ベースでの過去最高値の更新が続いています。前日比は、290円安~770円高です。 <外国為替市場> 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円高の117円前半で取引されています。前日の米株安を受けて日経平均株価を含むアジア株が軟調展開となったことを受けて、株安で投資家がリスク回避姿勢を強めれば、売り込まれた円に買い戻しが強まる可能性があるとの見方から、円が底堅い動きとなりました。 PR ![]() ![]() |
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