商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
東京石油市場は油種間でまちまちでした。原油は続伸し、製品は軒並み安です。原油価格は、ドル・円相場が円安に振れたことや、NY原油が続伸したことを受けて買いが先行しましたが、その後は売り圧力に押されました。製品も原油高と円安から上昇して寄り付きましたが、ガソリンが現物市場の軟化を受けて値を削ったことから、全般に利食い売りに押されました。ガソリン3月限、灯油・原油の全限月が一代高値を更新しました。前営業日比は、ガソリンが640~280円安。灯油が130~40円安。原油が130~330円高です。 <国内貴金属市場> 金・銀は軒並み続伸です。金はNY安となりましたが、円安や場中のドル建て現物相場の上昇を背景に一段高となり先限ベースで84年10月以来の高値を更新しました。銀も金一段高などに追随して続伸し、先限ベースで6月20日以来の高値をつけました。引けの前営業日比は、金が37~44円高、金ミニが19~49円高、銀が5.6~9.1円高です。 白金系貴金属(PGM)は、軒並み続伸。白金はNY安となったもの、ドル建て現物相場の上昇や、円安、テク二カル要因から大幅高となりました。後場に入っても高値圏から崩れず、大幅高の状態が続き、終盤から引けにかけ一段高となりました。2月限はストップ高の100円高で引け、期中から期先にかけてもそれに近い状態で引けました。パラジウムは白金高に支援され、しっかりした展開でした。白金は全限月が一代高値を更新し、先限が上場来高値をつけました。引けの前営業日比は、白金が65~100円高、パラジウムが6~17円高です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、ストップ高を含む大幅続伸です。需給報告を受けたシカゴの修正が浅押しにとどまったことや、一般大豆10月限が急騰納会したことから踏み上げ相場となりました。また後場に夜間取引が反発して、さらに上値を伸ばす限月も目立ちました。両銘柄とも全限月が一代高値を更新しました。前営業日比は、東京Non-GMO大豆が値幅制限の外れている10月限2720円高を除いて590~1000円高、一般大豆は前日比2900円高で高納会した10月限を除きストップ1000円高でした。 東京コーンは大幅高です。為替が1ドル=117円台半ばまで円安に振れるなか、12日のシカゴが反発したことに支援されました。加えて、海上運賃の高騰を背景にして期近11月限が急伸納会となったことで、全体の上げ幅が拡大しました。値幅制限が500円の1月限と3月限が終日ストップ高に張り付きました。全限月が一代高値を更新するなか、納会した期近と先限がそれぞれ上場来の高値を更新しました。期近11月限は1620円の3万5160円で納会しました。前営業日比は、期近11月限を除き、500~780円高です。 <外国為替市場> 午後5時過ぎのドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点より小幅上昇の117円後半で取引されています。EBSデータによると、一時117.83円を付け、約2カ月ぶりドル高/円安水準となりました。午前中は輸出企業によるドル売りなどで上値の重い展開でしたが、夕方にかけて、アジア株全般に堅調だったことが好感され、主要通貨買い/円売りとなっています。 PR ![]() ![]() |
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