商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は総じて反落です。NY原油の反落や円高に圧迫されるなか、製品は寄り付きは15日の強地合いを引き継いだが、その後はおおむねマイナスサイドに下押されました。ただ、後場に入ると、NY原油の夜間取引が地合いを引き締めたことで戻す展開となり、下げ幅は比較的抑えられました。とくに灯油期近は寒波が支援材料となりました。前営業日比は、ガソリンが420円安~50円高、灯油が420円安~350円高、原油が200円安~30円高です。 <国内貴金属市場> 金、銀は、続落です。金はNY安と円高を受けて売り優勢で始まりました。その後は今夜のNY市場が休場となることから様子見ムードが広がって小動きに終始しました。ただ欧州時間に入ると、ドル建て現物相場の下落につられて一時的に地合いを緩めました。銀もNY安を引き継いで安寄りしたのち、小動きに終始したが、終盤に下げ幅を拡大しました。前営業日比は、金が25~14円安、銀が10.0~5.1円安です。 白金系貴金属(PGM)は、軒並み上昇です。白金は円高となりましたが、NY急伸を受けて買い優勢で始まりました。その後は南アの供給不安から買い戻しが進み、2番限以降がストップ高に張り付き、期近・期先ベースで上場来高値を更新しました。ただ欧州時間に入り、金が地合いを緩めると利食い売りなどが出て上げ一服となりました。パラジウムはNY高を受けて反発し、先限ベースで2002年4月以来の高値を付けました。前営業日比は、白金が172~207円高、パラジウムが15~52円高です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、軒並み急伸です。前週末15日に、シカゴ高に逆行して一般大豆の安納会を受けて利食い売りにより急落していたことに対する反省高となりました。また、Non大豆の臨時増し証拠金解除の可能性が出てきたことから弱気筋の玉整理が先行し、後場に入っても期先主導で上値を伸ばしました。前日比は、Non-GMO大豆が1500~2100円高、一般大豆は発会した2月限を除いて760~1360円高、2月限は発会値より1060円高で引けました。 東京コーンはまちまちです。期近安の期先高の展開で、シカゴ高に小幅な円高と強弱感が交錯するなか、期近は15日の安納会を受けて軟調となり、期先は高値更新で買い意欲が強かったようです。1月限はさらに一代高値を更新して、新甫3月限は先限ベースでの上場来高値を更新しました。大引けの前営業日比は、260円安~250円高、新甫3月限は発会値から260円高の3万8450円です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点から小幅高の108円付近で取引されています。早朝の取引で投機筋の買い仕掛けが入り、ドルは一時108円前半に上昇した後、戻り売りで107円後半に値を戻しました。手掛かり難から午後の取引も値動きはこう着、日中は小動きとなりました。108円台は輸出企業による売りが旺盛との見方が出ています。ただ、夕方に入って、ノーザン・ロック関連で再び材料視され、英ポンドは対ドル、対円で急落し、ドル/円、ユーロ/ドルでドル買いに波及しました。 PR <NY原油市場> 消費者信頼感指数が1992年以来の最低水準にあるとのレポートを受け原油価格は上値重い動きとなりました。NY原油3月限は前日比0.04ドル高の95.50で引けました。OPECは世界の燃料の4分の1を消費するアメリカの景気後退を理由に今年の原油需要の伸び率をマイナス成長と報告しています。先月の総会では供給量を据え置きにしましたが、来月は景気後退による原油需要の減少と在庫増しなどの問題を中心に話し合われる見通しです。 <NY貴金属市場> 本日はドルがやや強含んだことや、今週末は連休となることから利益確定の動きが先行し、NY金は軟調に推移しました。しかしながら、不安が残る金融市場を受け、質への逃避としての金の需要も強いようです。銀は連れ安、プラチナは南アフリカでの電力問題が依然サポートとなり、12日連続で史上高値を更新しています。金4月限は4.7ドル安の906.1、銀3月限は13.7セント安の1711.8、プラチナ4月限は57.8ドル高の2063.7で引けました。 <シカゴ穀物市場> 大豆は夜間取引で史上高値を更新した大豆やパームオイルを背景に高寄りで始まり、その後も堅調な小麦がサポートとなり底堅い動きとなりました。テクニカル的に買われ過ぎとの見方や、ファンドによる積極的な買いが見られないことから、中盤では手仕舞い売りに押されましたが、依然として中国からの強気な需要見通しがサポートとなっており、大豆3月限は5.75セント高の1373.75で引けました。 コーンは南米の順調な天候およびの買われ過ぎとのテクニカル要因や、米景気後退の懸念などより、一時は軟調な動きを見せましたが、小麦、大豆が好調なことに加えファンド買いがサポートとなり午後から堅調に推移しました。コーン3月限は3.75セント高の514.75で引けました。日本は15万2400トン、韓国は11万トンの米産コーンを買付けました。 <国内石油市場> 国内石油市場は総じて上昇です。原油は、NY原油の続伸を背景に買い優勢で推移し、終盤は夜間取引の引き締まりと円相場の弱含みで、堅調に推移しました。製品は期先中心に原油高を映し上伸し、ガソリンは当限安が圧迫要因となり、2番限以降も上げ幅を抑えられました。灯油は気温低下の影響で当限が高く、他限月もつれて上伸しました。NY原油3月限は午後3時半以降、終盤にかけて一時95ドル台前半から半ばまで引き締まりました。前日比は、ガソリンが700円安~360円高、灯油が600~940円高、原油が600~870円高です。 <国内貴金属市場> 金、銀は、反落。金はドル建て現物相場の下落や円小幅高に圧迫されて反落して寄り付いた後、後場中盤までは狭いレンジで小動きとなりました。後場中盤からは1ドル=108円台前半へ円安に振れたことから後場中盤までのレンジを上放れて下げ幅を縮小しましたが、大引け間際に上げ一服となりました。銀もNY安を引き継いで反落しましたが、安値からは戻しました。前日比は、金が18~12円安、銀が8.9~3.8円安です。 白金系貴金属(PGM)は白金が総じて大幅続伸、パラジウムは反落です。白金は前日のストップ高で上げ余地を残していたことから買い優勢で始まりました。その後はドル建て現物相場の上げ一服や円高などを受けて当限が反落しましたが、期先限月は南アの供給不安が支援要因となり、後場で一段高となりました。午後4時前に先限が6700円台を試し、いったん上げ幅縮小も終盤はストップ高まで買われました。先限ベースで上場来高値を更新です。期近は7000円まで買われ、前日の高値と顔合わせしました。パラジウムはNY高となりましたが、ドル建て現物相場の上げ一服と円高を受けて反落し、白金高に支援されたもののマイナスサイドで引けました。前日比は、白金が27~240円高、パラジウムが41~2円安です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、一般大豆がまちまちも、Non大豆は拡大ストップ安を含む急反落となりました。シカゴ急伸を好感して、両銘柄とも拡大ストップ高を含む大幅続伸で寄り付きましたが、シカゴの3連休を控えた玉整理展開から利食い売りに押されるようになり、Non大豆は軒並み急落に転じました。前日比は、Non-GMO大豆が2100~990円安、一般大豆は納会した2月限を除いて540円安~310円高です。 東京コーンは総じて続伸です。円小幅高、3月限安納会となりましたが、2番限以降は弱材料に反応薄く、夜間取引高を映して前日の強地合いを引き継いで3ケタ高を維持しました。納会限月を除く大引けの前営業日比は、140~300円高です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円安の108円付近で取引されています。日中は107円後半でもみあいが続いたものの、引けにかけて日経平均株価が一時プラス圏に転じるなど急速に下げ幅を縮小させたことを受け、外為市場では円が弱含みとなりました。ただ全般は方向感に乏しい動きで、米国の連休を控えて取引量も少なめだったようです。 <NY原油市場> 日本の予想以上の3.7%のプラス指標、中国の過去20年で最速の通貨供給成長、オーストラリア失業率の低下、そして米失業保険受給申請が減少するという発表がサポート要因となり、アメリカ、アジア経済を中心に、世界的な景気先行き不安が和らいだとの見方が強まり、大幅に反発しました。NY原油3月限は前日比2.19ドル高の95.46で引けました。OPECは原油取引通貨を昨年のユーロ高を背景に米ドル以外での通貨取引案を検討しています。 <NY貴金属市場> 原油高がサポートとなるも、NY金は方向感に欠けた動きとなり小幅ながらプラスで取引を終了しました。銀は軟調な株式市場を受け小幅安、プラチナは依然として南アフリカでの電力問題による生産量への懸念が残り続伸、史上高値を再更新しました。金4月限は0.6ドル高の910.8、銀3月限は9.8セント安の1725.5、プラチナ4月限は22.2ドル高の2005.9で引けました。 <シカゴ穀物市場> 大豆は夜間取引での堅調なパームオイルに加え、ブラジルやアルゼンチンでの強気な大豆オイルの現物市場が好感され、大豆は高寄りで始まり、その後もミネアポリス小麦の高騰を受けファンド買いが見られ、大幅上昇となりました。大豆3月限は39.5セント高の1368.0で引けました。大豆の週間輸出成約は33.16万トンと予想を下回っており、大豆ミールとオイルはそれぞれ12.23万トン、2.4万トンと予想通りとなっています。 コーンは他の穀物、そしてエネルギーが好調な動きをみせコーンも追随し堅調に推移しました。コーン3月限は14.0セント高の511.0で引けました。週間輸出成約は、予想範囲内の98万400トンでした。また累積成約は77.6パーセントに達しており過去5年平均57.8パーセントを大きく上回っています。 <国内石油市場> 国内石油市場は軒並み急伸です。原油は、円安とNY原油の反発から買いが先行しました。高寄り後に円相場が強含んだことで前場では上げ幅を削りましたが、その後は夜間取引の上昇で地合いを引き締め、大引けにかけて上昇しました。製品も原油高や円安から期先中心に急伸しました。灯油は当限が前場で在庫の減少観測から買い戻しが進んで大幅高となりましたが、後場に入ると上げ一服となり値を削りました。NY原油3月限は午後3時半以降、93ドル台半ばで推移した後に、93ドル台後半まで上昇しました。前日比は、ガソリンが800~1550円高、灯油が1020~1850円高、原油が550~1220円高です。 <国内貴金属市場> 金、銀は、急反発です。金はドル建て現物相場の上昇と1ドル=108円台の円安を受けて急反発で寄り付きました。その後は円安一服などに圧迫されて伸び悩んだものの、後場中盤からはユーロ高を受けたドル建て現物相場の上昇や円ジリ安を背景に前場の高値を上抜き、先限は3204円まで上値を伸ばしました。銀もNY大幅高と金の上値追いに追随して後場に一段高となり、期中8月限を除いて一代高値を更新しました。前日比は、金が78~85円高、銀が18.8~25.7円高です。 白金系貴金属(PGM)は、白金・パラジウムともにストップ高です。白金はNY急伸と円安を受けて買い優勢で始まり、値幅制限のない当限を除いて終日ストップ高に張り付きました。当限は序盤の買いが一巡すると金の上げ一服につられて後場寄りで一時地合いを弱める場面があったものの、南アの供給不安を背景にすぐさま切り返すと上値追いとなり一時7000円を達成しました。また期近・期先ベースで上場来高値を更新しました。パラジウムもNY高と円安を受けて急反発となり、後場終盤には当限を除いてストップ高に張り付きました。前日比は、白金が240~435円高、パラジウムが78~92円高です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、軒並み急反発です。シカゴ期近の反発と円急落を受けて軒並み反発して寄り付きました。シカゴは夜間取引に入ってもじり高が続いたため、Non大豆の先限から拡大ストップ高を買われるようになり、大引けまでにNon大豆の全限を含む10限月に拡大しました。前日の拡大ストップ安8限月を上回りました。前日比は、Non-GMO大豆が軒並み2100円高、一般大豆は1820~2100円高です。 東京コーンは急反発です。円安、他商品高から高寄りし、夜間取引高から一段高で前場を終えました。後場はあす15日に納会となる期近3月限が1400円以上上昇したため、2番限以降はストップ高まで買われるとそのまま取引を終えました。12月限は一代高値ならびに先限としての上場来高値を更新です。3月限は1500円高の3万3560円で大引けしました。大引けの前日比は、800~1500円高です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ変わらず、108円前半で取引されています。取引レンジは極めて狭く、朝方、一部参加者が107円台を試すドルの売り仕掛けに動いたが失敗に終わり、買い戻しで上昇したものの、108.30円以上の水準には輸出のドル売り需要もあり、もみあいとなっています。 <NY原油市場> 本日発表された米小売売上高が予想外に良かった為、ガソリン需要が増加したとの結果を受け米経済後退の懸念が和らぎ、原油価格は小幅ながらに反発しました。NY原油3月限は前日比0.49ドル高の93.27で引けました。しかしながら、5週連続の在庫増しや、米原油輸入量減などのネガティブなニュースもあり、不安定な状態が続いています。OPECは3月5日の総会で石油需要が減少により、供給量を減らすとの見通しが出ています。 <NY貴金属市場> ドルが強含んだことに加え、株式市場が堅調に推移したことで利益確定や手仕舞い売りが先行し、NY金はやや軟調に推移しました。また、テクニカルによる売りも背景にあったようです。一方、銀は堅調に推移し、プラチナは南アフリカの鉱山への電力供給が、2012年までは90%しか保証できないというニュースがはやされ、史上高値を更新しました。金4月限は0.90ドル安 の910.2、銀3月限は10.3セント高の1735.3、プラチナ4月限は61.9ドル高の1983.7で引けました。 <シカゴ穀物市場> 大豆は夜間取引で弱含んでいた小麦や、ブラジルでの乾燥した気候が圧迫要因となり、大豆は軟調に寄り付きましたが、強気な需要やミネアポリス小麦が90セント高と急伸したことがサポートとなり、底堅く推移しプラス圏を維持しています。大豆3月限は7.50セント高の1328.5で引けました。また、メキシコへの米国産大豆11万トンの成約が伝えられています。 コーンはアルゼンチンでの天候改善、現物市場での引き合いが乏しいことや、シカゴ小麦の大幅続落を背景として軟調な動きとなったものの、ミネアポリス小麦が急伸したことから、下げ幅は限られました。コーン3月限は0.75セント安の497で引けました。明日の輸出成約では強気との見方もあるようです。 <国内石油市場> 国内石油市場は油種間でまちまちです。ガソリン・原油はまちまち、灯油は小じっかりでした。原油は、前場で小高く推移しましたが、後場では夜間取引や円相場の動向を眺めての展開でした。製品はガソリンが当限の軟化を受けて、軟調に推移しましたが大引け近くに引き締まりを見せました。灯油は当限が堅調に推移したことで、底堅い動きとなりました。全体的に薄商いの中、方向感なくもみ合う展開となりました。NY原油3月限は、午前中に93ドル前後で推移して、後場に入ると92ドル台半ばまで下落し、大引けにかけて、92ドル台後半まで引き締まりを見せました。前日比は、ガソリンが370円安~100円高、灯油が10~170円高、原油が40円安~100円高です。 <国内貴金属市場> 金、銀は、急反落です。金はNY安を引き継いで軒並み反落して始まりました。その後は押し目買いなどに支えられて下げ幅を縮小する場面もみられましたが、買い一巡後はインドの金輸入急減を嫌気した手じまい売りや、後場終盤のドル建て現物相場の下落に追随して下げ幅を拡大し、全限月が安値引けとなりました。銀もNY安を引き継いで反落して寄り付くと、その後も利食い売りや金の下げに追随して総じて20円を上回る急落となりました。前日比は、金が87~82円安、銀が22.8~17.2円安です。 白金系貴金属(PGM)は、急落です。白金はNY安を引き継いで売り優勢で始まりました。その後は押し目買いなどに支えられて一部限月がプラスサイドに切り返したものの、買い一巡後は高値警戒感から利食い売りに押され、後場終盤には金の下値追いなどにも圧迫されてさらに下げ幅を拡大しました。パラジウムもNY安を引き継いで反落し、後場終盤には売り物一色となって4・6月限と期先2本の4本がストップ安となりました。前日比は、白金が218~92円安、パラジウムが80~70円安です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、一般大豆2月当限の小反発を除いて急落しました。Non大豆は当限を除く5限月、一般大豆は期先3限月の合計8限月が拡大ストップ安に張り付きました。シカゴの13ドル支持に対する不透明感により、期先から利食い売りに崩れました。前日比は、Non-GMO大豆が2100~2080円安、一般大豆は2月限120円高を除き2100~630円安です。 東京コーンは大幅続落です。為替が1ドル=107円台前半まで円安に振れたものの、12日のシカゴが続落したことや、期近がさらに崩れたことで全体の下げ幅が大きくなりました。期先は前場2節まで下げ渋り模様でしたが、その後は追随して大幅安となりました。大引けの前日比は、550~280円安です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点に比べ小幅円高の107円前半で取引されています。米国債の償還・利払い集中日を今週末に控え、一部国内の大手機関投資家が受け取ったドルを円に替える「円転」需要の高まり、アジア株安などが円買いの背景となりました。 <NY原油市場> 北海原油やナイジェリアのパイプライン障害などマイナス要因もありますが、少なくとも200万バレル在庫が増加するとの予想から、明日の米政府の発表で、5週連続在庫増しとの見方が強まり軟調に推移しました。NY原油3月限は前日比0.81ドル安の92.78で引けました。ベネズエラ国営石油会社の資産凍結問題でアメリカが関与していたと見られ、アメリカへの供給を検討していると報じられています。 <NY貴金属市場> 堅調な株式市場に資金が流れため、ファンドによる売りや利益確定の動きが強まり、NY金は大幅下落となりました。金融市場の不透明感を受け、特にファンドによる金の需要は強気であるものの、世界最大の金消費国であるインドの需要が減少していることも圧迫要因となっているようです。銀やプラチナもそれぞれ連れ安となっています。金4月限は15.6ドル安の911.1、銀3月限は22.0セント安の1725.0、プラチナ4月限は17.6ドル安の1921.8で引けました。 <NY穀物市場> 大豆は本日は高寄りで始まり、その後もブラジルでの降雨が収穫を遅らせていることや、ミネアポリス小麦の高騰により、今後は大豆の作付面積が小麦に充てられるのではとの見方が先行し、底堅く推移していましたが、後半にかけては小麦の急落が圧迫要因となり、上値の重い動きとなりました。一方、エネルギー市場が回復していることで、堅調な大豆オイルもサポートとなりました。大豆3月限は5.0セント安の1321.0で引けました。 コーンは株式、エネルギー市場が回復の動きをみせましたが、小麦市場の暴落を背景としコーンは軟調な動きとなりました。コーン3月限は5.75セント安の497.75で引けました。イスラエルへ5万5000トンの米コーン供給が発表されました。アルゼンチンはコーン生育にとって良好な天候の見通しですが、ブラジルでの雨により収穫が遅れているとの懸念も出ています。 <国内石油市場> 国内石油市場は軒並み急伸です。原油は、ドル・円相場が円高に振れたものの、NY原油が日本市場の連休中に急騰したことから買いが先行しました。製品も原油高を背景に急伸しましたが、その後は夜間取引が下落したこともあり、利食い売りなどに押されて上げ幅を削りました。3油種ともに先限が一代高値を更新しました。NY原油3月限は午後3時半以降、おおむね93ドル台前半でのもみ合いとなりました。朝方からは小幅ながら下落しています。前営業日比は、ガソリンが1250~1870円高、灯油が1770~2040円高、原油が1410~1990円高です。 <国内貴金属市場> 金、銀は、軒並み続伸です。金は国内市場が連休中のNY高を引き継いで軒並み続伸して寄り付くと、前場は高値警戒感から伸び悩みました。しかし後場に入ると円安も加わって前場の高値を上回り、先限は3205円まで上昇して1月29日以来の高値を付けました。銀もNY大幅高を引き継いで全限月が600円の大台に乗せました。午後には踏み上げも加わって一段高となり、先限は609.5円を付けて先限ベースで1984年12月以来の高値をつけました。前営業日比は、金標準が25~35円高、銀が19.3~23.5円高です。 白金系貴金属(PGM)は、大幅続伸です。白金はNY急騰を引き継いで4・6月限がストップ高で寄り付きました。その後は連日の急騰に対する利食い売りに押される場面がみられたものの、後場には再び地合いを引き締め、値幅制限のない当限を除いてストップ高に張り付きました。また、当限は363円高の急騰となり、全限月が上場来高値を更新しました。パラジウムもNY高や白金大幅高に追随して上値を伸ばし、先限は1574円まで上昇し先限ベースで2002年4月以来の高値を付けました。前営業日比は、白金が240~366円高、パラジウムが49~60円高です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点からほぼ変わらず106円後半で取引されています。東京市場では手掛かり難から主要通貨が軒並みこう着です。ドル/円は電子取引のEBSで上下わずか26銭の値動きにとどまりました。日本で前週末に行われた7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)も予想の範囲内との声が大勢で、値動きへの影響は限られました。 <国内穀物市場> 東京大豆は、Non大豆2月当限と一般大豆期近3限月が反落しましたが、他の期先限月は大幅続伸です。Non大豆の期先2本は寄り付きから連続ストップ高に張り付きました。夜間取引が反発し、後場1節までじり高でしたが、大引けにかけ利食い売りに上値を削る限月もありました。前営業日比は、Non-GMO大豆が2月当限の360円安を除いて820~2100円高、一般大豆は1630円安~2000円高です。 東京コーンは総じて反落です。為替が1ドル=106円台後半まで円高に振れたうえ、シカゴが国内連休中の2営業日合計で上伸したものの、急伸した8日の夜間取引と比較して下落していることで、寄り付きから軟調でした。特に期近は断続的にファンドの手じまい売りが出たことで、下げ幅が大きくなりました。一方、期先の下げ幅は限定的で、先限は結局前営業日比変わらずで引けました。なお、先限は後場1節で一代高値をさらに更新しました。大引けの前営業日比は、500円安~変わらずです。 <NY原油市場> 本日のNY市の気温が摂氏マイナス12度ぐらいまで下がり、暖房需要が一時的ながらも急増したことから、NY原油は大幅続伸となりました。また一部の製油所の操業中断のニュースもはやさされました。今年の北米は全般的に暖冬となっており、大幅な在庫取崩しとなっていないことが、上値を抑えているとの指摘もあります。原油3月限は1.82ドル高の93.59で引けました。 <NY貴金属市場> ドルが弱含んだことや、原油の上昇を受けNY金は堅調に推移しました。現在のレベルでの買いポジションに安心感が出てきているようで、目先堅調の見方が多いようです。銀は一代高値を更新、プラチナは世界最大の生産者であるアングロプラチナ社が、2008年の生産量が減少するとの見方を発表し、史上高値を更新するなど大幅上昇となりました。金4月限は4.4ドル高の926.7、銀3月限は36.0セント高の1747.0、プラチナ4月限は55.4ドル高の1939.4で引けました。 <シカゴ穀物市場> 大豆は本日は軟調に寄り付き、その後も夜間取引でのパームオイルの上昇や堅調なエネルギー市場がサポートとなるも、週末の南米の天候が収穫に適していたことがはやされ、利益確定の動きが先行し軟調な推移となりました。また、小麦の急落も圧迫要因となったようです。大豆3月限は13.0セント安の1326.0で引けました。大豆の週間輸出検証は3780万ブッシェルと予想をやや上回る結果となりました。 コーンは小麦の急反落、テクニカル的な買われ過ぎ感や、アルゼンチン、ブラジルでの降雨ニュースなどより軟調な動きとなりました。コーン3月限は4.5セント安の503.5で引けました。週間輸出検証は4066万ブッシェルと事前予想を下回りましたが、依然としてかなりの高いペースとなっています。ファンドによるコーンの買い越しは34.2万枚に増加したと伝えられています。 <NY原油市場> 北海原油の操業支障、ナイジェリアでのパイプライン障害による輸出量の低下見通し、インフレヘッジの投機資金の流入などよりNY原油は3ドル強もの急伸となりました。原油3月限は3.66ドル高の91.77で引けました。米利下げ見通しより、インフレ懸念が出ており、様々な商品への投機資金が入ってきているとの指摘があります。 <NY貴金属市場> 原油高に加え、株式市場に対する不透明感による質への逃避やファンド買いによりNY金は堅調に推移しました。また、ドルが弱含んだこともサポートとなりました。銀は連れ高、プラチナも生産への懸念などがサポートとなり大幅続伸となりました。金4月限は12.3ドル高の922.3、銀3月限は33.5セント高の1711.0、プラチナ4月限は32.6ドル高の1884.0で引けました。 <シカゴ穀物市場> 大豆は本日発表された強気なUSDAレポートを受け31.0セント高と堅調に寄り付き、その後も小麦のストップ高を背景に底堅く推移しましたが、後半にかけては利益確定の売りに押され上げ幅を縮小しました。大豆3月限は7.50セント高の1339.00で引けました。期末在庫は1.6億ブッシェルと前月に比べ1500万ブッシェルの減少となり、大豆の輸出量は1000万ブッシェルの増加となっています。 コーンは小麦が引き続きストップ高に張り付き、コーンも連れ高となりました。コーン3月限は8.5セント高の508.0で引けました。米コーン期末在庫は14.38億ブッシュと前回と変わらずで、期待されていた下方修正ではなかったことがやや弱気との見方が出ていました。またアルゼンチンのコーン生産量は100万トン下方修正されました。同国での天候も落ち着き、天候面での不安は遠退いている模様です。 <NY原油市場> NY原油は、期近が大幅続落です。終値の前日比は、期近2限月が1.32~1.26ドル安、その他の限月は1.24~1.03ドル安です。この日発表された週間在庫統計で、原油・ガソリン在庫が予想を大幅に上回る増加となったことや、ヒーティングオイルを含む留出油在庫が予想外に増加したことを受け、期近は2週間ぶりの安値圏へと値を沈めました。石油製品も大幅続落です。原油同様に在庫増加を嫌気した売りに押され、ヒーティングオイル期近は1月22日以来、改質ガソリン期近が1月24日以来の安値圏へ一段と切り下がりました。 <NY貴金属市場> NY金、銀は急反発です。終値の前日比は金の期近2限月が14.7~14.8ドル高、4月限は14.7ドル高、その他の限月は14.7~15.8ドル高、銀の期近2限月は20.5セント高、その他の限月は19.9~20.6セント高です。金4月限は、ドル高を嫌気し、時間外取引でマイナスに転落しましたが、ドルの反落や原油高をはやした安値拾いの買いが優勢になり、テクニカル買いで前日の高値を抜きました。銀3月限は、ドル高を嫌気した売りが逆指し売りを誘い、時間外取引で前日の安値を下回りましたが、金や銅の反発をはやしてテクニカル買いを誘い、前日の高値を突破しました。 NY白金系貴金属(PGM)は反発です。終値の前日比は、NY白金の期近2限月が33.5ドル高、その他の限月は33.3ドル高、パラジウムは全限0.35ドル高です。白金4月限は、時間外取引で売りが先行しましたが、原油や金の上昇をはやして切り返しました。南アの電力不足による供給不安をはやし、思惑買いで一代高値を更新しました。 <シカゴ穀物市場> 大豆の終値の前日比は、期近2限月が4.50~3.00セント安、その他の限月は22.50セント安~変わらずです。3月限は続落。小麦のストップ高や金の急伸、ブラジル北部の豪雨、需給報告の強気予想をはやし、ストップ高に張り付いて一代高値を更新しましたが、原油の急反落や株価の反落を嫌気し、利食い売りでマイナスに落ち込みました。コーンの終値の前日比は、期近2限月が7.75~7.50セント安、その他の限月は8.50~2.00セント安です。3月限は大幅続落です。小麦・大豆のストップ高や金の急伸をはやし、ファンド買いで一代高値を更新しましたが、ストップ高にとどかず反落に転じたあとは、原油・大豆の急反落やエタノール義務化の延期の噂で急速に値を消しました。 <国内石油市場> 国内石油市場は急反落です。5日のNY原油が大幅安となったことや、為替が1ドル=106円台半ばから前半まで円高に振れたことに圧迫されました。とくに後場に前場の安値を下回ると、大きく崩れる展開となりました。とくに後場後半には、NY原油の夜間取引がさらに一段安となったことで、ガソリン中心に2000円以上急落する限月も見られました。ただ、灯油期近は再び寒波が到来していることや、この日正午に発表された既報の石油連盟の週報で、在庫が減少していたことが好感されて、一時大きくプラスサイドを回復する場面も見られ、引けでも他限月に比べると下げ幅が抑えられました。3銘柄ともに先限が一代安値を更新です。前日比は、ガソリンが2040~1460円安、灯油が1820~440円安、原油が1920~1330円安です。 <国内貴金属市場> 金、銀は軒並み続落です。金はNY安を引き継ぎ大幅安です。後場に入ってドル建て現相場が890ドル台を回復したことから一時下げ幅を縮小しましたが、終盤に円ジリ高、ドル建て現物相場の軟化から下げ幅を拡大しました。銀も金と同様に終盤に下げ幅を拡大し2番限以降は2ケタ安です。前日比は、金が51~45円安、金ミニが51~34円安、銀が15.3~8.1円安です。 白金系貴金属(PGM)は白金が反発、パラジウムは反落です。白金はNY安と円高を受けて売り優勢で始まりました。しかし、高水準のリースレート(貸出金利)などで供給ひっ迫感が残っていることなどが下支え要因であることに加え、先限が前日安値を維持すると期先主導で買い戻されて値を戻し、後場に入ると、軒並みプラスサイドに転じました。終盤も堅調に推移し、先限は5830円台を維持して引けました。パラジウムはNY安を受けて反落。白金高にも反発力弱く2ケタ安です。前日比は、白金が14円安~72円高、パラジウムが34~21円安です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、市場間まちまちです。一般大豆は2月当限を除き続伸も、軒並み陰線引けし頭重い展開となりました。Non大豆は、期近4本が拡大ストップ安に沈むなど大幅続落となるも、12月先限だけはシカゴ夜間取引の反発を受けて相対的に下げ渋りました。前日比は、Non-GMO大豆が2100~510円安、一般大豆は2月当限100円安を除いて80~490円高です。 東京コーンは総じて続伸です。為替が1ドル=106円台半ばで円高に振れるなか、5日のシカゴが上値重くなったことで、寄り付きは軟調でしたが、シカゴの夜間取引が上伸したことで、その後は大きく戻す展開なり、おおむねプラスサイドを回復しました。ただ、大引けではやや上げ幅を縮小しました。大引けの前日比は、変わらず~220円高です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点に比べ小幅円高の106円半ばで取引されています。前日の米株安を手掛かりにアジア株が軒並み安となったことを受け、外為市場ではリスク回避の円買いが強まりした。午後には株価との相関性が一時的に崩れましたが、日経平均が終盤になって想定以上に下げ幅を拡大すると、円買いの動きが強まりました。
<NY原油市場>
米サービス産業の後退のレポートの報告直後に原油価格は1ドル以上の下げをマークしました。NY原油3月限は前日比1.61ドル安の88.41で引けました。景気後退の懸念がささやかれる今日、マーケットはマイナスの経済指標に敏感になってきており、また、ヨーロッパの経済成長率も2003年以来のマイナス成長との報道も下落の要因となりました。このまま暗い経済レポートが続けばいずれは80ドルを切るのではと懸念が広がっています。 <NY貴金属市場> NYダウが急落し、株式市場での損失をカバーするためにロングポジションの手仕舞い売りが先行したことや、ドルが買われたことで利益確定の動きが加速し、NY金は大幅下落となりました。銀も連れ安、プラチナは依然としてファンダメンタルは強いものの、利益確定の動きに押されマイナスとなっています。金4月限は19.1ドル安の890.3、銀3月限は43.5セント安の1634.5、プラチナ4月限は12.1ドル安の1785.5で引けました。 <シカゴ穀物市場> 大豆は株式市場の急落を受け軟調に寄り付き、その後もドルが強含んだことや、原油や金の下落が圧迫要因となり、小麦のストップ高にもかかわらず上値の重い動きとなりました。さらに南米からの仮報告で、ブラジルでの大豆の収穫が豊作であるということも圧迫要因となったようです。大豆3月限は3.0セント安の1323.0で引けました。一部のトレーダーの間では、マレーシアパームオイルの需要が引き続き弱いのではと懸念されています。 コーンは米株式、原油、金、大豆の下落を背景に軟調に推移しました。コーン3月限は1.25セント安の509.25で引けました。アルゼンチンの高温気候による被害が懸念されていましたが、作況はほぼ良好な模様です。トルコは2.5万トンの入札予定と伝えられるなど、消費国からの需要は引続き旺盛との見方です。 <国内石油市場> 国内石油市場は反発です。NY原油高を好感して堅調に推移しましたが、商いは薄く貴金属や穀物などに人気を奪われているようです。前場に堅調に推移したあと、後場前半に一時ダレましたが、その後は再び盛り返し、場中の円安もあり、大引けにかけてさらに一段高となりました。前日比は、ガソリンが230~500円高、灯油が420~730円高、原油が270~460円高です。 <国内貴金属市場> 金、銀は軒並み続落です。金はNY安を引き継ぎ下落です。売り一巡後の反発力は弱く、後場一段安となった後、下げ幅を縮小する場面もありましたが、午後5時を過ぎた頃からドル建て現物相場が900ドルを割り込むと、下げ幅を拡大しました。先限は3106円まで下落しました。銀もNY安から軟調な展開となり、反発力弱く推移し、終盤に期先が一段安となりました。前日比は、金が43~36円安、金ミニが47~37円安、銀が8.9~2.6円安です。 白金系貴金属(PGM)は白金が急反落し、パラジウムは続伸です。白金はNY高を受けて買い優勢で始まると、買い戻しなどが入って期近・期先ベースで上場来高値を更新しました。しかし、後場に入り、利食い売りなどに押され、序盤の安値を割り込むとストップロス・オーダーを巻き込んで急落しました。終盤は一時下げ幅縮小も先限は109円安で引けました。パラジウムはNY高を受けて買い優勢となりましたが、後場の白金急落に上値を抑えられました。先限は一時マイナスサイドに沈みましたが、12円高で引けました。前日比は、白金が109~44円安、パラジウムが12~27円高です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、市場間まちまちです。一般大豆は大幅続伸も、Non大豆は総じて急反落しました。週明け4日のシカゴ大幅続伸を好感し、拡大ストップ高を含む軒並み高で寄り付きました。しかし、納会接近に伴い内部要因による下値不安が、臨時増証拠金の増額によって弱気有利に作用するとの見方から、Non大豆は期近から上値を削り、大引けには一転して期先を含む3限月が拡大ストップ安に沈む反落相場となりました。前日比は、Non-GMO大豆が8月限の30円高を除いて2100~490円安、一般大豆は1500~2100円高です。 東京コーンはまちまちです。為替が1ドル=106円台後半で小動きとなるなか、週明けのシカゴが大幅高となったことで、前場は騰勢を強めましたが、他商品が下落したこともあり、後場は上げ幅を削り結局まちまちで引けました。期近は最も基調が弱く3ケタ安、逆に先限は最も基調が強く3ケタ高、他限月は小幅に2ケタの高安で引けました。大引けの前日比は、230円安~190円高です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅高の106円後半で取引されています。オーストラリア準備銀行は5日午後、市場の予想通り25bp(ベーシスポイント)の利上げを決めました。大幅利下げの米ドルや先行き不透明のユーロなど、主要通貨の方向性が鮮明になってきたことを受け、対円相場にも微妙な変化が出ると指摘する声も出てきています。 <NY原油市場.> トルコ軍がイラク北部のクルド人地域への攻撃を開始したことや、濃霧の影響でヒューストン海峡にあるタンカーの操作が見合わされたことを背景に原油価格は1ドル以上も反発しました。NY原油3月限は前日比1.06ドル高の90.02で引けました。濃霧の影響により5台のタンカーを含む20隻の船に遅れが生じました。ブッシュ大統領は現在6億9,500万バレルある在庫を2009年度までに1億7,100万ドルをつぎ込み15億バレルまで在庫増しを提案しています。 <NY貴金属市場> テクニカルによるロングポジションの手仕舞いの動きが先行し、NY金は軟調に推移しました。また、オプションに絡む売りも引き続き背景にあるようです。銀も連れ安となっています。一方、プラチナは南アフリカでの電力供給問題が依然サポートとなり、史上高値を更新しました。また、2008年は世界的な供給不足が見込まれており、ファンダメンタルも良好のようです。金4月限は4.1ドル安の909.4、銀3月限は9.0セント安の1678.0、プラチナ4月限は27.4ドル高の1797.6で引けました。 <シカゴ穀物市場> 大豆は夜間取引におけるマレーシアパームオイルの上昇や、堅調なミネアポリス小麦を受け高寄りで始まり、その後も金曜日に史上高値を更新した大豆オイル主導で一段高となりました。大豆3月限は38.75セント高の1326.0で引けました。最近はミネアポリス小麦に連動する動きが続いているようです。大豆の週間輸出検証は2520万ブッシェルとなっています。また、金曜日には需給レポートが発表され、大豆オイルの推定輸出高の上方修正の見通しが出ています。 コーンは小麦と大豆の上昇、好調な輸出動向がサポートとなり、大幅上昇となりました。コーン3月限は10.0セント高の510.5で引けました。アルゼンチンのコーン生産量は2050万トンになるとの見通しでこれは、USDA見積もりの2250万トンを下回ります。先週にエタノール輸入に関して1ガロンあたり54セントの減税の実施が噂され、また日本は12.2万トンの米産コーンを買付けました。 <国内石油市場> 国内石油市場は急落。NY原油の大幅安に圧迫されて、製品は期先から2000円絡みの急落で始まりましたが、その後は安値から大きく戻す展開となり、前場は下げ幅を縮小させました。そのあと後場に入るともみ合いが続きましたが、後場後半には再び一段安となりました。なお、灯油は相対的に下げ幅が圧縮され、とくに期近3月限は寒波による需要増加期待もあり下げ幅が抑えられました。前営業日比は、ガソリンが1460~1110円安、灯油が1050~320円安、原油が980~590円安です。 <国内貴金属市場> 金、銀は反落です。金は1日のNY安を引き継ぎ安寄りしましたが、場中のドル建て現物相場の上昇に支援され、下げ幅を縮小しました。しかし後場に入り、ドル建て現物相場が上げ幅を縮小すると、下げ幅を拡大し、50円以上の下げとなる限月が目立ちました。終盤は幾分、下げ幅を縮小しましたが、反発力は弱く、おおむね安もちあい商状となりました。銀もNY安から売り先行で寄り付きました。売り一巡後は複数の限月が反転しましたが、相場全体が引き締まるには至りませんでした。終盤も軒並みマイナスサイドで取引されましたが、先限は小幅安で引けました。前営業日比は、金が49~45円安、銀が4.4~0.3円安です。 白金系貴金属(PGM)は、大幅続伸です。白金はNY急伸を引き継いで買い優勢で始まると、期近主導で上値を試し、期近・期先ベースで上場来高値を更新しました。買い一巡後は上げ一服となりましたが、南アの供給不安が強く、後場で再び上値を試しました。午後3時半を過ぎてから一段高となり、いったん上げ幅縮小も引けにかけて一段高となり、おおむね高値引けです。パラジウムもNY急伸を受けて高寄りすると、白金上昇につられて上値を伸ばし、後場に入ると、値幅制限のない当限と先限を除いてストップ高で引けました。前営業日比は、白金が186~219円高、パラジウムが79~81円高です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点から小幅円安が進み106円後半で取引されています。引き続き株価をにらみながらクロス円主導の相場展開です。日経平均株価が上昇幅を縮小させると円がやや買われる局面もみられました。ただ手掛かりが乏しく、全般的に方向感の出にくい値動きだったようです。 <国内穀物市場> 東京大豆は、値幅制限から外れている一般大豆2月当限やNon大豆期近を除いてストップ高です。Non大豆は、前週までの6営業日連続での軒並みストップ安の流れに歯止めがかかり、期中以降がストップ高での切り返しとなりました。Non大豆は後場2節まで軒並み拡大ストップ高でしたが、臨時増証拠金増額の報を受け、期近2限月が大引けに上値を削りました。前営業日比は、Non-GMO大豆が80~2100円高、一般大豆は2月当限1770円高を除き1400円高です。 東京コーンは総じて大幅続伸です。1日のシカゴは期近が上値重くなったものの、為替が1ドル=106円台後半まで円安に振れるなか、シカゴの夜間取引が堅調に推移したことに支援されました。また、大豆が軒並みストップ高となったことも好感された。大引けの前営業日比は、30円安~800円高です。 <NY原油市場> 米雇用統計での就業者数が予想以上に低い水準だった事と、総額給与額も大幅に下がったとの労働省の発表を受け、今後石油需要が減るとの見方より2ドル以上の下げ幅を記録しました。NY原油3月限は前日比2.79ドル安の88.96で引けました。株式市場と住宅価格暴落に輪をかけた本日の雇用統計の報道は、米経済の景気縮小を決定付けています。本日の会合でOPECは世界的な在庫の増加があれば供給量を減らす検討すると伝えています。また、エネルギー各会社は嵐の為、北海油井とガス田の操業を見合わせいます。 <NY貴金属市場> 夜間取引では堅調に推移していたNY金ですが、ISM製造業景況指数が予想を上回ったことが好感されドルが強含んだことや、これを受け原油が下落したことでファンドによる利益確定の売りが加速し、NY金は大幅反落となりました。銀も利益確定により連れ安、プラチナは引き続き電力問題がサポートとなっており、大幅上昇となりました。金4月限は14.5ドル安の913.5、銀3月限は12.5セント安の1687.0、プラチナ4月限は32.8ドル高の1770.2で引けました。 <シカゴ穀物市場> 大豆は月初に絡むファンド買いや、ミネアポリス小麦の急上昇などを受け高寄りで始まり、その後も失望感が先行した前日の輸出成約の事前予想レンジが高すぎたとの見方から買い戻され、前半は堅調に推移しました。しかし後半は、軟調なNY金が圧迫要因となり伸び悩みました。大豆3月限は12.75セント高の1287.25で引けました。ブラジルでの収穫は現在までのところ、平年の15%に対して4%しか完了していないようです。 コーンは月初めのファンド買いに加え小麦の好調さに追随し、高寄りで始まりましたが、後半にかけては軟調な動きを見せ、コーン3月限は0.75セント安の500.25で引けました。昨日韓国は27万5000トンのコーン買付けをキャンセルしましたが、今朝21万トンの購入を発表しました。韓国のこの行動は、高値では買いたくないが、後3ヶ月間はコーンは必要であり、さらに海上運賃上昇がしているという輸入国を象徴するジレンマを見ることができます。 <国内石油市場> 国内石油市場は油種間でまちまちです。ガソリン、原油はまちまち、灯油は上伸。ガソリンは期近のみ現物市場の続伸で大幅高となりました。強弱感が交錯するなか、基調は灯油、原油、ガソリンの順番で強かったようです。前場半ば以降、NY原油の夜間取引の下落で上値が重くなりましたが、後場後半に夜間取引が一時大きく戻したことで、軒並みプラスサイドを回復する場面もありましたが、その後すぐに夜間取引が反落したことで、引けにかけて再び崩れる展開となりました。前日比は、ガソリンが240円安~560円高、灯油が140~390円高、原油が50円安~90円高です。 <国内貴金属市場> 金・銀は、総じて続伸です。金はNY高となりましたが、円高を受けて売り優勢で始まると、株安にも圧迫されて軟調となりました。ただ米国の大幅利下げなどで投資資金が流入しており、終盤に地合いを引き締めてプラスサイドに転じました。銀はNY高を引き継いで堅調となり、先限ベースで1985年4月以来の高値を付けました。前日比は、金が1円安~7円高、銀が1.7~5.2円高です。 白金系貴金属(PGM)は、軒並み上昇です。白金は円高となりましたが、NY急伸を受けて買い優勢で始まりました。その後は週末前の買い戻しなどが入って上値を伸ばし、期近・期先ベースで上場来高値を更新しました。パラジウムもNY高を受けて買い優勢で始まって堅調となり、終盤に上値を伸ばしました。前日比は、白金が140~156円高、パラジウムが18~30円高です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、市場間まちまちです。一般大豆は12月先限がストップ高に買われるなど期先主導の大幅続伸です。Non大豆は、8月限など期中限月が下げ渋る場面もありましたが、結局6日連続での軒並み拡大ストップ安となりました。前日比は、Non-GMO大豆が軒並み2100円安、一般大豆は420~1400円高です。 東京コーンは大幅続伸です。為替が1ドル=106円台前半で小動きとなるなか、31日のシカゴが反発して、この日の夜間取引も堅調に推移していることや、海上運賃が反発していることに支援されました。後場で一段高となり、期近3月限以外は大幅高で引けました。大引けの前日比は、220~790円高です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ変わらず、106円前半で取引されています。この日のアジア市場では各国株価がまちまちとなり、円相場は狭いレンジ内ながら神経質な値動きが続きました。国内勢がリパトリエーション(資金の本国還流)とみられる円買いに動く一方、一部海外勢は円を売り仕掛けるなど売買も交錯しました。
<NY原油市場>
本日発表された失業保険申請件数の急増に伴い、景気の先行き不安が再燃したことで2ドル以上値を下げたものの、後半にかけては米株の急反発より下げ幅を縮めました。NY原油3月限は前日比0.58ドル安の91.75で引けました。先週の原油在庫は2億9,300万バレル、ガソリン在庫は2億2,390万バレルとそれぞれ上方修正されています。更なる供給量増加を要請するブッシュ大統領ですが、石油生産各国、OPECはエネルギー消費の減少から、当面供給量を増やす必要はないとしています。 <NY貴金属市場> FRBによる利下げが材料視されNY金は堅調に推移しましたが、レジスタンスにぶつかり上値の重い動きとなりました。銀は株価の上昇を受け堅調に推移、プラチナも南アフリカでの電力問題が長引いており大幅上昇となり、共に一代高値を更新しました。金4月限は1.7ドル高の928.0、銀3月限は23.5セント高の1699.5、プラチナ4月限は50.0ドル高の1737.4で引けました。質への逃避としての買いも金のサポートとなっているようです。 <シカゴ穀物市場> 大豆は本日発表された大豆の週間輸出成約が予想レンジを下回ったことで、失望感により軟調に寄り付き、その後は小麦の反発や、予想を上回った大豆オイルやミールの輸出成約がサポート要因となりましたが、上値の重い展開となりました。大豆3月限は1.25セント安の1274.50で引けました。大豆の輸出成約は48.8万トン、大豆ミールとオイルはそれぞれ22.58万トン、9.78万トンでした。 コーンは小麦と大豆の朝方の下落および韓国が27万5000トンのコーン入札を取り消したことが圧迫要因となり軟調に始まるも、週間輸出成約は188.7万トンと、予想以上に好調だったことから、堅調な動きとなりました。コーン3月限は2.75セント高の501.25で引けました。韓国は今週最多の71万1700トンを買い付けました。インドで鳥インフルエンザが発生しており、コーン生産者に多大な被害が出ていると伝えられています。
<国内石油市場>
国内石油市場は油種間でまちまちです。原油・灯油は軒並み安、ガソリンは期近主導で総じて上昇しました。NY原油の夜間取引が下落したことから、売り優勢で推移しましたが、午後4時ころからガソリンの期近が買いを集めて地合いを引き締めると、他限月も下げ渋り、灯油や・原油も下げ幅を削りました。大引け近くに夜間取引が91ドル台半ばまで値を戻したことも下げ渋りにつながったようです。NY原油3月限は午後3時半以降、おおむね91ドル台前半で推移して、大引け近くに91ドル台半ばまで上昇しました。前日比は、ガソリンが220円安~720円高、灯油が490~250円安、原油が490~100円安。 <国内貴金属市場> 金・銀は、軒並み上昇です。金はNY安、円高となりましたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル建て現物相場の下げ一服を受けて買い優勢で始まりました。その後は景気の先行き懸念が残るなか、マイナスサイドに転じる場面も見られましたが、後場の株高に支援されて堅調に大引けました。銀はドル建て現物相場の下げ一服を受けて高寄りし、買い優勢となりました。前日比は、金が2~13円高、銀が1.6~6.3円高です。 白金系貴金属(PGM)は白金が上昇、パラジウムはまちまちです。白金はNY安と円高を受けて軟調に始まりました。ただその後は株安が一服したことなどに支援されて地合いを引き締めてプラスサイドを回復し、後場ではしっかりと推移しました。パラジウムもNY安を受けて売り優勢で始まりましたが、後場に入ると期中限月が上昇してまちまちとなりました。前日比は、白金が2円安~32円高、パラジウムが10円安~2円高です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、市場間まちまちです。一般大豆は期近2月限続落を除いて期先主導で反発しました。Non大豆は、寄り付きに期中が下げ渋る場面もありましたが、結局5日連続での拡大ストップ安に張り付き、投げ売り相場から脱することができませんでした。前日比は、Non-GMO大豆が軒並み2100円安、一般大豆は期近2月限500円安を除いて280~840円高です。 東京コーンは総じて反発です。為替が1ドル=106円台前半でやや円高に振れるなか、シカゴは軟調でしたが、前日の引けにかけて商社の買い戻しが見られたことや、この日も5月限に商社の買い戻しが入り、大手投機筋の買い意欲が強いことで、堅調に引ける限月が多くなりました。ただ、期近3月限は前日の商社の手じまい売りが嫌気されて、ストップ安に張り付きました。大引けの前日比は、500円安~280円高です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円安の106円半ばで取引されています。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の大幅利下げが行われたにもかかわらず、市場ではサブプライムローン問題は完全解決しないとの見方が根強く、ドル/円、クロス円ともに上値の重い展開が続きました。
<NY原油市場>
本日の原油市場も連邦政府の利下げに関心が集まり、底堅い動きとなりました。NY原油3月限は前日比0.69ドル高の92.23で引けました。引け前には0.5%の利下げが伝えられ、1月22日の0.75%の緊急利下げとともに、1990年以降最も早い通貨政策緩和であると言われています。 <NY貴金属市場> FOMCを前に控え利益確定の動きが先行し、NY金は軟調な動きとなりました。また、受渡通知日が近づいていることや、プラチナの下落も利益確定の背景にあるようです。銀は連れ安、プラチナは南アフリカの電力問題が解決に向かっていることが圧迫要因となり大幅下落となりました。金4月限は4.5ドル安の926.3、銀3月限は4.0セント安の1676.0、プラチナ4月限は34.5ドル安の1687.4で引けました。 <シカゴ穀物市場> 大豆は弱気なミネアポリス小麦などを受け軟調に寄り付きましたが、その後は、中国で1700万エーカーほどの穀物が吹雪によってダメージを受けるとの報が材料視され、堅調な動きとなりました。大豆3月限は9.0セント高の1275.75で引けました。韓国が15万トンの大豆を買い付けています。目新しい材料に欠ける中、明日の輸出成約レポートに注目が集まっています。 コーンはアルゼンチンの天候回復が要因となり値を下げました。コーン3月限は2.5セント安の498.5で引けました。またアルゼンチンは輸出登録を2月15日に再開します。イランは11万トンの大麦および16万5千トンのコーンの入札予定で、グアテマラは12.6万トンの米産コーンを買付けました。サウジアラビアは大麦高騰のため輸入を抑えると発表し、変わりにコーンおよび大豆を輸入するとの見方が出ています。
<国内石油市場>
国内石油市場は大幅続伸です。朝方は、NY原油が米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待などから続伸したことや、円安を受けて、原油・製品ともに急伸しました。その後、一段高となる場面もありましたが、円相場の強含みや夜間取引の下落から上げ幅を削りました。石油連盟の週報ではガソリン在庫は増加、灯油在庫は急減です。統計発表後はガソリン、灯油ともに当限は上げ幅を削りましたが、その後値を戻しました。NY原油3月限は午後3時半以降、92ドル台前半でのもみ合いとなっています。前日比は、ガソリンが970~1260円高、灯油が390~770円高、原油が20~760円高です。 <国内貴金属市場> 金は小反落、銀は総じて小幅続伸です。金はNY安となりましたが、円安を受けて買い優勢で始まりました。ただその後は円安が一服したことから上値の重い展開となりました。後場に入ると、株安につられて地合いを緩め、マイナスサイドに転じました。銀はNY高と円安を受けて買い優勢となりましたが、後場の金反落が上値を抑え、6月限が小幅安となりました。前日比は、金が14~2円安、銀が0.4円安~3.5円高です。 白金系貴金属(PGM)は、まちまちです。白金は円安を受けて買い優勢で始まりましたが、NY安から上値を買い上げる向きは少なく、円安が一服すると上値の重い展開となり、後場の株安につられてマイナスサイドに転じる限月が目立ちました。ただ終盤にかけて買い戻され、まちまちで引けました。パラジウムはNY高と円安を受けて期先3本が続伸しました。前日比は、白金が6円安~11円高、パラジウムが17円安~21円高です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、軒並み急落です。Non大豆は4日連続での軒並み拡大ストップ安に張り付いた一方、3日続伸していた一般大豆は前場まで総じて続伸していましたが、夜間取引の反落や円高を受けて後場から崩れて軒並み反落しました。前日比は、Non-GMO大豆が軒並み2100円安、一般大豆は1120~330円安です。 東京コーンは急反落です。為替は1ドル=106円台後半を中心にやや円安に振れたものの、29日のシカゴで期近の主要限月が下落して、この日の夜間取引も軟調に振れているうえ、海上運賃がさらに続落していることに圧迫されました。期近3月限が大引けでストップ安となりました。大引けの前日比は、380~600円安です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点に比べ円高の106円台後半で取引されています。106円の半ばから下は実需のドル買い需要があり底堅い展開です。市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定に注目が集まっており、0.50%ポイントの追加利下げを見込む参加者が多いなか、利下げ見送り観測も浮上しています。
<NY原油市場>
原油とガソリンの在庫増加の見通しが伝えられる一方、米連邦政府による利下げの発表の期待より、原油価格は前日に続いて堅調に推移しました。NY原油3月限は前日比0.36ドル高の91.35で引けました。OPECの2月1日の会議に注目が集まっています。明日のエネルギー省のレポートでは原油は200万バレル、ガソリンは190万バレル増加との見通しが出ています。 <NY貴金属市場> 夜間取引で一代高値を更新したNY金は、FOMCの声明発表を明日に控え利益確定の動きが先行し軟調な動きとなりました。ドルが強含んだことも圧迫要因となったようです。銀は金の利益確定の影響を受けつつも堅調な銅がサポートとなり底固い動きに、プラチナは南アフリカでの電力が回復に向かうとの見通しを受け軟調に推移しました。金4月限は2.0ドル安の930.8、銀3月限は5.0セント高の1680.0、プラチナ4月限は6.8ドル安の1721.9で引けました。 <シカゴ穀物市場> 大豆は夜間取引でのパームオイルの上昇を受け高寄りで始まり、その後も序盤の小麦の上昇に追随する形で堅調に推移しました。中盤にかけて小麦が急反落したことから、一時押される動きとなりました。大豆3月限は13.0セント高の1266.75で引けました。目新しいニュースに乏しく、作付け面積や天候に焦点が移っているようです。 コーンは高値で寄付きましたが、小麦および大豆の軟調な動きとともに値を下げました。コーン3月限は1.25セント安の501.0で引けました。現物市場での好調な引合いがサポートとなっています。11月のエタノール生産量は日量47.9万バレルに達しており、前年同期よりも31.8%増加しました。
<国内石油市場>
国内石油市場は急反発です。朝方は、NY原油の上昇や円安を背景に原油・製品ともに買いが先行しました。前場ではもみ合いで推移したものの、後場に入ると貴金属の軟化などを受けて戻り売りに押されて上げ幅を削りました。一時値を戻したものの、大引けにかけて再び軟化しました。灯油の当限は実勢悪を受けて、期先に比べて上げ幅を抑えられました。NY原油3月限は午後3時半以降、90ドル台好感から91ドル近辺で推移しました。ドル・円相場は1ドル=106円台半ばから後半でもみ合いとなりました。前日比は、ガソリンが840~1350円高、灯油が490~920円高、原油が250~920円高です。 <国内貴金属市場> 金・銀は、反発です。金はNY急伸や円安を受けて買い優勢で始まり、先限ベースで1983年10月以来の高値を付けました。ただその後は米大統領の一般教書演説などを控えてもみ合いに転じました。後場に入ると、円小幅高に上値を抑えられ、欧州時間に入るとドル建て現物相場の下落を受けて地合いを緩め、上げ幅を縮小しました。銀もNY高を引き継いで買い優勢で始まり、一代高値を更新する限月が目立ちましたが、その後は金の上げ一服につられて上げ幅を縮小しました。前日比は、金が24~41円高、銀が3.1~10.0円高です。 白金系貴金属(PGM)は、続伸です。白金はNY急伸や円安を受けて買い優勢で始まり、期近・期先ベースで上場来高値を更新するとともに2番限以降がストップ高に張り付きました。その後は米大統領一般教書演説後の円高を受けて後場に入ってから期先限月に利食い売りが出ましたが、株高を受けて堅調となりました。ただ欧州時間に入ると、金の上げ一服につられて上げ幅を縮小しました。パラジウムもNY高と円安を受けて買い優勢となり、6・10月限がストップ高を付けたが、欧州時間に上げ一服となりました。前日比は、白金が65~98円高、パラジウムが16~39円高です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、市場間まちまちです。Non大豆が3日連続での軒並み拡大ストップ安に張り付く一方、一般大豆は期近2月限を除いて続伸しました。Non大豆は買われ過ぎ感からの利食い売りに下げ、一般大豆は逆に売られ過ぎ感からシカゴ大豆続伸相場を素直に映す展開が続きました。前日比は、Non-GMO大豆が軒並み2100円安、一般大豆は期近2月限10円安を除いて490~800円高です。 東京コーンは急反発です。為替が1ドル=106円台後半まで円安に振れたことや、週明けのシカゴが続伸したことで支援されました。シカゴの夜間取引が堅調となったことで、後場は上げ幅を拡大する限月が多くなりました。大引けの前日比は、310~560円高です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円高の106円半ばで取引されています。東京市場では日経平均株価が一時、前日比400円を超える上昇となったものの、外為市場では月末を控えて国内投資家のリパトリエーションなどに伴う円買いが目立ち、ドル/円、クロス円ともに上値の重い展開となりました。日本時間の正午前に行われたブッシュ米大統領の一般教書演説は新味がないとの見方が大勢で、市場では30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や米経済指標の発表に関心が集まっているようです。 |
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