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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は軒並み急伸です。原油は、円安とNY原油の反発から買いが先行しました。高寄り後に円相場が強含んだことで前場では上げ幅を削りましたが、その後は夜間取引の上昇で地合いを引き締め、大引けにかけて上昇しました。製品も原油高や円安から期先中心に急伸しました。灯油は当限が前場で在庫の減少観測から買い戻しが進んで大幅高となりましたが、後場に入ると上げ一服となり値を削りました。NY原油3月限は午後3時半以降、93ドル台半ばで推移した後に、93ドル台後半まで上昇しました。前日比は、ガソリンが800~1550円高、灯油が1020~1850円高、原油が550~1220円高です。


<国内貴金属市場>
金、銀は、急反発です。金はドル建て現物相場の上昇と1ドル=108円台の円安を受けて急反発で寄り付きました。その後は円安一服などに圧迫されて伸び悩んだものの、後場中盤からはユーロ高を受けたドル建て現物相場の上昇や円ジリ安を背景に前場の高値を上抜き、先限は3204円まで上値を伸ばしました。銀もNY大幅高と金の上値追いに追随して後場に一段高となり、期中8月限を除いて一代高値を更新しました。前日比は、金が78~85円高、銀が18.8~25.7円高です。

白金系貴金属(PGM)は、白金・パラジウムともにストップ高です。白金はNY急伸と円安を受けて買い優勢で始まり、値幅制限のない当限を除いて終日ストップ高に張り付きました。当限は序盤の買いが一巡すると金の上げ一服につられて後場寄りで一時地合いを弱める場面があったものの、南アの供給不安を背景にすぐさま切り返すと上値追いとなり一時7000円を達成しました。また期近・期先ベースで上場来高値を更新しました。パラジウムもNY高と円安を受けて急反発となり、後場終盤には当限を除いてストップ高に張り付きました。前日比は、白金が240~435円高、パラジウムが78~92円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、軒並み急反発です。シカゴ期近の反発と円急落を受けて軒並み反発して寄り付きました。シカゴは夜間取引に入ってもじり高が続いたため、Non大豆の先限から拡大ストップ高を買われるようになり、大引けまでにNon大豆の全限を含む10限月に拡大しました。前日の拡大ストップ安8限月を上回りました。前日比は、Non-GMO大豆が軒並み2100円高、一般大豆は1820~2100円高です。

東京コーンは急反発です。円安、他商品高から高寄りし、夜間取引高から一段高で前場を終えました。後場はあす15日に納会となる期近3月限が1400円以上上昇したため、2番限以降はストップ高まで買われるとそのまま取引を終えました。12月限は一代高値ならびに先限としての上場来高値を更新です。3月限は1500円高の3万3560円で大引けしました。大引けの前日比は、800~1500円高です。


<外国為替市場>
午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ変わらず、108円前半で取引されています。取引レンジは極めて狭く、朝方、一部参加者が107円台を試すドルの売り仕掛けに動いたが失敗に終わり、買い戻しで上昇したものの、108.30円以上の水準には輸出のドル売り需要もあり、もみあいとなっています。
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