商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は油種間でまちまちです。原油・灯油は軒並み安、ガソリンは期近主導で総じて上昇しました。NY原油の夜間取引が下落したことから、売り優勢で推移しましたが、午後4時ころからガソリンの期近が買いを集めて地合いを引き締めると、他限月も下げ渋り、灯油や・原油も下げ幅を削りました。大引け近くに夜間取引が91ドル台半ばまで値を戻したことも下げ渋りにつながったようです。NY原油3月限は午後3時半以降、おおむね91ドル台前半で推移して、大引け近くに91ドル台半ばまで上昇しました。前日比は、ガソリンが220円安~720円高、灯油が490~250円安、原油が490~100円安。 <国内貴金属市場> 金・銀は、軒並み上昇です。金はNY安、円高となりましたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル建て現物相場の下げ一服を受けて買い優勢で始まりました。その後は景気の先行き懸念が残るなか、マイナスサイドに転じる場面も見られましたが、後場の株高に支援されて堅調に大引けました。銀はドル建て現物相場の下げ一服を受けて高寄りし、買い優勢となりました。前日比は、金が2~13円高、銀が1.6~6.3円高です。 白金系貴金属(PGM)は白金が上昇、パラジウムはまちまちです。白金はNY安と円高を受けて軟調に始まりました。ただその後は株安が一服したことなどに支援されて地合いを引き締めてプラスサイドを回復し、後場ではしっかりと推移しました。パラジウムもNY安を受けて売り優勢で始まりましたが、後場に入ると期中限月が上昇してまちまちとなりました。前日比は、白金が2円安~32円高、パラジウムが10円安~2円高です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、市場間まちまちです。一般大豆は期近2月限続落を除いて期先主導で反発しました。Non大豆は、寄り付きに期中が下げ渋る場面もありましたが、結局5日連続での拡大ストップ安に張り付き、投げ売り相場から脱することができませんでした。前日比は、Non-GMO大豆が軒並み2100円安、一般大豆は期近2月限500円安を除いて280~840円高です。 東京コーンは総じて反発です。為替が1ドル=106円台前半でやや円高に振れるなか、シカゴは軟調でしたが、前日の引けにかけて商社の買い戻しが見られたことや、この日も5月限に商社の買い戻しが入り、大手投機筋の買い意欲が強いことで、堅調に引ける限月が多くなりました。ただ、期近3月限は前日の商社の手じまい売りが嫌気されて、ストップ安に張り付きました。大引けの前日比は、500円安~280円高です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円安の106円半ばで取引されています。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の大幅利下げが行われたにもかかわらず、市場ではサブプライムローン問題は完全解決しないとの見方が根強く、ドル/円、クロス円ともに上値の重い展開が続きました。 PR ![]() ![]() |
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