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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は急反発です。朝方は、NY原油の上昇や円安を背景に原油・製品ともに買いが先行しました。前場ではもみ合いで推移したものの、後場に入ると貴金属の軟化などを受けて戻り売りに押されて上げ幅を削りました。一時値を戻したものの、大引けにかけて再び軟化しました。灯油の当限は実勢悪を受けて、期先に比べて上げ幅を抑えられました。NY原油3月限は午後3時半以降、90ドル台好感から91ドル近辺で推移しました。ドル・円相場は1ドル=106円台半ばから後半でもみ合いとなりました。前日比は、ガソリンが840~1350円高、灯油が490~920円高、原油が250~920円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は、反発です。金はNY急伸や円安を受けて買い優勢で始まり、先限ベースで1983年10月以来の高値を付けました。ただその後は米大統領の一般教書演説などを控えてもみ合いに転じました。後場に入ると、円小幅高に上値を抑えられ、欧州時間に入るとドル建て現物相場の下落を受けて地合いを緩め、上げ幅を縮小しました。銀もNY高を引き継いで買い優勢で始まり、一代高値を更新する限月が目立ちましたが、その後は金の上げ一服につられて上げ幅を縮小しました。前日比は、金が24~41円高、銀が3.1~10.0円高です。

白金系貴金属(PGM)は、続伸です。白金はNY急伸や円安を受けて買い優勢で始まり、期近・期先ベースで上場来高値を更新するとともに2番限以降がストップ高に張り付きました。その後は米大統領一般教書演説後の円高を受けて後場に入ってから期先限月に利食い売りが出ましたが、株高を受けて堅調となりました。ただ欧州時間に入ると、金の上げ一服につられて上げ幅を縮小しました。パラジウムもNY高と円安を受けて買い優勢となり、6・10月限がストップ高を付けたが、欧州時間に上げ一服となりました。前日比は、白金が65~98円高、パラジウムが16~39円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、市場間まちまちです。Non大豆が3日連続での軒並み拡大ストップ安に張り付く一方、一般大豆は期近2月限を除いて続伸しました。Non大豆は買われ過ぎ感からの利食い売りに下げ、一般大豆は逆に売られ過ぎ感からシカゴ大豆続伸相場を素直に映す展開が続きました。前日比は、Non-GMO大豆が軒並み2100円安、一般大豆は期近2月限10円安を除いて490~800円高です。

東京コーンは急反発です。為替が1ドル=106円台後半まで円安に振れたことや、週明けのシカゴが続伸したことで支援されました。シカゴの夜間取引が堅調となったことで、後場は上げ幅を拡大する限月が多くなりました。大引けの前日比は、310~560円高です。


<外国為替市場>
午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円高の106円半ばで取引されています。東京市場では日経平均株価が一時、前日比400円を超える上昇となったものの、外為市場では月末を控えて国内投資家のリパトリエーションなどに伴う円買いが目立ち、ドル/円、クロス円ともに上値の重い展開となりました。日本時間の正午前に行われたブッシュ米大統領の一般教書演説は新味がないとの見方が大勢で、市場では30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や米経済指標の発表に関心が集まっているようです。
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