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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は急落。NY原油の大幅安に圧迫されて、製品は期先から2000円絡みの急落で始まりましたが、その後は安値から大きく戻す展開となり、前場は下げ幅を縮小させました。そのあと後場に入るともみ合いが続きましたが、後場後半には再び一段安となりました。なお、灯油は相対的に下げ幅が圧縮され、とくに期近3月限は寒波による需要増加期待もあり下げ幅が抑えられました。前営業日比は、ガソリンが1460~1110円安、灯油が1050~320円安、原油が980~590円安です。


<国内貴金属市場>
金、銀は反落です。金は1日のNY安を引き継ぎ安寄りしましたが、場中のドル建て現物相場の上昇に支援され、下げ幅を縮小しました。しかし後場に入り、ドル建て現物相場が上げ幅を縮小すると、下げ幅を拡大し、50円以上の下げとなる限月が目立ちました。終盤は幾分、下げ幅を縮小しましたが、反発力は弱く、おおむね安もちあい商状となりました。銀もNY安から売り先行で寄り付きました。売り一巡後は複数の限月が反転しましたが、相場全体が引き締まるには至りませんでした。終盤も軒並みマイナスサイドで取引されましたが、先限は小幅安で引けました。前営業日比は、金が49~45円安、銀が4.4~0.3円安です。

白金系貴金属(PGM)は、大幅続伸です。白金はNY急伸を引き継いで買い優勢で始まると、期近主導で上値を試し、期近・期先ベースで上場来高値を更新しました。買い一巡後は上げ一服となりましたが、南アの供給不安が強く、後場で再び上値を試しました。午後3時半を過ぎてから一段高となり、いったん上げ幅縮小も引けにかけて一段高となり、おおむね高値引けです。パラジウムもNY急伸を受けて高寄りすると、白金上昇につられて上値を伸ばし、後場に入ると、値幅制限のない当限と先限を除いてストップ高で引けました。前営業日比は、白金が186~219円高、パラジウムが79~81円高です。


<外国為替市場>
午後3時のドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点から小幅円安が進み106円後半で取引されています。引き続き株価をにらみながらクロス円主導の相場展開です。日経平均株価が上昇幅を縮小させると円がやや買われる局面もみられました。ただ手掛かりが乏しく、全般的に方向感の出にくい値動きだったようです。


<国内穀物市場>
東京大豆は、値幅制限から外れている一般大豆2月当限やNon大豆期近を除いてストップ高です。Non大豆は、前週までの6営業日連続での軒並みストップ安の流れに歯止めがかかり、期中以降がストップ高での切り返しとなりました。Non大豆は後場2節まで軒並み拡大ストップ高でしたが、臨時増証拠金増額の報を受け、期近2限月が大引けに上値を削りました。前営業日比は、Non-GMO大豆が80~2100円高、一般大豆は2月当限1770円高を除き1400円高です。

東京コーンは総じて大幅続伸です。1日のシカゴは期近が上値重くなったものの、為替が1ドル=106円台後半まで円安に振れるなか、シカゴの夜間取引が堅調に推移したことに支援されました。また、大豆が軒並みストップ高となったことも好感された。大引けの前営業日比は、30円安~800円高です。
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