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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は急反発です。原油は、前日に比べドル・円相場が大幅な円安となったことや、NY原油が大幅高となったことから急伸しました。製品も原油高と円安から反発し、原油・製品ともに場中に円高が進んだことや、夜間取引が終盤に引き締まりを見せたことなどに振り回されて高下しました。なお、製品の当限は大引け近くに急騰しました。NY原油4月限は108ドル台前半での動きが続きましたが、午後4時半以降、上昇しました。前日比は、ガソリンが1020~3240円高、灯油が1860~2690円高、原油が1170~2440円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は、総じて反発です。金は米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表後にドル建て現物相場が急落しましたが、円急落を受けて買い優勢で始まりました。その後は買い戻しなどが入って上値を伸ばす場面も見られましたが、後場に入ると、円高に転じたことを受けて上げ幅を縮小し、先限がマイナスサイドに転じました。銀はNY安となりましたが、円安を受けて反発しました。前日比は、金が1円安~19円高、銀が2.7~8.9円高です。

白金系貴金属(PGM)は、総じて反発です。白金はNY安となりましたが、ドル建て現物相場の上昇や円急落を受けて買い優勢で始まりました。その後は金堅調などにつられて上値を伸ばしましたが、後場に入ると、円高に転じたことに上値を抑えられてもみ合いとなりました。パラジウムはNY高と円安を受けて反発しましたが、後場の円高に上値を抑えられ、8月限がマイナスサイドに転じました。前日比は、白金が28~101円高、パラジウムが8円安~77円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、Non大豆が期近急反発・期先大幅続落のまちまちも、一般大豆は連日での軒並み拡大ストップ安です。Non大豆は総じて反発して寄り付きましたが、夜間取引の急反落を受けて急落した一般大豆に追随する展開となり、期先が大幅に続落しました。前日比は、Non大豆が2700円安~1480円高、一般大豆は軒並み2100円安です。

東京コーンは総じて続落です。朝方為替が1ドル=100円台まで円安に振れるなか、18日のシカゴが反発したことで、寄り付きは期近から急伸して始まりました。ただ、期先はこれまでの拡大ストップ安を受けて、買い方の投げが出て上げ幅が抑制されました。その後、為替が再び円高に振れて一時99円台を割り込んだことや、シカゴの夜間取引が急落したことで、再び期先から大きく崩れる展開となりました。期近5月限が唯一プラス引けし、先限は3営業日連続で一代安値を更新しました。なお、今日も値幅制限が1200円に拡大されました。大引けの前日比は、640円安~460円高です。

   
<外国為替市場>
午後5時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点からドル安/円高が進み、99円台前半で取引されています。米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル買いが一巡した後はドルの上値が次第に重くなり、地すべり状態となったドルはきょうの高値から一時1.5円を超える下げを見せました。午後の市場では、欧州系ファンドの破たん懸念が浮上しているとのうわさや、欧州やアジアの金融機関の追加損失計上の観測が流れるなど、ドル売り材料に事欠かない状況となりました。
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