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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は総じて急反発です。13日のNY原油が続伸して高値を更新したことや、これまでの急激な為替の円高が一服したことで堅調に始まりました。しかし、その後はNY原油の夜間取引が軟化したことや、為替が再び一時1ドル=100円を割り込む円高に振れたことで、上値を重くしました。ただ、後場後半にはNY原油の夜間取引が再び反発したことを好感しました。原油の上げ幅が最も大きくなり、次に灯油、ガソリンの上げ幅が最も抑えられ、先限は唯一マイナス引けましした。これにより、クラック・スプレッド(製品と原油のサヤ)はさらに縮小しました。前日比は、ガソリンが2700~1940円安、灯油が2700~1640円安、原油が1420~810円安です。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み上昇です。金はNY高と円高一服を背景に急反発となりましたが、午後からの円高を受けて上げ幅を削りました。その後は円相場、ドル建て現物相場ともこう着状態となるなか、30円前後の上昇幅を維持しました。銀もNY高を背景に上昇しました。後場には上げ一服となりましたが、2ケタ高で引ける限月が目立ちました。前日比は、金が28~37円高、金ミニが15~33円高、銀が8.6~18.2円高です。

白金系貴金属(PGM)は、白金が総じて続伸し、パラジウムはまちまちです。前場はNY高、円高一服から買い先行となりました。しかし後場は、円が反発し、ドル・円は一時1ドル=99円台後半での取引となったことから、白金、パラジウムとも期近を除きマイナスサイドに沈む限月が目立ちました。白金は一時反転しましたが、引けにかけ期先が値を削り、前日の終値とほぼ同値で引けました。パラジウムは限月間で方向性を欠いた展開で、引け際にかけ期中から期先が緩みましたが、先限は変わらずです。


<国内穀物市場>
東京大豆は、軒並み急反発です。Non大豆は、前引けからの軒並みストップ高を大引けまで維持しましたが、一般大豆は円高を受けて後場になると上げ幅を削りました。前日比は、Non大豆が軒並み2000円高、一般大豆は540~1270円高です。

東京コーンは期先から急反発です。為替の円高が一服したことや、13日のシカゴが反発して、この日の夜間取引も堅調に推移していることに期先から支援されました。ただ、海上運賃が続落していることで、期近の上げ幅は相対的に抑えられました。場中に再び為替が円高に振れたものの、あまり圧迫要因とはならなかったようです。大引けの前日比は、320~1000円高です。


<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点からドル安が進み、100円前半で取引されています。午後の取引でドルは一時99.84円まで下落し、100円台を再び割り込み、前日につけた12年ぶり円高水準の99.77円に接近しました。ドルはこの日も対ユーロで史上最安値を更新、主要6通貨に対するドルの値動きを示すドル指数.DXYも最低水準を更新しており、ドル安地合いに変わりはないとの声が大勢となったようです。
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