商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は油種間でまちまちです。ガソリンは総じて反発し、灯油は期近中心に下落しました。原油は軒並み高です。原油は、NY原油が夜間取引で上昇したことや、場中にドル・円相場が円安に振れたことから、安寄り後に上昇に転じました。製品は朝方は円高を背景に安寄りしましたが、ガソリンは夜間取引の引き締まりや押し目買いの動きから、期近の一部を除いて上昇して引けました。灯油は現物価格の下落が圧迫材料となり、期近が急落して他限月も上値を抑えられました。前日比は、ガソリンが610円安~170円高、灯油が1230円安~10円高、原油が300~430円高です。 <国内貴金属市場> 金・銀は軒並み大幅続伸です。金はNY急伸に加え、損失覚悟の買い戻しや午後からの円ジリ安などを背景に一段高となり、後場には先限が3173円まで上昇して先限ベースで1984年3月以来の高値をつけました。しかし終盤の1時間で利食い売りが出て高値から離れました。銀もNY急騰や非鉄金属の急伸も支援材料となり、20円を上回る急騰となり、一時値幅制限のない期近2月限を除く全限月がストップ高をつけました。金が全限月、銀は期近2月限を除き一代高値を更新です。引けの前日比は、金が37~48円高、金ミニが37~48円高、銀が 18.2~23.0円高です。 白金系貴金属(PGM)は、続伸です。白金は円高となりましたが、NY高を受けて買い優勢で始まりました。その後は金上昇につられて上値を試しましたが、買い戻しが一巡すると上げ一服となり、もみ合いに転じました。後場に入ると、ドル建て現物相場の上値が重く、いったん伸び悩みまし。その後、金、銀の一段高に支援され、一時50円以上の上げ幅を記録しましたが、終盤は上げ幅を縮小しました。パラジウムはNY高を受けて高寄りしたのち、堅調に推移しました。 <国内穀物市場> 東京大豆は、市場間まちまちです。一般大豆はストップ安を含む反落相場となるも、Non大豆は逆に拡大ストップ高を含む大幅続伸です。シカゴ高を好感して軒並み大幅高で寄り付きましたが、高値警戒などから利食い売りや押し目買いに乱高下する展開となり、一般大豆は軒並み反落しました。前日比は、Non-GMO大豆は300~2100円高、一般大豆は1400~50円安です。 東京コーンは大幅続伸です。8日のシカゴが急伸したことや、海上運賃の反発が続いていることで、前日からの騰勢を継続しました。また、シカゴの夜間取引が堅調なことや、場中の円安進展も支援材料となり全限月が一代高値を更新しましたが、とくに期先から上げ幅が大きくなりました。大引けの前日比は、200~790円高です。 <外国為替市場> 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から上昇し、109円半ばで取引されています。11月豪小売売上高が事前予想を上回ったほか、金価格の高値更新を手掛かりに豪ドルが上昇、クロス円全体に波及しています。また、日経平均株価.が下げ幅を縮小したことで、次第に円売りが強まりました。午後には米政府の税金割り戻しを検討しているとの報道で、クロス円買いが加速し、ドル/円も押し上げました。 PR ![]() ![]() |
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