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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は大幅続落です。10日のNY原油が大幅続落となったことや、後場前半にかけて為替の円高が進展したことで、後場再び下げ幅を拡大する展開となりました。ただ、午後4時前ぐらいにこの日の安値を付けると、そのあと大引けにかけては3連休前の売り方利食いの買い戻しが優勢となり下げ幅を縮小しました。3銘柄ともに先限が一代安値を更新しました。前日比は、ガソリンが1310~690円安、灯油が1000~890円安、原油が1290~840円安です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、一般大豆の期近を除いて反発しました。前日に続いて臨時増徴収を控えた玉整理先行から急落して寄り付きました。しかし、夜間取引の反発などを受けて押し目買いに流れが変化すると安値から大きく切り返しました。Non大豆10月限は、寄り付きの拡大ストップ安から一時拡大ストップ高に切り返すなど大乱高下となりました。前日比は、Non-GMO大豆は410~2100円高、一般大豆は1370円安~1580円高です。

東京コーンはまちまちです。期近が安く、期中と期先が高く推移しました。10日のシカゴの主要限月が下落したことや、海上運賃の下落に圧迫されて始まりました。その後、期近は終日ストップ安に張り付きましたが、後場に大豆が大きく戻す展開となったことに追随して、期中以降の限月がプラスサイドを回復して引けました。大引けの前日比は、500円安~270円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は急反発です。金はNY急騰やドル建て現物相場の一段高を背景に全限が一代高値を更新する急反発で寄り付いたが、ドル建て現物相場の上げ一服や午後からの円高を背景に上げ幅を縮小しました。終盤は、寄り付き水準でもみあった後、上げ幅を拡大し、50円高を維持する限月が目立ちました。銀もNY急騰を背景に4月限がストップ高を付けるなど全限が一代高値を更新して寄り付きました。その後は金の上げ一服などを背景に高値から離れましたが、終盤に一段高となり、4・10月限がストップ高で引けました。引けの前日比は、金が46~58円高、金ミニが46~56円高、銀が14.7~22.0円高です。

白金系貴金属(PGM)は、白金が大幅高、パラジウムはまちまちです。白金は円高となりましたが、NY高を受けて買い優勢で始まりました。ただその後は金の上値が重いことから週末前の利食い売りなどが出て上げ一服となりました。後場に入ると、円高が進行したことも上値を抑えられましたが、終盤に上げ幅を拡大しました。パラジウムはNY安・円高となりましたが、他の貴金属の上昇につられて堅調に推移しました。しかし、引けは方向性を欠きました。前日比は、白金が50~73円高、パラジウムが6円安~7円高です。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円高の109円付近で取引されています。序盤は、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受けて前日海外で米株が上昇、円が売られた流れを引き継ぎました。午後に入って日経平均株価が前日比で下げ幅が拡大し300円近く下げたことを受け、東京市場では円売りが失速です。ドル/円、クロス円ともにもみあいとなりました。
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