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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は油種間でまちまちです。製品は総じて上昇し、原油は下落しました。原油は、NY原油の反落から円高から売りが先行しましたが、円安の進行などから下げ幅を削りました。製品も原油安や円高から大幅安で寄り付きましたが、円相場の弱含みなどから押し目買いの動きが広がり、期先中心に地合いを引き締めました。納会を迎えた製品12月限は、ガソリンが前日比300円安の6万9350円、灯油は同700円安の8万2300円で、いずれも安納会でした。納会した当限を除く前日比は、ガソリンが140~330円高、灯油が140~390円高。原油が410~90円安です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、一般大豆はまちまちも、Non大豆は軒並み続伸です。シカゴ大豆の小反落、円続伸を受けて、両銘柄とも軒並み安寄りしました。その後、円安に振れたことや、原油夜間取引が小じっかりなことを受けて、期先主導で下げ幅を縮小して反発しました。ただ、内部要因の違いから、一般大豆は上値を押さえられ、下落限月が目立ちました。前日比は、Non-GMO大豆が150~1160円高、一般大豆は430円安~410円高です。

東京コーンは総じて反発です。21日のシカゴ小幅高となったものの、朝方為替が1ドル=108円台半ばまで円高に振れたことで寄り付きは軟調でした。しかし、期中に商社のまとまった手じまい売りが出たあとは期先から戻す展開となり、後場ではさらに一段高でプラスサイドを回復する限月が多くでました。前日比は、70円安~160円高です。


<国内貴金属市場>
金が続伸、銀は反落です。金は円高などに圧迫されて2ケタ反落で寄り付きましたが、その後は場中のドル建て現物相場の上昇や円高一服を背景にプラスサイドへ切り返し、総じて2ケタ高となりました。銀はNY安と円高に圧迫されて続落しましたが、後場には大幅に下げ幅を縮小しました。引けの前日比は、金が9~11円高、金ミニが変わらず~12円高、銀が9.7~3.9円安です。

白金系貴金属(PGM)は、総じて下落です。白金はNY安と円高を受けて売り優勢で始まりましたが、その後は金の底堅い値動きなどが下支えとなって下げ幅を縮小し、後場に入ると、株高などに支援されて期先限月がプラスサイドに転じました。しかし、連休前の手じまい売りなどが出て引けにかけては軟調でした。パラジウムはNY安を受けて反落しました。引けの前日比は、白金が24円安~4円高、パラジウムが42~21円安です。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から円安が進み、108円後半で取引されています。サブプライムモーゲージ問題を手掛かりとするドル安とリスク回避の円高の流れは続いているものの、この日の取引では、日経平均株価などアジア株の底堅い動きを背景に、連休を控えて円の売り戻しが強まりました。ドル/円は前日海外市場でつけた2年半ぶりの円高水準から1円近い切り返しとなりました。
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