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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は油種間でまちまちです。ガソリンは期先2本を除いて上昇、灯油・原油は反落しました。原油は、ドル/円相場が円高に振れた上、NY原油が夜間取引安で一時大幅安となりましたが、その後、円安と夜間取引の上昇から下げ渋りました。ガソリン・灯油は円高や夜間取引安から一時急落したものの、原油と同様に夜間取引の引き締まりと円安により下げ幅を削りました。ガソリンの当限は納会前の玉整理などから上昇して、期先2本を除いてプラスサイドで引けました。前日比は、ガソリンが120円安~570円高。灯油が530~20円安。原油が270~90円安です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、軒並み急反落です。円高とシカゴ反落、さらに夜間取引のじり安を受けて総じてストップ安に売られる悲観人気に傾きました。一般大豆は軒並みストップ安の展開でしたが、後場2節前から円が反落すると、他商品が反発した流れに追随してNon大豆は軒並み下げ幅を縮小し、結局期先4限月の拡大ストップ安は外れました。前日比は、Non-GMO大豆が1230~590円安、一般大豆は軒並み1000円安です。

東京コーンは急反落です。朝方為替が1ドル=109円台後半まで円高に振れたうえ、週明けのシカゴが反落したことで、寄り付きから急落して始まりました。そのあと大豆の急落や海上運賃の続落などで一段安となり、後場1節には全限月がストップ安まで急落しました。しかし為替が再び円安に振れたことで、大引けにかけては、ストップ安に張り付いた期近2限月を除き下げ幅を縮小しました。前日比は、660~500円安です。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み続落です。金はNYの一段安や円高を背景に一時は総じて70円を超える大幅安となりましたが、後場には円安・ドル建て現物相場の急速な切り返しを背景に下げ幅を大幅に縮小しました。銀も一時はストップ安をつける限月がでたものの、後場には円安などを背景に一部限月が1ケタ安となるなど大幅に下げ幅を縮小しました。引けの前日比は、金が35~25円安、金ミニが45~21円安、銀が12.6~9.3円安です。

白金系貴金属(PGM)は白金が続伸し、パラジウムは下落です。白金はNY高となりましたが、円高を受けて売り優勢で始まりました。その後は金軟調につられて下値を試しましたが、後場に入ると、円高一服・株急反発につられてプラスサイドを回復しました。パラジウムはNY安と円高を受けて先限ベースで9月27日以来の安値を付けました。ただ後場に入ると、他の貴金属の下げ一服につられて下げ幅を縮小しました。引けの前日比は、白金が1~42円高、パラジウムが32~15円安です。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点から上昇の110円前半で取引されています。目先、一段の上昇も見込まれているようです。午前中軟調だった日経平均株価などがプラスに転じたことを受け、クロス円やドル/円のショートカバーで円が売り戻されました。
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