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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY原油市場>
暖房燃料をはじめとする留出燃料在庫や原油在庫が今期冬季の需要に十分だとの見通しを受け反落しました。NY原油1月限は前日比1.95ドル安の88.28で取り引きされました。在庫は142万バレル上昇している一方、燃料消費は日量約2080万バレルに減少しているとのレポートがありました。また、住宅貸付ローンの過失により米国の燃料消費は更に減少すると見られ、これを受けブッシュ大統領は昨日、貸し手側に5年間の固定住宅ローンを割り当てる事に合意しました。景気後退を受けての燃料需要の減少や在庫の増加への懸念は絶えず、今後も先行きは不透明です。


<NY貴金属市場>
原油の下落を背景に、利益確定の売りが先行しNY金は軟調に推移しました。また、米経済が悪化しドルがさらに下落するのではという雰囲気の中、今回の雇用統計の好結果を受けドルが強含んだことも圧迫要因となりました。銀やプラチナは連れ安となっています。金2月限は6.9ドル安の800.2、銀3月限は12セント安の1450.5、プラチナ1月限は8ドル安の1462.2で引けました。プラチナは依然として強気との見方が多いようです。


<シカゴ穀物市場>
大豆は前日の流れを引継ぎ堅調に寄り付き、その後は弱気な周辺市場が圧迫要因になるものの、テクニカル買いを背景に大豆ミール主導で一段高となりました。大豆1月限は一代高値を更新し、21.0セント高の1119.75で引けました。小麦の急伸やマレーシアパームオイルの反発もサポート要因となりました。また、昨日の予想を上回る輸出成約も依然として材料視されたようです。

コーンは小麦と大豆ミールの上昇に追随して堅調に推移しました。コーン3月限は前日比5.25セント高の417.25で引けました。民間業者とファンド双方のコーン買いが進んでいるのと、最近のコーン買い/小麦売りスプレッドの手仕舞いが一巡したことも大きなサポートとなりました。アルゼンチンでの悪天候も強材料となりました。また、EU諸国で輸入ライセンス取得が増加するニュースもあり、今後コーンにとり効果的な動向が期待出来そうです。
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