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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は軒並み急落です。米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破たんにより、ドル売りの動きから円相場が急騰し、NY原油もリスク回避の動きなどから暴落しており、東京市場は各油種ともに急落してストップ安が続出しました。値幅制限のない当限は暴落しており、他限月はストップ安に張り付きました。買い気薄で商いが成立しない限月も見られました。ガソリン・灯油の4本、原油の先限が一代安値を更新しました。前営業日比は、ガソリンが5960~3600円安、灯油が6800~3600円安、原油が4120~3600円安です。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み反落です。金は1ドル=104円台前半の円暴騰も、連休中のNY急反発を引き継いで続伸して始まりました。その後は、原油安などに追随してドル建て現物相場が一段安となったことから、全限月がマイナスサイドに転落し、終盤には103円台後半まで進んだ円高も圧迫要因となって下げ幅を拡大しました。銀も、世界的な株安や円高、また金の下落を背景に総じて2ケタ安となり、全限月が一代安値を更新すると同時に先限ベースで06年6月以来の安値を付けました。前営業日比は、金が33~24円安、金ミニが33~24円安、銀が17.3~9.3円安です。

白金系貴金属(PGM)は、急反落です。白金は市場でユーロの上げ一服や原油安を受けて下落した流れや円暴騰を受けて売り優勢で始まった後、世界景気の減速や原油軟調を受けて下げ幅を拡大しました。また後場の中盤以降は1ドル=103円台後半まで進んだ円高も嫌気され、値幅制限のない当限と期中4月限を除いてストップ安で終えました。パラジウムもNY安と円暴騰を受けて売り優勢となり、6月限がストップ安を付けました。前営業日比は、白金が333~295円安、パラジウムが85~58円安です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、総じて大幅続落です。円が対ドルで約3円の暴騰となったこと、シカゴ大豆が夜間取引で大幅続落となったことからストップ安張り付きとなりました。一般大豆の期近10月限を除く全限月が一代安値を更新しました。前日比は、Non大豆が全限月3000円安、一般大豆は1800円安です。

東京トウモロコシは急反落です。国内連休中のシカゴは2営業日で上伸したものの、米大手証券、リーマン・ブラザーズの破綻でドルが急落して、為替が1ドル=104円台前半まで円高に振れたことに圧迫されました。急落寄り後もシカゴの夜間取引がさらに崩れたことで、後場は全限月がストップ安に張り付く展開となりました。また、期近を除く5本が一代安値を更新しました。大引けの前営業日比は、全限月が1000円安です。


<外国為替市場>
 午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から下落し、103円後半で取引されています。米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの連邦破産法適用申請を受け、米金融セクターに対する不安から混乱が続いているます。リスク回避を背景とした円買いの流れが続いているが、米利下げを見込んだドル売り、さらには欧州時間を控えリパトリエーション(資金の本国還流)をにらんだ欧州通貨買いの動きもあり、複雑な値動きとなっています。夕方にかけては欧州の株安を嫌気してクロス円売りの動きが加速しました。ユーロ/円は一時147.60円を付け、約2年ぶりの安値に接近です。海外市場で株安が進めば、ドル/円、クロス円の一段下落も予想されています。
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