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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は、原油高の製品安です。原油市況は、前日のNYが急騰したことに追随して堅調でした。ただし、NY夜間取引が軟調に推移したことから上げ幅は限定的でした。一方、ガソリンと灯油は軟弱です。NY急騰にもかかわらず、思惑の売りが主導してガソリンは急落し、灯油も軟弱な商状を呈しました。前日比は、ガソリンが1360~480円安、灯油が490~280円安、原油が140~300円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀はストップ高です。金は、前日のNY市場の70ドルもの暴騰と場中のドル建て現物相場の一段高を背景に、値幅制限のない当限を除いて終日ストップ高に張り付きました。一方、当限は一時、前日比337円高の2986円まで暴騰し、当限ベースで8月11日以来の高値を付けました。銀もNY大幅高を背景にストップ高続出となりました。前日比は、金が150~301円高、金ミニが150~301円高、銀が40.0~44.4円高です。

白金系貴金属(PGM)は総じて反発です。白金はNY市場で金暴騰などに追随して反発した流れを引き継ぎ、買い優勢で始まりました。序盤の買いが一巡すると、需要減少観測やテクニカル面の弱気観などを背景に、後場にはマイナスサイドに転じて先限ベースで2005年12月以来の安値3601円を付けました。ただ後場終盤には、円安や金上昇などに支援され、当限を除いて再びプラスサイドに切り返しました。パラジウムはNY高を受けて続伸しました。前日比は、白金が3円安~58円高、パラジウムが21~43円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、一般が大幅続落し、Nonは急反発です。為替は1ドル=104円台半ばまで円高に振れたものの、17日のシカゴが上伸したことで、Non-GMO、一般大豆ともにおおむね堅調に始まりました。そのあと一般大豆は大手商社の売りが嫌気されて、前引けで期中以降が急落、さらにシカゴの夜間取引の急落もあって、後場は軒並み大幅安となりました。大引けでは2本がストップ安です。一方、Non-GMOは期近の騰勢が強く、大引けで期近3本がストップ高となったことで、全体が大幅高水準まで引き上げられました。終値の前日比は、Non大豆が1470~4500円高、一般大豆は2700~2440円安です。

東京トウモロコシは総じて続落です。為替が1ドル=104円台半ばまで円高に振れたものの、17日のシカゴが、ドル安を背景にした原油などの他商品高に追随して急反発したことに支援されて始まりました。しかし、後場に入ると、シカゴの夜間取引が急落したことに圧迫されて、軒並みマイナスサイドに振れました。期近はこの日も商社機関店の売りが見られ、下げ幅が大きくなりました。一方、先限は唯一プラス引けしました。大引けの前日比は、730円安~170円高です。


<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から大幅上昇の105円前半で取引されています。欧州中央銀行(ECB)は、金融市場の緊張を和らげるため、米連邦準備理事会(FRB)、日銀、カナダ銀行、スイス国立銀行、イングランド銀行と協調して短期金融市場に翌日物のドル資金を供給すると発表しました。一方、FRBは世界の金融市場におけるドルの流動性改善のため、主要中央銀行との間で最大1800億ドルの暫定的為替スワップ協定を結んだと発表しました。こうした各国中銀の対応により、夕方の取引では英ポンド以外ほぼ全面的に円売りに傾いています。
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