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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は軒並み急反発です。原油は、NY原油が前日の東京市場の大引け時点から大きく上昇したことで買いが先行しました。その後は、夜間取引の下落と円高を背景に上げ幅を削りましたが、終盤から引けにかけ夜間取引の反転を受け、先限中心に一段高です。製品も原油高と円安から急伸して寄り付きました。上げ幅を縮小し、高値を離れたものの、終盤は堅調に推移しました。前日比は、ガソリンが740~1710円高、灯油が1510~2080円高、原油が800~2050円高です。


<国内金属市場>
金・銀は軒並み急反発です。金は米緊急利下げやそれを受けたドル安を背景に急騰したNY高を引き継ぎ、前場は値幅制限のない当限を除いてストップ高に張り付きました。後場には円高に圧迫されてストップ安から外れたものの、終盤にかけてはドル建て現物相場の上昇を背景に4・6月限が再びストップ高を付けました。銀もNY急騰を引き継いで軒並み急反発となり、総じて前日の下げ幅を帳消しにしました。前日比は、金が117~152円高、銀が15.0~26.1円高です。

白金系貴金属(PGM)は、急反発です。白金は米国の緊急利下げをきっかけに急反発した流れを受けて買い優勢で始まりました。その後は円高や金がストップ高から外れたことが嫌気されて大幅に上げ幅を縮小する場面も見られましたが、終盤には再び地合いを引き締め、軒並み通常の値幅制限を上回る急反発となりました。パラジウムも連休明けのNY市場で下げ一服となったことを受けて買い優勢となり、期中・期先がストップ高を付けました。ただ先限は高値を維持できず、上げ幅を削って取引を終えました。前日比は、プラチナが137~183円高、パラジウムが27~40円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、市場間まちまちです。一般大豆は拡大ストップ安を含む大幅続落も、Non大豆は逆に拡大ストップ高を含む反発相場となりました。一般大豆の12月先限が一代安値を更新しました。前場は、両市場とも反発しましたが、後場は円高や夜間取引安に一般大豆が下落しました。Non大豆も後場1節に一時崩れましたが、大引けにかけ持ち直しました。前日比は、Non-GMO大豆が1130~2100円高、一般大豆は2100~2020円安です。

東京コーンは総じて続落です。一時為替が1ドル=107円台まで円安に振れるなか、22日のシカゴは下落したものの、前日の夜間取引と比較して上昇していたことで堅調に始まり、前場は期近から大幅高となりました。しかし、その後為替が円高に振れたことや、シカゴの夜間取引が急落したことに圧迫されて、軒並みマイナスサイドに沈みまし。なお、今日は値幅制限が期近3月限が750円、他限月が1200円に拡大されています。大引けの前日比は、770円安~180円高です。


<外国為替市場>
午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ変わらず106円前半で取引されています。米国の緊急利下げでリスク回避の円買いが一服となり、外為市場では前日海外市場から東京市場の序盤にかけて円安が進んだものの、米利下げはサブプライムモーゲージ問題の解決にはつながらないとの見方などから、円は対ドル、ユーロなどでともに反発しました。

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