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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は総じて下落です。原油はNY原油の下落や場中の円高から期先中心に反落しました。終盤は夜間取引がしっかりと推移したことにも反応鈍く、先限が5万5000円割れ状態で推移しました。製品も灯油当限を除き下落し、終盤も反発力弱く、おおむね安もちあい商状です。製品の当限は納会前の玉整理からガソリンが下落、灯油は高く推移しました。前日比は、ガソリンが450~70円安、灯油が380円安~900円高、原油が870~260円安です。


<国内貴金属市場>
金はまちまち、銀は総じて続伸です。金はドル建て現物相場の上昇や円安を背景に軒並み2ケタ続伸で寄り付いた後、前場中盤には円ジリ高に圧迫されて期先がマイナスサイドに転落しました。後場はドル・円相場次第の動きとなり序盤は戻り歩調となりましたが、終盤の1ドル=106円台前半まで進んだ円高に圧迫されて再びマイナスサイドに転落する限月が続出しました。銀も一時は期先3本がマイナスサイドへ転落する場面がみられましたが、終盤の円高にもかかわらず底堅く推移し、先限を除いて続伸しました。前日比は、金が6円安~6円高、銀が2.2円安~1.9円高です。

白金系貴金属(PGM)は白金が続伸し、パラジウムは小反落です。白金は米株価急伸などに支援されて買い優勢で始まり、後場中盤まで堅調となりました。ただ、終盤にかけての円ジリ高や、円高を受けた金の上げ幅縮小が嫌気されて地合いを緩めたものの、押し目買いなどに下支えられました。パラジウムはNY安を引き継いで小反落となりました。前日比は、白金が45~57円高、パラジウムが6~1円安です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、まちまちです。一般大豆は続落も、後場は下げ幅を縮小しました。後場1節まで拡大ストップ高を含む大幅続伸となっていたNon大豆は、その後利食い売りに上値を削り、期中と12月先限など4限月が急反落しました。前日比は、Non-GMO大豆が2040円安~1790円高、一般大豆は770~110円安です。

東京コーンは総じて大幅続落です。為替が1ドル=106円台半ばで小動きとなるなか、23日のシカゴが軒並みストップ安の急落となったことに圧迫されました。ただ、シカゴの夜間取引が急反発していることが、下支え要因となりました。なお、独歩高の期近3月限は後場も急伸して、ストップ高で引けました。大引けの前日比は、670円安~500円高です。


<外国為替市場>
午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅上昇し、106円後半で取引されています。前日の米株高を受けて日経平均株価が一時前日比300円を超える上昇となり、ドル/円は前日海外市場でつけた2年半ぶり安値から2円を超えるドル高/円安に振れる局面もありました。その後、欧米金融機関の損失計上や金融保証会社の支援をめぐるうわさで上値の重い展開が続きました。しかし、午後に入ると、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)も意識され、リスク回避から全般的に底堅い値動きとなりました。
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