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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は急反発です。NY原油がガソリン在庫の大幅な減少を受けて急反発したことから、原油は買いが先行しました。製品も原油高を背景に急伸しており、ガソリンは期先2本がストップ高に張り付きました。なお、終盤は夜間取引が崩れたことで、灯油や原油は上げ幅を削りました。NY原油9月限は午後4時半ころ、一時127ドルに乗せましたが、維持できずその後、急速に値を削りました。前日比は、ガソリンが2550~2900円高、灯油が1270~1690円高、原油が40~2590円高です。


<国内貴金属市場>
金が続落、銀は軒並み反発です。金はNY安を引き継いで続落しましたが、寄り付き後は手がかり難から様子見ムードが強く安もちあい商状となりました。先限は一時3188円まで下落し、3200円台を割り込んだまま引けました。銀はNY高を背景に大幅高となり、先限は616.6円まで上昇し、今月23日以来の高値をつけました。前日比は、金が15~12円安、金ミニが15~12円安、銀が4.1~8.8円高です。

白金系貴金属(PGM)は、軒並み下落です。白金はNY市場でドル高を受けて下落した流れを引き継ぎ、売り優勢で始まりました。その後は買い戻しなどが入って先限が小幅高となる場面も見られたが、需要減少懸念が上値を抑えてもみ合いに転じました。終盤にも下げ幅縮小の動きがあったが、プラスサイドに反転する勢いはなく、2ケタ安です。パラジウムはNY安を受けて売り優勢となりました。前日比は、白金が48~14円安、パラジウムが38~17円安です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、総じて反発です。30日のシカゴ大豆が期先主導で反発したことを好感したもので、その後、夜間取引の小反落状態が続いたことから、割高感の強いNon大豆は10月限が大きく続落するなど上値を削る限月が目立ち、一般大豆は総じて寄り付き水準を維持して堅調に引けました。前日比は、Non大豆が750円安~1290円高、一般大豆は390~960円高です。

東京コーンは総じて続伸です。為替が1ドル=108円台前半で小動きとなるなか、30日のシカゴが、原油の急反発や、前日の引け後に発表された土壌保全計画(CRP)入り耕地の早期開放の見送りを受けて続伸したことに支援されました。場中は比較的小幅なもみ合いとなったが、大引けで期先から一段高となりました。先限は4万2000円台を回復し、一方、海上運賃の続落で期近は上値が抑えられました。大引けの前日比は、20円安~720円高です。


<外国為替市場>
午後5時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ同水準の108円前半で取引されています。薄商いのなか、きょうNY時間に行使期限を迎える108円ちょうどのオプションが話題となりましており、動きづらいということです。ユーロはユーロ圏CPIが欧州中央銀行(ECB)の上限2%をはるかに上回る年率4.1%となったことで堅調な推移を見せています。豪ドル、NZドルなど高金利のオセアニア通貨では、景気減速を背景に利下げ見通しが台頭しており、引き続き軟調な展開となっています。
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