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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は軒並み急伸です。原油はNY原油の急騰を背景に急反発しました。製品も原油高から急伸です。原油・製品ともに後場終盤には円相場の強含みや、夜間取引の軟化を受けて、上げ幅を削りました。NY原油4月限は午後4以降、軟調に推移して104ドル台前半で推移しています。前日比は、ガソリンが1190~1500円高、灯油が1740~2480円高、原油が1560~1810円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は、急反発です。金はNY急伸や円小幅安を受けて買い優勢で始まりました。その後は円安が一服して上値が抑えられましたが、原油高やユーロ堅調が下支え要因となり、もみ合いが続きました。銀はNY急伸を受けて買い優勢で始まり、一部限月がストップ高を付けました。その後は円安一服を受けて上げ幅を縮小しましたが、終盤にはドル建て現物相場の上昇などを受けて値幅制限のない期近4月限を除いてストップ高に張り付き、先限ベースで1984年7月以来の高値を付けました。前日比は、金が65~79円高、銀が40.0~49.5円高です。

白金系貴金属(PGM)は白金が総じて続伸し、パラジウムは続落です。白金はNY高や円小幅安を受けて買い優勢で始まると、期近・期先ベースで上場来高値を更新しました。ただ序盤の買いが一巡すると円安一服に上値を抑えられ、終盤にかけて先限がマイナスサイドに転じました。パラジウムはドル建て現物相場の上昇などを受けて高寄りしましたが、前日のストップ安で調整が警戒されるなか、利食い売りなどが出てマイナスサイドに転じました。前日比は、白金が20円安~45円高、パラジウムが52円安~変わらずです。


<国内穀物市場>
東京大豆は、Non-GMOが総じて反発し、一般大豆が総じて続落です。前場はシカゴ夜間取引高、コーンストップ高から買いが先行しましたが、後場は夜間取引が上げ幅を縮小したことから一般大豆が期近4月限を除きマイナスサイドに沈みました。Non-GMOは先限が780円安で引けた以外は、上げ幅縮小もしっかりと引けました。前日比は、Non-GMO大豆が780円安~1430円高、一般大豆は1110円安~20円高です。

東京コーンは大幅続伸です。為替が1ドル=103円台後半まで円安に振れたうえ、5日のシカゴが急伸して、この日の夜間取引も堅調に推移して、さらに海上運賃も大幅続伸となっていることで、買い一色の展開となりました。期近と期中中心にストップ高に張り付く限月が多くなり、1月限を除く5限月が一代高値を更新しました。大引けの前日比は、670~800円高です。


<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から円高が進み103円半ばで取引されています。日中は中国株の上昇などを手がかりに円が売られたものの、市場では引き続きドル売り圧力が強く、ユーロ/ドルは夕方の取引で1999年のユーロ導入来高値を更新し、主要6通貨に対するドルの値動きを示すドル指数.DXYも過去最低水準をつけました。
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