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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY原油市場>
朝方は一時125ドル台と軟調だったものの、好調な米経済指標や北海原油の上値目標を150ドルとする民間の強気見通しがサポートとなり、130ドル台を回復する動きとなりました。原油7月限は2.18ドル高の131.03で引けました。調整入りかと思われたマーケットは引続き底堅いようです。


<NY貴金属市場>
原油の下落やドル高を受け手仕舞い売りが先行し、NY金は大幅続落となりましたが、その後原油が反発したことで下げ幅を縮小しています。銀は連れ安となるも比較的底堅く推移、プラチナはバーゲンハンティングにより若干戻したものの大幅下落となりました。金8月限は7.8ドル安の905.0、銀7月限は5.0セント安の1741.5、プラチナ7月限は61.20ドル安の2066.9で引けました。但し、原油の反発を受けても戻りが鈍いことから買いのセンチメントは弱いようです。

 
<シカゴ穀物市場>
大豆は前日比変わらずで寄り付いた大豆は、軟調なコーンや小麦が圧迫要因となったものの、アルゼンチンでのストライキが再開されたことで米国産大豆の需要増加見通しにより堅調に推移しました。また、作付け進捗状況が遅れていることもサポートとなったようです。大豆7月限は25.0セント高の1372.75で引けました。今回のストライキは6月2日まで続く予定です。

コーンは夜間取引の流れを受けて軒並み安で始まりましたが、その後は原油価格の反発がサポートとなり、下げ幅を縮めました。今週末乾燥地域を除いて、作付けは完了に近づくとの見方です。平年より暖かい気候の影響によって、新しい発芽のピッチは速まっているようです。コーン7月限は3.0セント安の595.0で引けました。

小麦は軟質赤色の収穫遅れがややあるものの、冬小麦の良好な作況、また全国的な作況改善により大幅安ではじまり、中盤も軟調に推移しましたが、引けにかけては大豆高に追随して戻しました。小麦7月限は変わらずの759.0で引けました。豪産地で続く干ばつは取引に大きな影響を与えており、更に継続するとの見方です。 
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