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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY原油市場>
前日は急反発となったものの、本日は為替市場でのドル高や、月末を控えたポジション調整などにより軟調に推移しました。原油7月限は4.41ドル安の126.61で引けました。米石油消費量が減少しているとのエネルギー省からのレポートも圧迫要因となりました。原油在庫は890万バレル減少とのニュースは材料視されなかった模様です。

 
<NY貴金属市場>
ドルの急伸や原油の反落を受け利益確定の動きが先行し、NY金は大幅下落となりました。また、テクニカル要因や金6月限の受渡し通知が明日から開始されることも背景にあるようです。銀やプラチナは連れ安となっています。金8月限は23.2ドル安881.7、銀7月限は90.0セント安の1651.5、プラチナ7月限は76.7ドル安の1990.2で引けました。ドルが強含んでいることで、株式市場へと資金が流れてるようです。
 

<シカゴ穀物市場>
大豆は軟調なマレーシアパームオイルを背景に軟調に寄り付き、その後も原油や金の大幅下落を受け、大豆オイル主導で総じて軟調な動きとなりました。また、週末にかけての天候見通しが改善していることも圧迫要因となったようです。大豆7月限は50.0セント安の1322.75で引けました。本日は中国へ大豆13.2万トンの成約が伝えられています。また、アルゼンチンでのストは特に進展もなく行き詰っているようです。

コーンは昨日の軟調な流れを引き続き、軒並み安で始まりローカル売りなどより軟調に推移しました。原油価格の急反落の反落もマイナス要因となりました。将来的に米議会が投機売買を制限する可能性を懸念があり、また産地での作況が進展している模様です。コーン7月限は12.75セント安の579.75で引けました。

小麦は大幅安で始まり、ドルの急伸またエネルギー、貴金属市場など軟調な周辺市場に押されて続落しました。他穀物の下落、供給量の増加見通しも圧迫要因との見方です。ファンドトレーダーが月末には商品市場から撤退すること、またインデックスファンドの規制強化も懸念されており、さらに豪産地の降雨予測も影響したようです。小麦7月限は前日比15.5セント安の743.5で引けました。    
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