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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY原油市場>
為替市場でのドル安がサポートとなり、NY原油は堅調に推移しまた。今年に入ってのラリーの背景にはドルの対欧州通貨での下落傾向が大きな要因となっており、依然としてドルの動きがマーケットを大きく左右しています。原油7月限は0.73ドル高の127.35で引けました。一方CFTC(米当局)は原油価格が不当に吊り上げられていないかどうか調査を行っているとのことです。

 
<NY貴金属市場>
原油の上昇やドル安をサポートに、ショートカバーによる買戻しが先行しNY金は堅調に推移しました。月末ということも背景にあるようです。銀やプラチナも連れ高となっています。金8月限は9.8ドル高の891.5、銀7月限は35.0セント高の1686.5、プラチナ7月限は23.6ドル高の2013.8で引けました。引き続き、原油主導の展開が続きそうです。


<シカゴ穀物市場>
大豆は前日の流れを受け軟調に寄り付いたものの、アルゼンチンの生産者らは、政府による関税に関する改正の申し出を断るのではとの見方が広がったことがサポート要因となり、直後から軒並み高となりました。また、産地での降雨見通しによるコーンへの転作懸念もサポートとなったようです。大豆7月限は40.75セント高の1363.5で引けました。大豆の週間輸出成約は旧穀が24.56万トン、新穀が26.27万トンと予想レンジ内の結果となっています。

コーンは軟調に始まったものの、その後は週末前のポジション調整やドル安、NY原油高などがサポートとなり、急反発する動きとなりました。コーン7月限は17.0セント高の599.25で引けました。週間輸出成約は旧穀が47.7万トン、新穀が22.6万トンの好調だったこともサポートとなりました。また産地では大雨が観測されており、降雨は週末にかけても続く模様です。

小麦は大豆、コーンと共に寄付きより堅調に推移しました。昨日の年初来安値の更新のため、出来高は少なく、ほとんどはローカル、取引員筋による買戻しとの見方です。未だ続く豪産地での干ばつ、作付けの遅れもサポートとなったとの見方です。週間輸出成約は旧穀約3.5万トン、新穀は約90.5万トンと事前予想内でした。小麦7月限は前日比18.0セント高の761.5で引けました。
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