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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY原油市場>
バーナンキFRB議長による発言により為替市場ではドルが軒並み高となり、これを受けてNY原油は2週間ぶりの安値を探る動きとなりました。原油7月限は3.45ドル安の124.31で引けました。ドル安がインフレ進行を助長しているとの見方で、このドル安問題をどのように解決しようとするのかが注目されています。また明日の在庫レポートは、ガソリン在庫増加の見通しが出ています。


<NY貴金属市場>
バーナンキFRB議長がドル安に対する懸念についてコメントしたことからドルが急伸し、NY金は大幅安となりました。ドル高を受け原油が下落したことも圧迫要となったようです。銀やプラチナも連れ安となっています。金8月限は11.5ドル安の885.5、銀7月限は7.5セント安の1683.5、プラチナ7月限は17.4ドル安の1998.2で引けました。ドルのセンチメントが強まりつつあり、金の下振れリスクも高まっているようです。


<シカゴ穀物市場>
大豆はやや軟調に寄り付いた大豆は、中盤まではアルゼンチンのストライキ継続の話題や、週末にかけて北西部での湿った気候見通しをサポートに堅調に推移しましたが、その後は原油の下落を受け大豆オイル主導で反落しました。大豆7月限は6.0セント安の1359.5で引けました。なお、昨日発表された作付進捗率は69%と事前予想より若干遅れておりサポートなりましたが、コーンから大豆への転作の懸念もあるようです。

コーンは 作付けの遅れが懸念されていましたが、温暖な気候が圧迫要因となり、軟調に推移しました。コーン7月限は、9.0セント安の606.75で引けました。産地の北部では温暖な気候がサポートし作付けされたコーンの多くが順調に発芽しているようです。今後も大雨が観測されていますが、発芽を促進するためには、温暖な気候が必要となるようです。

小麦は干ばつが続いていた豪東部産地で降雨観測があり、また数日に渡って降雨予測が出たことで、ローカル、取引員筋による売りに一段安となりました。一部では遅れが見られるものの、米冬小麦の収穫進捗状況も圧迫要因との見方です。小麦7月限は前日比32.0安の750.5で引けました。
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