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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は総じて下落です。原油は、ドル・円相場が円安に振れたものの、NY原油の大幅続落を受けて売りが先行しました。製品も原油安を背景に急落、灯油は一部の限月が一時3000円を超す下げとなりました。ただ、後場の中盤より、夜間取引が強含んだことや円安が進行したことから、下げ渋りの動きにつながりました。NY原油7月限は午後3時過ぎに122ドル台を回復して、その後も徐々に引き締まりを見せました。ドル・円相場も1ドル=106円前後まで円安が進み、前営業日比は、ガソリンが1350~920円安、灯油が970~730円安、原油が690円安~240円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は、軒並み反発です。金はNY安となりましたが、円安に支援されて反発して始まり、その後は円ジリ安に支援されて上値を伸ばして全限月が2ケタ高となりました。ただ、終盤には円が約3カ月ぶりの水準となる1ドル=106円台まで下落したものの、ドル建て現物相場の急落に圧迫されて期先を中心に高値から値を削りました。銀はNY高と円安を背景に反発しましたが、上げ幅は限定的となりました。前日比は、金が6~21円高、銀が3.1~7.1円高です。

白金系貴金属(PGM)は白金が反発し、パラジウムは総じて続落です。白金はNY安も円安に相殺されて、期近高・期先安で始まりました。その後は原油軟調を背景に期近限月もマイナスサイドに転じる場面が見られましたが、後場終盤には約3カ月ぶりの水準となる1ドル=106円台前半まで進んだ円安を背景に全限月がプラスサイドに切り返して上値を伸ばしました。パラジウムは円安や白金の上昇にも反応鈍く、総じて続落しました。前日比は、白金が22~78円高、パラジウムが18~2円安です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、ストップ高を含み急伸です。夜間取引が続伸し、期中に続いて期近でも14ドルの抵抗突破をうかがう強気の展開となっていることや円安が好感されました。一般大豆5限月とNon大豆の期先2限月の合計7限月がストップ高に張り付きましたが、、Non大豆の期近と期中は後場、利食い売りにより上値を削りました。前日比は、Non大豆が1310~2000円高、一般大豆は値幅制限から外れている6月限の2210円高を除いて1600円高です。

東京コーンは期先から大幅続伸です。為替が1ドル=105円台半ばまで円安に振れるなか、4日のシカゴが反発して、この日夜間取引でさらに上伸したことに支援されました。また、大豆の騰勢も好感されて、軒並みストップ高に張り付く展開となり、結局、期中以降の4本がストップ高で引けました。また、期近以外の5本が一代高値を更新するとともに、先限ベースでの過去最高値も更新しました。大引けの前日比は、270~800円高です。


<外国為替市場>
午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅ドル高の105円半ばで取引されています。前日発表された米経済指標が事前予想を上回ってドルが買われた流れを引き継ぎ、東京市場もドルはしっかり推移しました。しかしドルが最近の取引レンジ上限に達した後に、一段と買いを進めるには手掛かりに乏しいとして、戻り売りも活発化。値動きは限られました。
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