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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY原油市場>
サウジアラビアが6月より日量30万バレルの増産を行うと発表したものの、世界石油の需要を満たすに十分かどうか懐疑的な見方も広がり、総じて堅調な動きとなりました。原油6月限は0.76ドル高の127.05で引けました。先週の米戦略備蓄の積み増し停止、サウジの増産など弱気ニュースも出ていますが、現在のラリーを抑えるにはさらなる弱気材料が必要との意見もあります。


<NY貴金属市場>
高止まりしている原油や、序盤軟調だったドルを背景にNY金は堅調に推移しましたが、その後経済指標の結果が好感されドルが強含んだことで利益確定の動きが先行し上値は限定されました。銀やプラチナは連れ高となっています。金6月限は5.9ドル高の905.8、銀7月限は6.8セント高の1702.8、プラチナ7月限は26.2ドル高の2158.2で引けました。ドルの地合いが強まっている中で、サポートとなっている原油が高値圏にあることから、積極的な買いは見られないようです。

 
<シカゴ穀物市場>
大豆はアルゼンチンでのストライキが解決に向かうとの見方から軒並み安で始まり、その後も総じて軟調な動きとなりました。現在行われてるストライキは明後日に終了する予定ですが、その後は政府側との話し合いに持ち込まれる見通しとなっています。また、コーンや大豆の作付けが順調に進んでいることも圧迫要因となったようです。大豆7月限は45.0セント安の1333.0で引けました。大豆の週間輸出検証は853.1万Buとなっています。

コーンは小幅安で始まりましたが、一時は作付け遅れの懸念もあり、一時堅調に推移したものの、引けにかけては再び軟化しました。7月限のコーンは、4.25セント安の586.75で引けました。引け後の作付け進捗率は73%と予想を下回るも、前週より大幅に進展しました。そして来週までには平年通りの作付けが進展するとの見方もあります。週間輸出検証は、2731万buと予想を下回りました。

小麦は夜間取引の流れを受け上値で始まり、最近の価格下落に対して消費国の引合いも強まっていることから、堅調に推移。小麦買い/コーン・大豆売りのスプレッドも目立ちました。アルゼンチン政府と生産者の間で未だに対立している関税、小麦輸出登録取止めの問題の影響で小麦播種が滞り、また在庫が輸出できない状況にあるとのことです。週間輸出検証は1200万Buでした。小麦7月限は前日比15.5セント高の791.0で引けました。
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