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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY原油市場>
為替市場でのドル安がサポートとなり、NY原油は一時127ドル台と高値を更新しました。原油6月限は2.17ドル高の126.29で引けました。GS社が今年後半には141ドルに達するとの強気見通しを発表したことも、上昇の背景にあります。石油価格の高騰を受けて米議会は米戦略備蓄への積み増しを停止し、一般への供給を増やすことを採決しています。


<NY貴金属市場>
原油高やドル安を背景にファンド筋による買いが入り、NY金は昨日に続き大幅上昇となりました。また、オプションに絡んだ動きやテクニカル要因もサポートとなったようです。但し、高値レベルでは週末の利益確定によりやや押されています。銀は連れ高、プラチナはテクニカル要因や南アでの電力問題がはやされ大幅上昇となりました。金6月限は19.9ドル高の899.9、銀7月限は27.5セント高の1696.0、プラチナ7月限は55.1ドル高の2132.0で引けました。 


<シカゴ穀物市場>
大豆はドル安に加えて、高値を更新した原油を背景に大豆オイル主導で軒並み高で始まり、その後は軟調なコーンが圧迫要因となったものの、アルゼンチンでのストライキが延長されたこともはやされ堅調に推移しました。また、マレーシアパームオイルの上昇もサポートとなった模様です。大豆7月限は30.5セント高の1378.0で引けました。米中西部では作付けに適した天候見通しとなっています。

コーンは堅調な動きを見せる大豆や小麦と同様に、ドル安や原油の上昇を受け、前半は強含んだものの、作付け進展の見通しより、後半にかけては軟化しました。7月限のコーンは8.0セント安の591.0で引けました。南東部では、不安定な天候になりましたが大部分ではコーンの作付けに好適な気候が続いています。東部では、これから降雨が予想されますが、来週まで引き続き乾燥の見通し。北東部では、来週に降雨が予想されていますが、それまでには多くのコーンが作付けされるとの見方です。

小麦はドル安、コーン、大豆、周辺市場の堅調な動きを受け、高値で始まり、中盤ではコーンの下落と共に軟化する場面もありましたが、後半は持ち直しました。昨日にかけてテキサス、デルタ、中央、南部小麦ベルトで降雨観測があり、この雨が小麦生育を促進するとの見方もあります。小麦7月限は前日比4.0セント高の775.5で引けました。 
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