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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は軒並み急伸です。原油は、円相場が強含んだものの、NY原油が史上最高値を更新したことなどを受けて大幅続伸しました。製品も原油高を背景に期先中心に急伸しました。原油・ガソリン・灯油のすべてが一代高値を更新し、すべての油種の当限と先限が、それぞれ期近ベース、先限ベースで上場来高値を更新しました。NY原油7月限は午後3時半ころから徐々に上昇しており、129ドル台半ばまで地合いを引き締めています。前日比は、ガソリンが1050~2520円高、灯油が2110~2700円高、原油が780~2350円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は反発です。金はNY高を背景に反発して始まりましたが、午後5時ごろまでは寄値を挟んでこう着状態となりまた。ただドイツの経済指標発表後のユーロ急伸に追随してドル建て現物相場が上昇したことから、大引けにかけて上値を伸ばし、総じて高値引けとなった。銀もニューヨーク高や金上昇に支援されて反発した。金・銀の4月先限が、それぞれ一代高値を更新した。前営業日比は、金標準が34~44円高、銀が11.5~18.2円高。

白金系貴金属(PGM)は白金が反発し、パラジウムは総じて続落です。白金はNY安や円高を受けて売り優勢で始まりましたが、金や原油の上昇が下支え要因となってプラスサイドを回復しました。後場に入ると、先限の7000円の節目が抵抗線となり、もみ合ったが大引け間際に急伸して総じて高値引けとなりました。パラジウムはNY安と円高を受けて軟調となり、総じて安値圏で終えました。前日比は、白金が14~52円高、パラジウムが30~5円安です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、総じて反発です。前場は、高寄りした後に円のジリ高を嫌気して続落圏に沈む限月が目立ちました。しかし、後場は円高が一服すると買い戻しが優勢となり、Non大豆の4月先限と一般大豆の10月限を除いて反発して大引けしました。前日比は、Non大豆が4月先限の120円安を除いて20~510円高、一般大豆は10月限10円安を除いて30~400円高です。

東京コーンは下落です。20日のシカゴは反発したものの、前日の大引け時点の夜間取引とほぼ同水準で引けたことや、為替が1ドル=103円台前半まで円高に振れたことで、寄り付きから総じて軟調に始まりました。後場に総じて一段安となり、期先から下げ幅が大きくなりました。期近は海上運賃の続伸に支援されてプラスサイドで推移したものの、大引けでマイナスサイドに振れました。大引けの前日比は、300~60円安です。


<外国為替市場>
午後5時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点からドル安/円高の103円前半で取引されています。米原油先物CLc1が1バレル=130ドルに接近し、過去最高値を更新したことで、ドル売り安心感が広がりました。ユーロはアジア勢の買いを背景に堅調でした。ユーロは5月独IFO業況指数が市場予想を大幅に上回り103.5となったことで、一時約1カ月ぶりの高値となる1.5739ドルまで上昇しました。通貨オプション市場ではボラティリティが上昇し、市場の円高警戒感の高まりを示しています。
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