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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は総じて大幅続伸です。10日のNY原油は反落したものの、為替が1ドル=102円台まで円安に振れたことで強弱感が交錯して、後場前半まではまちまちで推移しました。特に製品はこれまで灯油がガソリンに対して割高感を強めていた反動で、ガソリン高・灯油安で推移しました。ただ、NY原油の夜間取引が午後3時半以降に急伸したことで、後場後半には軒並み上げ幅を拡大する展開となり、灯油も期中以降がプラスサイドを回復しました。原油も後場後半に期先から上げ幅を拡大して大幅高となりましたが、ガソリン期先ほどの騰勢はありませんでした。前日比は、ガソリンが200~390円高、灯油が530~1230円高、原油が30円安~550円高です。


<国内貴金属市場>
金が小幅まちまち、銀は反落です。金はNY安となりましたが円安に支援されて続伸して寄り付きました。午後にはドル建て現物相場の下落に圧迫されてまちまちとなり、終盤は円高から小安くなる場面もありましたが、期先は小高く引けました。銀はNY安を引き継いで反落しました。終盤一段安となり、先限は一時590円割れとなり安値を離れました。現在の前日比は、金が1円安~9円高、金ミニが変わらず~3円高、銀が7.5~3.7円安です。

白金系貴金属(PGM)は白金が反落し、パラジウムは続伸です。白金はNY高や円安を受けて買い優勢で始まりました。しかし、7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)などを控えてポジション調整の手じまい売りが出て地合いを緩めました。後場はマイナスサイドでの取引となり、終盤は円小幅高から反発力弱く推移しました。パラジウムはNY高と円安を受けて続伸し、終盤もしっかり推移しました。前日比は、白金が39~22円安、パラジウムが9~30円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、市場間まちまちです。一般大豆はシカゴ高を好感してストップ高の続伸で、Non大豆は逆に、割高感の強まりから訂正安の動きが続き、総じてストップ安の続落となりました。前日比は、Non大豆が4月当限の310円安を除いて2000円安、一般大豆は値幅制限から外れている4月当限の3340円高を除いて1600円高です。

東京コーンは総じて反落です。為替が1ドル=102円台に入る円安となったものの、10日のシカゴが急反落したことに圧迫されました。前場は下げ幅が抑制されましたが、シカゴの夜間取引が軟化したことで、後場は下げ幅を拡大して、とくに期先3本が急落しました。なお、期近5月限は唯一プラス引けでした。大引けの前日比は、450円安~80円高です。


<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ変わらずの101円後半で取引されています。日経平均株価が前日比300円を超える上昇となったことなどを受けて東京市場では円安が進みましたが、夕方の取引では対ユーロでドル売りが強まり、ドル/円も反落しました。7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を控えて様子見ムードが強く、売買も方向感に乏しいものが多かったようです。
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