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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は石油製品が反落し、原油は総じて続伸です。原油は、NY高、円安から高寄りしたものの、利食い売りで上げ幅を縮小しました。後場は期近安も期中から期先はしっかりと推移し、小じっかりと引けました。ガソリン、灯油は高寄りしたものの、利食い売りから上げ幅を削り、後場は軟調に推移しました。ガソリン、灯油の新甫限月は発会値より値下がりして引けました。前日比は、ガソリンが680~560円安、灯油が680~410円安、原油が60円安~290円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、一般大豆の期近2限月を除いて反落しました。25日のシカゴ高と円安を受けて、両銘柄とも軒並み大幅高で寄り付きましが、Non大豆の2月当限が急落納会したことや、夜間取引が反落したことを受けて手じまい売りが先行しました。前日比は、Non-GMO大豆が1090円安で納会した2月限を除いて2100~1270円安、一般大豆は1510円安~1670円高です。

東京コーンは急反落です。為替が1ドル=108円水準まで円安に振れるなか、週明けのシカゴが急伸したことで、寄り付きで全限月が一代高値を更新しました。しかし、その後上げ幅を削る展開となり、シカゴの夜間取引が急落したことで、後場にはマイナスサイドに転じて大幅安まで崩れました。期先2限月はストップ安で引けました。大引けの前日比は、800~270円安です。


<国内貴金属市場>
 金・銀は軒並み反落です。金はNY安を引き継いで軒並み反落して寄り付きました。その後は円安一服や米議会によるIMFの金売却の承認示唆などを嫌気した手じまい売りに圧迫されて下げ幅を拡大し、先限は20日以来の安値となる3235円まで下落しました。銀は高を引き継いで期中・先の4本が一代高値を更新しましたが、後場には前限月がマイナスサイドに転落しました。納会限月を除いた前日比は、金が55~46円安、銀が2.8~0.9円安です。

白金系貴金属(PGM)は白金が大幅安、パラジウムはまちまちです。白金はNY安を引き継いで売り優勢で始まったあと、押し目買いなどが入って一部限月がプラスサイドに転じる場面も見られました。後場に入ると円安一服や金下落を受けて再び下落し、終盤には先限が7100円を割り込んだことによるテクニカル売りが加わって期先3本が3ケタ安の大幅安となりました。パラジウムはNY高を受けて続伸して始まりましたが、後場には白金の急落に圧迫されて期先3本がマイナスサイドに転落しました。納会限月を除いた前日比は、白金が125~93円安、パラジウムが35円安~10円高です。

<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ変わらず108円前半で取引されています。米金融保証会社(モノライン)救済への期待感などから前日海外市場では円が弱含みとなりましたが、東京市場では利益確定の売りに押され、ドル/円は小幅反落し、クロス円も高値圏で上値の重さが目立ちました。モノライン救済策も含め、市場ではサブプライムモーゲージ問題への懸念が依然としてくすぶっているとの指摘が複数出ています。
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