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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は油種間でまちまちです。ガソリンは期近中心に上昇、灯油・原油は軟調に推移しました。原油は、ドル・円相場が小動きとなる中、売りが先行しましたが、NY原油が夜間取引で引き締まりを見せたことから下げ渋りました。製品は前日の強地合いを引き継ぎ期近中心に高寄りしたものの、買い一巡後に値を削りました。ガソリンはその後、期近中心に上昇しました。新甫2008年7月限は、ガソリンが7万9510円、灯油は7万4840円でいずれも上ザヤ発会して、陰線引けとなりました。前日比は、ガソリンが10~780円高、灯油が290~120円安、原油が130円安~変わらずです。


<国内穀物市場>
東京大豆は、拡大ストップ2100円高を含む大幅続伸です。前日の軒並みストップ高の流れを引き継ぎ踏み上げ相場となりました。一時は一般大豆の12月先限を除き拡大ストップ高に張り付きましたが、後場2節からは利食い売りが優勢となる限月があり、上値を削る限月が目立ちました。前日比は、Non-GMO大豆は1180~2100円高、一般大豆は720~2100円高です。

東京コーンは続伸です。為替が1ドル=114円台前半で小動きとなるなか、25日のシカゴがクリスマスの祝日で休場したことで、決め手材料難のなか、大豆の急伸もあり前日の騰勢を引き継いだ展開でした。後場1節までは上げ幅を拡大しましたが、その後は大引けにかけて上げ幅を削りました。全限月が一代高値を更新して、1月先限は引き続き先限ベースでの上場来高値を更新しました。大引けの前日比は、120~350円高です。


<国内貴金属市場>
金、銀は続伸です。金はNY市場休場もドル建て現物相場の上昇から2けた高となり、期中8月限から先限までの3本が終値で3000円台を維持しました。銀は金高、ドル建て現物相場の上昇に支援され、堅調に推移し、期先の上昇が目立ちました。引けの前日比は、金が21~29円高、金ミニが21~25円高、銀が1.4~4.2円高です。

白金系貴金属(PGM)は、総じて続伸です。白金は欧米市場休場で模様眺めの商いとなるなか、前場で利食い売りなどに押されて下落しました。しかし、後場に入ると、金上昇につられて地合いを引き締め、先限ベースでの上場来高値を更新しました。パラジウムはまちまちで始まったのち、金上昇につられて買い優勢となりました。引けの前日比は、白金が1円安~20円高、パラジウムが5~15円高です。


<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前日ロンドン市場の午後3時時点とほぼ同水準の114円前半で取引されています。午前中に続き、年末年始を前に売買が交錯した。日銀の亀崎英敏審議委員が今後の金融政策運営に言及しましたが、外為市場の反応は限定的でした。一方、通貨オプション市場では、円高懸念がやや後退しているとの見方が出てきたようです。
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