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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY原油市場>
天然ガスの在庫増加レポートを受けてNY原油は一時121ドル台まで下落するも、依然として下値では投資人気が根強く、引けにかけてはほぼ変わらず付近まで戻す動きとなりました。最近のラリーに対して行き過ぎとの見方が広がりつつあるものの、テクニカル的には依然として売りシグナルが出ていないとの声もあります。原油6月限は0.10ドル安の124.10で引けました。 


<NY貴金属市場>
ドルが弱含んだことや原油の上昇を受け、NY金は序盤から堅調に推移し、その後はドルの反発や原油の反落により押される場面も見られましたが、ショートカバーによる買戻しの動きやテクニカル要因がサポートとなり終始堅調に推移しました。銀は連れ高、プラチナはバーゲンハンティングにより堅調に推移しました。金6月限は13.5ドル高の880.0、銀7月限は7.2セント高の1668.5、プラチナ7月限は37.7ドル高の2076.9で引けました。


<シカゴ穀物市場>
大豆は夜間取引の流れを受け軟調に寄り付き、その後も原油が反落したことや、アルゼンチンでのストライキ問題が解決に向かうのではとの見方が広がり急落しました。引けにかけては、大幅に反発したコーンに追随し、30セント以上戻しています。大豆7月限は32.0セント安の1347.5で引けました。大豆の週間輸出成約は旧穀が20.14万トン、新穀が300トンと予想レンジ内の結果となっています。

コーンは産地での乾燥温暖見通しより一時急落するも、後半にかけては大きく戻して、強含みました。コーン7月限は2.75セント高の599.75で引けました。週間輸出成約は旧穀が54.7万トン、新穀が13.9万トンで、期近主導で上昇した模様です。長期的にはエタノール需要の増加見通しより、底堅いとの見方も背景にあるようです。   

小麦は昨日の動きを引継ぎ小幅安で始まり、アジア・ヨーロッパの小麦増産への期待が圧迫要因となり軟調な動きでしたが、後半はコーン同様に堅調な動きに転じました。小麦7月限は前日比7.5セント高の771.5で引けました。週間輸出成約は旧穀12万トン、新穀44万トンと予想を上回りました。豪産地で続く干ばつが引続き懸念されています。
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