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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY石油市場>
続落するユーロドル、予想を上回る米国内失業率を受け、1ドル以上の続落となりました。米国内石油需要は1年前より3.5%の下落となり、ドル高が需要衰退への要因となっています。原油10月限は前日比1.66ドル安の106.23ドルで引けました。ハリケーン「アイク」は来週中頃にメキシコ湾に上陸するとの予測もあり、来週のOPEC総会などの動向が注目されます。


<NY貴金属市場>
不安定な株式市場などを背景に、金は一時堅調な動きとなったものの、ドル高が進行し、銀、プラチナの大幅下落もあり、金もマイナスサイドに転じました。金12月は0.4ドル安の802.8、銀12月は61.5セント安の1232.5、プラチナ10月は34.4ドル安の1367.8で引けました。工業用にも使われる銀、プラチナに対して、安全な投資先としての金への需要の違いが現れています。


<シカゴ穀物市場>
大豆は前日に続いてドル高、原油安の影響より軒並み安で始まり、終始軟調な動きとなりました。大豆11月限は58.0セント安の1177.0で引けました。投機資金の離散も指摘されており、豊作期待なども含めて先月の安値をうかがう展開となっており、同水準でサポートされるかどうか注目されるところです。

コーンは原油安とドル高の影響とファンド売りも目立ち、ストップロスの売りを巻き込み軟調に推移しました。コーン12月限は16.0セント安の548.5で引けました。アメリカ農務省によるとコーンの輸出成約は予測通りの20万トンで、2008/09の累積コーン売上は過去五年平均の18%に達しています。

小麦は継続するドル高、原油の続落を受け、コーン、大豆と共に軒並み大幅安で始まり、その後も小麦/コーンスプレッドが広がり軟調に推移しました。小麦12月限は前日比25.5セント安の751.5で引けました。週間輸出成約は約43.7万トン、2008/09年度累計成約は55.1%と今週も予想を大幅に上回りました。
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