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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は大幅続落です。ドル・円相場が円高に振れて、NY原油が前日の東京市場の大引け時点と比べて下落していることから、各油種ともに売りが先行しました。夜間取引が後場に入り、さらに下落したことで一段安となりました。その後、製品は安値圏でのもみ合いで推移しましたが、原油は終盤にかけて夜間取引が引き締まりを見せたことで、下げ幅を縮小しました。NY原油8月限は午後2時半ころ136ドルを一時割り込みましが、その後、終盤にかけて一時136ドル台後半まで上昇しました。前日比は、ガソリンが2140~580円安、灯油が1840~1420円安、原油が1510~790円安です。


<国内貴金属市場>
金がまちまち、銀は総じて続伸です。金はNY高も円高に圧迫されて軟調に寄り付きましたが、後場にはドル建て現物相場の堅調などに支援されて期近2本がプラスサイドに切り返してまちまちとなりました。終盤に円が小幅安となったが、期先は戻りが鈍く前日の終値近辺で引けました。銀はNY高を引き継いで、総じて続伸しました。先限は630円台を維持して引けました。前日比は、金が1円安~18円高、金ミニが1円安~18円高、銀が6.1~11.0円高です。

白金系貴金属(PGM)は、反発です。白金はイランのミサイル試射などを受けてNY市場で上昇した流れを引き継いで買い優勢となりました。後場に入ると、株高に振れたことや原油軟調が上値を抑える要因となり上げ一服となったが、期近高や場中の円の反落に支援され、しっかりです。パラジウムもNY高を受けて反発した。薄商いのなか、おおむね2けた高です。前日比は、白金が37~80円高、パラジウムが7~15円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、ストップ高を含む大幅高です。シカゴ大豆は8日に大きく下値を切り上げた後、9日も続伸し、半値戻しを達成しました。このため、下値不安が後退したとのムードが強まり、Non大豆の10・12月限がストップ3000円高を演じるなど軒並み急伸しました。前日比は、Non大豆が1480~3000円高、一般大豆は760~1240円高です。

東京トウモロコシは大幅続落です。為替が1ドル=106円台後半まで円高に振れているうえ、9日のシカゴが生育に適した天気予報などで続落し、前日の夜間取引と比較しても安かったことに圧迫されました。また、この日のシカゴの夜間取引がさらに崩れたことで、下げに拍車がかかり、7月先限は大引けでストップ安まで急落して、4万6330円の一代新安値を付けました。ただ、海上運賃の続伸で、期近の下げ幅は相対的に抑制されました。大引けの前日比は、800~240円安です。


<外国為替市場>
午後5時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時から強含み107円前半で取引されています。日中は手掛かり難から主要通貨は全般的に小動きでしたが、東京時間の終盤に実需とみられる大口のドル買い/円売りがみられ、ドルは上値を切り上げ、一時107.32円まで上昇しました。
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