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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は急反発です。為替が1ドル=104円台半ばまで円高に振れたものの、28日のNY原油が急伸して過去最高値を更新したことで、買い意欲が強まりました。前場は高寄り後は比較的もみ合いとなりましたが、後場は前半に騰勢を強めて急伸しましたが、後場後半に入ると、為替の円高傾向やNY原油の夜間取引が高値から急落したことで、後場前半の上げ幅の大半を失いました。ガソリンより灯油の上げ幅が相対的に大きくなりました。前日比は、ガソリンが20~650円高、灯油が180~750円高、原油が30~470円高です。


<国内貴金属市場>
金はまちまち、銀は軒並み反発です。金はNY高や円高一服を受けて軒並み反発し、小じっかりと推移しましたが、終盤に円高の進行を受け小安くなる限月が増え、期先は3300円台を維持できませんでした。銀はNY急騰を引き継ぎ、大幅反発となり、一代高値更新続出となりました。また先限は終盤に675.7円まで上値を伸ばしました。金が値を削りましたが、銀は軒並み2けた高を維持しました。前日比は、金が8円安~7円高、銀が10.9~15.5円高です。

白金系貴金属(PGM)は、軒並み上昇です。白金はNY高を受けて買い優勢で始まりました。その後は円高や金の上げ一服を受けてマイナスサイドに転じると、手じまい売りなども出て急落しました。しかし南アの供給不安で先高観が強く、後場に入ると、押し目買いなどが入ってプラスサイドを回復しました。終盤の円高にも地合いを緩めず、全限月2けた高です。パラジウムはNY高を引き継いで買い優勢となり、後場に入ると、値幅制限のない4月限と、10月限を除いてストップ高に張り付きました。先限ベースで2001年7月以来の高値を付けました。前日比は、白金が13~61円高、パラジウムが78~87円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、両市場とも期中の一部限月を除いて反発しました。前場は、強弱感が交錯し、まちまち相場となりましたが、後場は円高一服と夜間取引高を受け総じて引き締まりました。前日比は、Non-GMO大豆が10月限の10円安を除いて180~1620円高、一般大豆は8月限の130円安を除いて120~610円高です。

東京コーンは急反発です。為替が1ドル=104円台後半まで円高に振れたものの、28日のシカゴが急伸したことに支援されました。ただ、前場は大豆が急落したことで上値が比較的重かったようですが、大豆が大きく戻したことで、後場は上げ幅を拡大する展開となりました。大引けの前日比は、340~650円高です。


<外国為替市場>
15時現在のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から円高が進み、104円後半で取引されています。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言をきっかけに前日海外から強まったドル売りの流れが続き、ドル/円は午前の取引で一時104.57円まで下落しました。2005年5月以来、2年9カ月ぶりドル安/円高水準を更新し、午後にかけても弱含みが続きました。テクニカル上の節目となる105円台を割り込んだことで、市場では一段の円高が進む可能性が指摘されています。
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