商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は大幅続落です。NY原油が続落したことに圧迫されました。チャート悪化で製品の下げ幅が相対的に大きくなり、クラック・スプレッド(製品と原油のサヤ)がおおむね縮小しました。また、製品では相対的に灯油の下げ幅が大きくなり、これまで顕著だった灯油買い/ガソリン売りのストラドル商いの手じまいが連休前に出た可能性があるようです。前日比は、ガソリンが1440~900円安、灯油が1330~890円安、原油が830~300円安です。新甫10月限は発会値から450円高の6万8330円です。 <国内貴金属市場> 金・銀は軒並み反落です。金は円安となりましたが、NY急落を引き継いで軒並み反落し、先限は一時4月に付けた年初来安値2880円に迫る2882円まで下落しました。銀もNY安を背景に反落し、550円の節目を割り込みました。ただし金は終盤に現物相場の反転と円小幅安から軒並み下げ幅を縮小し、金先限は2900円台で引けました。現在の前日比は、金が40~22円安、金ミニが55~18円安、銀が24.5~11.3円安です。 白金系貴金属(PGM)は、急落です。白金は円安となりましたが、NY安を受けて売り優勢で始まりました。その後は連休前の手じまい売りなどが出て下げ幅を拡大し、後場に入ると、今夜の米雇用統計の発表などを控えて安値圏でのもみ合いとなりましたが、終盤は安値を離れ、先限は6000円台を回復して引けました。パラジウムもNY安を引き継いで売り優勢となりました。 下げ幅は縮小しましたが、先限は1400円が抵抗線となりました。前日比は、白金が189~160円安、パラジウムが57~25円安です。 <国内穀物市場> 東京大豆は、Non大豆の期中10月限を除いてストップ安です。後場は、前場寄り付きに上値を削った流れを引き継ぎ、週末特有の玉整理で一層売りに拍車がかかる展開となりました。Non大豆の期先3本が一代安値を更新しています。前日比は、Non大豆が軒並み2000~1850円安、一般大豆は軒並み1600円安です。 東京コーンは総じて反落です。為替が1ドル=104円台半ばまで円安に振れるなか、1日のシカゴは上伸したものの、他商品が軒並み下落したことや、シカゴの夜間取引が下落したことで、寄り付きは軟調でした。その後、夜間取引が戻したことで前引けでは小幅にプラスサイドを回復しましたが、夜間取引が再び軟化したことで、後場には総じてマイナスサイドに振れました。先限のみプラス引けして、この日の高値で引けました。大引けの前日比は、260円安~180円高です。 <外国為替市場> 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から、小幅高の104円後半で取引されています。上値を抑えられていましたが、午後4時前に一時105円を回復しました。市場の関心は、きょう発表される4月米雇用統計に向けられている一方、商品価格の上昇を背景に、ブラジルレアルやメキシコペソMXNなど中南米通貨の足元での強含みが目立っているようです。 PR ![]() ![]() |
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