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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は油種間でまちまちです。ガソリンは軟調、灯油は反発し、原油は続落です。NY原油が前週末、ドル高の影響で急落したことで、原油・製品ともに急落して寄り付きました。ただ、週明けの夜間取引がロシア・グルジア情勢に対する懸念などから上昇したことで、各油種ともに下げ渋りを見せました。前週に売り込まれた灯油は特に大きく戻しました。ガソリンの先限、灯油の期先3本、原油の期先2本が一代安値を更新しました。NY原油9月限は南オセチア自治州を巡るロシア・グルジアの軍事衝突に対する懸念から上昇しており、おおむね116ドル台で推移しました。前営業日比は、ガソリンが460円安~200円高、灯油が20円安~360円高、原油が440~210円安です。


<国内貴金属市場> 
金は総じて小反発し、銀は軒並み大幅続落。金はNY安を引き継いで売り先行となり、序盤は2ケタ安となりました。しかしドル建て現物相場がしっかりと推移していたことから下げ幅を縮小しました。後場に入り、小高くなった後、いったん小安くなりました。終盤は限月間で方向性を欠きましたが、8日の終値近辺で小じっかり引けました。銀は大幅安です。金の反転に支援され、下げ幅縮小も2ケタ安状態が続きました。前営業日比は、金が4円安~2円高、金ミニが4円安~2円高、銀が29.1~15.8円安です。

白金系貴金属(PGM)は、総じて続落です。白金はNY市場でドル高などを受けて下落した流れを引き継ぎ、売り優勢で始まりました。ユーロ安一服などを受けて下げ幅を縮小し、一部限月が後場でプラスサイドに転じるも売り圧力は強く、当限小幅高を除き2ケタ安です。パラジウムはNY安を受けて先限ベースで昨年8月22日以来の安値1173円を付けました。後場で他の貴金属の下げ一服につられて値を戻す場面がありましたが、反発力は弱く2ケタ安で引けました。前営業日比は、白金が59円安~6円高、パラジウムが55~34円安です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、総じてストップ安です。シカゴ大豆が前週末に軒並み急反落、新穀期近限月が11ドル台に沈んだ後、きょうの夜間取引でも小戻した後すぐに続落展開となりました。このため東京市場でも下値不安を引き継ぐ形となり、買い見送られて買いハナが埋まらず、両市場合計で9限月が前場からストップ安に張り付いたまま引けました。前営業日比は、Non大豆が3000~2030円安、一般大豆は2500~1800円安です。

東京トウモロコシは大幅続落です。為替が1ドル=109円台後半~110円水準までやや円安に振れたものの、8日のシカゴがドル高進展による商品全面安の流れで、大幅安となったことに圧迫されました。寄り付きは期近を除く5本が軒並みストップ安となり、そのあと一部外れたものの、後場に再び5本がストップ安となりました。しかし、結局大引けでは期先3本がストップ安となりました。なお、値幅制限の外れている期近はそれ以上の下げ幅となり、3万円台を割り込みました。また、期先2本が一代安値を更新しました。なお、今日は値幅制限が1000円となっています。大引けの前営業日比は、1240~770円安です。


<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点から小幅ドル安の109円後半で取引されています。前週末海外の流れを引き継ぎ、週明け早朝の取引ではドル買いが先行しました。ドルは対円で7カ月ぶりに対ユーロで5カ月半ぶりの高値を一時つけましたが、午後から夕方にかけては短期筋の利益確定と見られるドル売りが強まりました。前週末から急ピッチのドル上昇が続いた反動で下げも勢いづいており、市場では今後のドルの方向性をめぐる見方が交錯しています。
 
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