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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY原油市場>
朝方は堅調だったものの、ユーロが対ドルで急落したことを受けて、NY原油も大きく下押されました。IEAが世界石油消費量を日量8677万バレルと今年5度目の下方修正を発表したことも圧迫要因となりました。原油7月限は3.04ドル安の131.31で引けました。バーナンキ議長が利上げを示唆する発言をしたことがドル高要因となり、今後もドルの動向が注目されます。


<NY貴金属市場>
利上げ観測を背景に強含んでいるドルや、軟調に推移した原油が圧迫要因となり、NY金は大幅下落となりました。また、海外勢のファンド筋による売りも背景にあるようです。銀やプラチナもそれぞれ連れ安となりました。金8月限は26.9ドル安の871.2、銀7月限は57.5セント安の1663.5、プラチナ7月限は56.7ドル安の2002.9で引けました。テクニカル的な強気転換に失敗したことでも地合いが弱くなっているようです。


<シカゴ穀物市場>
大豆は需給レポートの結果を受け高寄りで始まったものの、その後は夜間取引で軟調だったパームオイルが圧迫要因となり大豆オイル主導で大きく売り込まれました。また、コーンの作付けが遅れていることから、大豆への転作懸念も圧迫要因となったようです。大豆7月限は引けにかけて値を戻し5.5セント安の1446.5で引けました。大豆の期末在庫は旧穀が1.25億Bu、新穀が1.75億Buと前月に比べ減少しています。

コーンは夜間取引の流れを受け、取引開始から高値で始まり、堅調に推移しました。コーン7月限は16.0セント高の673.25で引けました。USDAによる需給報告では、旧穀は14.33億buと上方修正される一方、新穀は6.73億Buと前回よりも下方修正されたことがサポートとなりました。

小麦は夜間取引の流れを受け上値で始まり、その後もローカルによる買いの先行、また対大豆のスプレッドなどにより堅調に推移しました。需給報告によると、2008/09年度期末在庫は先月よりやや多い4.87億Bu、同年度世界期末在庫は1.32億トン、世界生産量も6.63億トンに上方修正されています。小麦7月限は前日比20.5セント高の809.0で引けました。  
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