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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は総じて続伸です。原油は、ドル・円相場が円安に振れたことや、前日にストップ高張り付きで上げ残しがあったことから、買い優勢で推移しました。製品も同様に大幅上昇となりました。ただ終盤は上げ幅を縮小する動きとなり、灯油は期近7月限がマイナスサイドに軟化し、2番限以降は3ケタ高まで上げ幅を縮小しました。ガソリンも期近7月限が反落しましたが、2番限以降は堅調地合いを維持しました。ガソリンの全限月、灯油の3限月、原油の当限を除く5限月が一代高値を更新しました。また、ガソリン・灯油の当限が期近ベースで、3油種すべての先限が先限ベースで上場来高値を更新しました。前日比は、ガソリンが530円安~1550円高、灯油が170円安~760円高、原油が730円安~2510円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は、反落です。金はNY安を受けて売り優勢で始まりました。その後はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派発言をきっかけとしたドル高に圧迫されて下げ幅を拡大しました。後場に入ると、アジアの一部中銀のドル売り介入などを受けてドル高が一服し、もみ合いに転じましたが、欧州時間に入ると、ドル建て現物相場の下落につられて下げ幅を拡大しました。銀もNY安を引き継いで売り優勢となりました。前日比は、金が44~37円安、金ミニが41~21円安、銀が13.0~9.0円安です。

白金系貴金属(PGM)は、反落です。白金はNY安を引き継いで期近主導で下落して始まり、その後はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派発言を受けてドル高に振れたことから軒並みマイナスサイドに転じて軟調となりました。後場に入ると、ドル高が一服し、もみ合いに転じましたが、欧州時間に入ると、金下落などにつられて一段安となりました。パラジウムもNY安を受けて反落しました。前日比は、白金が142~114円安、パラジウムが35~6円安です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、総じて急落です。前場に堅調だった夜間取引が上値を削ったこともあり、前場からの利食い売りの流れが一段と強まり、一時はNon大豆の5限月がストップ安に急落するなど下げ幅が拡大しました。しかし、Non大豆は売り物一巡から大引けに値を戻し、期先は結局続伸して取引を終えました。前日比は、Non大豆が2000円安~1650円高、一般大豆は2200~900円安です。

東京コーンはまちまちです。期近および期中は軟調で、期先は小幅高です。為替が1ドル=106円台前半から後半まで円安に振れるなか、週明けのシカゴが続伸したものの、前日の夜間取引と比較して急落したことで、寄り付きは総じて軟調となりました。その後、期先からプラスサイドを回復する場面もありましたが、後場に再び売られました。しかし大引けでは再び戻して期先2本がプラス引けしました。大引けの前日比は、380円安~100円高です。


<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から上昇し、106円後半で取引されています。米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長のインフレ懸念に関する発言を受け、3カ月半ぶりの高値圏に上昇しましたが、午後はもみあいました。夕方にかけては欧州勢によるユーロ売り/ドル買いの動きが見られ、ユーロ/円の下落につながっています。短期筋のショートカバーが中心とみられているようです。
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