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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は総じて下落です。原油は、NY原油の反落を受けて売り優勢となり、おおむね4ケタ安です。ガソリンも原油安から反落しました。原油・ガソリンは安寄り後に一時地合いを引き締めたものの、後場に入り夜間取引の下落から一段安となりました。しかし、ガソリンは下値を切り上げ期近6月限が130円高、その他の限月は500円以内の下げで引けました。灯油は終盤に7、8月限がプラスサイドでしっかり推移する場面があったものの、引けにかけて売られ軒並み3ケタ安です。灯油は2番限以降の5本が一代高値を更新し、先限ベースでの上場来高値を更新しました。前日比は、ガソリンが410円安~130円高、灯油が850~140円安、原油が1460~990円安です。


<国内貴金属市場>
金は続落し、銀は反発です。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まりましたが、原油安に対する警戒感から序盤の買いが一巡すると上値の重い展開となり、後場に入るとマイナスサイドに転じて軟調となりました。銀はNY高を受けて反発し、先限ベースで約3週間ぶりの高値を付けましたが、金反落などを受けて上げ幅を縮小しました。前日比は、金が20~15円安、銀が11.1~17.0円高です。

白金系貴金属(PGM)は白金が反発し、パラジウムはまちまちです。白金はNY高を引き継いで買い優勢で始まり、先限ベースで約2カ月ぶりの高値を付けました。ただその後はユーロの上値の重さなどを受けてもみ合いとなり、後場に入ると、利食い売りなども出て上げ幅を縮小しました。パラジウムはNY高を受けて堅調に始まりましたが、他の貴金属の上値の重さを受けてまちまちとなりました。前日比は、白金が57~95円高、パラジウムが6円安~12円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、軒並み大幅続伸です。後場は、一般大豆の期近を除いて前場における期先主導のジリ高地合いを引き継ぎ総じて一段高しました。前引けに期先2本が拡大ストップ高となっていたNon大豆は、前日に続き軒並みストップ高に張り付きました。一般大豆も期先3本は大引けまでジリ高が続き、4月先限は連日の一代高値更新を演じました。前日比は、Non大豆が軒並み3000円高、一般大豆は190~2100円高です。

東京コーンは大幅続落です。為替が1ドル=103円台後半で小動きとなるなか、週明けのシカゴが急落して、今日の夜間取引でもさらに続落したことに圧迫されました。前場では期近の下げ幅が大きくなりましたが、後場は期先も下げ幅を拡大しました。大引けでは先限を除く5本がストップ安となり、先限も790円安とあと一歩に迫りました。大引けの前日比は、800~790円安です。


<外国為替市場>
午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅安の103円後半で取引されています。日経平均株価が堅調だったことからクロス円がしっかりした値動きを見せながらも、方向感を探る動きで午後はもみあう展開となりました。市場の関心は、きょう発表の欧米の経済指標と株価などに向けられているようです。

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