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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<NY原油市場>
中国が国内石油価格を大幅に引上げたことから、同国での需要が落込むとの懸念が広がり、NY原油は大幅下落。原油7月限は4.75ドル安の131.93で引けました。また中国はジェット燃料、電力料金の引き上げも行う見通しです。天然ガス在庫が増加したことも圧迫要因となった模様です。


<NY貴金属市場>
ドルが強含んだことや軟調な原油が圧迫要因となったものの、強気なモメンタムやテクニカルによる買いにより堅調な動きとなりました。また、オプションに絡んだ買いも背景にあるようです。銀は連れ高、プラチナは買われ過ぎとの見方から利益確定の動きが先行し軟調に推移しました。金8月限は10.7ドル高の904.2、銀7月限は13.0セント高の1747.0、プラチナ7月限は36.1ドル安の2055.8で引けました。


<シカゴ穀物市場>
大豆は夜間取引の流れを受け軟調に寄り付き、その後も大豆価格の高騰により需要が鈍化していることや、産地での天候が改善していることがはやされ軟調な動きとなりました。また、原油の下落を受け軟調だった大豆オイルも圧迫要因となったようです。大豆11月限は21.5セント安の1521.5で引けました。大豆の週間輸出成約は旧穀が17.12万トン、新穀が0.91万トンと減少しており、大豆オイルは900トンとなっています。

コーンは輸出成約は34.3万トンと前週より大幅減少となり、最近の価格高騰より消費国の需要が減退していることが圧迫要因となり、大幅下落となりました。コーン7月限は18.5セント安の727.75で引けました。また向こう10日間の産地の天候は平年を下回る雨量が予想されていることもマイナス要因となりました。

小麦は今年度小麦の豊作の見通しとコーンの軟調な動きを受け、軟調に推移しました。小麦7月限は前日比23.0セント安の881.0で引けました。週間輸出成約は53.8万トンと予想を大幅に上回りました。
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