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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は急反落です。為替が1ドル=107円台後半で小動きとなるなか、19日のNY原油が大幅安となったことで急落寄りしました。前場は値幅制限が小さいガソリンや原油を中心に軒並みストップ安となりましたが、NY原油の夜間取引が一貫して戻り基調となったため、後場はガソリン中心に下げ幅を縮小する展開となりました。今日は灯油とガソリンのストラドルが再び大きく縮小する展開となり、また、クラックもガソリンは拡大し、灯油は縮小しました。前日比は、ガソリンが1910~1670円安、灯油が2670~2420円安、原油が2080~910円安です。


<国内貴金属市場>
金・銀は堅調です。金はNY高を引き継いで軒並み上昇し、後場にはテクニカル買いも加わって上げ幅を拡大し、先限ベースで約3カ月ぶりの高値を付けました。終盤、円がジリ高となる場面もありましたが、ドル建て現物相場が900ドル台で堅調に推移したため、先限は3150円水準で推移しました。銀もNY高を背景に総じて続伸し、先限は610円台を維持しました。前日比は、金が37~49円高、金ミニが28~52円高、銀が1.8~9.0円高です。

白金系貴金属(PGM)は白金が続落し、パラジウムは軒並み上昇です。白金はNY安を受けて売り優勢で始まりました。序盤の売り一巡後は金堅調などを背景に下げ一服となりましたが、週末前の利食い売りも出てもみ合いとなりました。終盤の反発力は限定的でしたが、先限は7000円を維持して引けました。パラジウムはNY高を引き継いで総じて上昇しました。終盤も崩れることなく、先限は40円の上げ幅を維持し、今日の高値で引けた。前日比は、白金が64~17円安、パラジウムが1~40円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、総じて続落です。Non大豆の期近が、売り大手の買い戻しに反発したものの、他の限月はシカゴ続落を映して総じて大幅続落となりました。特に、一般大豆の期先は、後場に再び戻り売りの流れに傾き、拡大ストップ安まで急落して引けました。前日比は、Non大豆が1730円安~430円高、一般大豆は2400~1830円安です。

東京コーンは大幅続落です。為替が1ドル=107円台後半で小動きとなるなか、19日のシカゴが急反落となったことや、この夜間取引も下落したことに圧迫されました。一時は全限月がストップ安となりましたが、大引けでは期近9月限を除く5本がストップ安となりました。また、発会間もない7月先限が一代安値を更新しました。大引けの前日比は、800~750円安です。


<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅ドル安の107円半ばで取引されています。積極的な売買の手掛かりに欠く状況はこの日も変わらず、東京市場のドル/円は上下23銭の値幅にとどまりました。夕方の取引では、欧州連合(EU)首脳会議が欧州委員会に対し、原油高騰の影響を緩和するために税制措置を講じる可能性を検討するよう要請することが、ロイターが入手した草案で明らかになったことと、午後3時に発表された5月独生産者物価指数(PPI)が前年比6.0%上昇と2006年7月以来の高水準を記録したことなどが、ユーロ買いの手掛かりとなりました。

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