仏大手銀行のサブプライムに絡んだヘッジファンドの資金凍結が伝えられ、欧州市場に続いて米株式市場は急落し、リスク回避の動きより為替市場ではキャリートレード解消の動きが進みました。株安、ドル高よりNY金は急落、NY原油は夏場の需要期も終わりが近いとの見方より続落しました。
<米為替市場>
サブプライムローン問題が欧州にも波及していることが問題視されたことを背景に、NY市場は欧州時間の流れを引き継ぎ、円の買い戻しが優勢となりました。また、株式市場が急落しておりそれに連動する形でクロス円も急落し、現在ドル円は118.25、ユーロ円は161.85で推移しています。ユーロドルも軟調に推移し現在1.3675で取引されています。週末のポジション調整の動きにも注意が必要です。
<NY原油>
夏場の供給不安も遠退き、米景気後退による石油需要の減退の見通しを背景に軟調に推移し、約1ヶ月ぶりの安値を探りました。NY原油9月限は0.56ドル安の71.59ドルで引けました。サブプライムの問題や株式の下落から石油消費が低下し、経済が低迷するとの懸念が出ています。OPECは9月11日に会合を開く予定ですが、増産の可能性はないとの声もあります。
<NY貴金属>
ユーロが軟調に推移していることに加え、ダウが300ポイント以上の下落を見せるなど株式市場が急落しており、NY金は大幅下落となりました。銀やプラチナも連れ安となっています。また下落の背景には、サブプライムローン問題による損失をカバーする為に金などの貴金属を売っている投資家がいるようです。金12月は13.5ドル安の672.8、銀9月は46.5セント安の1270.5、プラチナ10月は15.8ドル安の1275.3で引けました。
<シカゴ大豆>
金曜日発表の穀物需給レポートを控えて、調整ムードが広が安り、小幅レンジに推移しました。大豆11月限は0.25セントの877.75で引けました。弱気なコーンと大豆オイルが圧迫する一方、堅調な大豆ミールと中西部の天候要因がサポートとなるなど、売り買いが交錯する動きでした。
<シカゴコーン>
前週に続いて週間輸出成約は133.6万トンと予想を上回り、寄付き後は堅調な動きとなったものの、その後は明日の需給報告を前に様子見ムードが広がり、大きく下押されました。為替市場でのドル高を受けて、商品市場全般が軟調だったことも圧迫要因となった模様です。
<NYコーヒー>
10日の9月限オプション納会を前に120を意識する動きとなり、2ヶ月ぶりの高値を探りました。コーヒー9月限は1.00セント高の119.50で引けました。ブラジルでは今年霜の被害はなかったものの、今後は9月から11月にかけての開花時期に向けて引続き天候状況が注目されます。
商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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